スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Q Who”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Q Who”を観ました。出ました、Qの三度目の登場。前回QはQの共同体から追放されていましたが、今回は何とエンタープライズ号のクルーにして欲しいと言って来ます。ピカードが断ると、Qはエンタープライズ号を何千光年も吹っ飛ばし、未知の宇宙空域に連れて行きます。そこにはボーグと呼ばれるサイボーグ的なエイリアンが居て、個々の思考は持っておらず種族全体で一つの意識を共有していました。彼らの内の一人がエンタープライズ号に侵入し、エンタープライズ号のシステムを調査しようとします。ウォーフがフェイザーのキルモードで最初のエイリアンを倒すとすぐに次のエイリアンがやって来て、これにはフェイザーも効かず、調査を終えると引き返していきます。エンタープライズ号はトラクタービームで捕らえられますが、フェイザーで反撃し相手の船にダメージを与えます。ライカーとデータ、ウォーフが相手の船に乗り込みますが、そこでは宇宙船の修理が猛スピードで行われており、そのために一時的にエンタープライズ号への注意が無くなっていました。3人をすぐエンタープライズ号に戻して、ピカードは全速力でそこを離れようとしますが、ボーグの船が追って来ます。しかもエンタープライズ号のシールドは3度の攻撃で無力化され、エンタープライズ号は危機に陥ります。ピカードは結局Qに助けを求め、Qはエンタープライズ号を元に戻します。しかしボーグによって18名の乗員が死んでおり、ピカードはQに感謝出来ず、Qは消えます。これによってボーグは連邦の存在を知ってしまい、やがて彼らが攻撃してくることが予知されます。ちなみにバーのアフリカ系アメリカ人だと思っていたガイナンは、実は何世紀も生きており、Qとも過去に2回会っているという、怪しげな過去が暴露されています。私はどうもこのQが出てくる話は好きじゃないです。

ウルトラマンAの「復讐鬼ヤプール」

ウルトラマンAの「復讐鬼ヤプール」を観ました。視聴率低迷対策なのか、今回初めてヤプール人が地上に隕石でやって来て、人間に化けて作戦を行います。TAC基地潜入は失敗しましたが、追跡して来た山中隊員と美川隊員の乗るTACパンサーを崖から墜落させ、美川隊員が死んでしまいます。と思ったら山中隊員が助けを呼びに行っている間にヤプール人が化けた青年が美川隊員を蘇生させます。美川隊員はその青年をすっかり好きになってしまいますが、その青年はブラックサタンという超獣の模型を幼稚園の子供達と美川隊員の手伝いで作ります。そして北斗がその青年の腕輪が基地に潜入したヤプール人と同じことに気付きますが、その青年の策謀で脚立から落ちて足を捻挫します。結局青年は人間でないことがバレますが、それはTACを呼び寄せるための罠で、子供達を人質にされ武器を捨てたTACの隊員の前にリアル化した超獣が現れます。ヤプール人のサポート付きの強力な超獣にAは苦戦しますが、女の恨みは怖いで、ヤプール人は美川隊員に倒されます。それでAは石油タンクの石油を超獣にかけ、雷を落して火を点け、燃え上がる超獣にトドメはメタリウム光線となかなか凝った倒し方でした。

トワイライト・ゾーンの”In Praise of Pip”

トワイライト・ゾーンの”In Praise of Pip”を観ました。このエピソードからシーズン5に入ります。放送は1963年9月で、そのためかベトナム戦争に関する話です。ピップと呼ばれる若い兵士がベトコンの罠にかかって重症を負います。医者の診断は死は時間の問題でした。ピップの父のマックスは競馬のノミ屋をやっていましたが、ピップのことは溺愛していました。マックスはジョージという若者に言葉巧みに誘って賭けさせますが、当然その若者は外します。賭けたお金はマックスの親分のところから借りたお金で返せないジョージは痛めつけられ、刑務所送りになりかけます。しかしその時にマックスに軍から電話があり、ピップが危篤であることを知ります。これまでの生き方を反省したマックスはジョージを助け、親分をナイフで刺して逃亡しようとしますが、自分も子分に撃たれます。マックスがよろめきながら昔ピップを週末に良く連れてきた遊園地の前に来ます。そこには何故か10年前の10歳のピップが彼を待っており、狂喜したマックスはピップと遊びます。しかしピップはもう死ぬのでサヨナラだと言い、姿を消します。マックスは神に対して自分の命を取って、その代わりにピップを助けてくれるよう祈り、そして倒れます。次のシーンでは杖をついているものの、無事に戻って来た20歳のピップが、遊園地で死んだ父を懐かしがっていました…
ということで良い話ですが、あまりに捻りがなさ過ぎです。ちなみに10歳のピップはトワイライト・ゾーン2回目のビル・マミー(宇宙家族ロビンソンのウィル役で有名)が演じていました。

ウルトラマンAの「天女の幻を見た!」

ウルトラマンAの「天女の幻を見た!」を観ました。河童やセミやホタルの次は何と天女!正確にはヤプール人によって破壊された乙女座の精、ということになっています。羽衣の話の一部を借りるのかと思ったらそれはなく、何と言うか今一つ良く分らない話でした。結局乙女座の精の願いで、ヤプール人からのコントロールを断ち切って元の姿に戻し、白鳥座に連れて行くことになりました、という決着です。しかし竜隊長が独身だったことが分ってびっくり。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Pen Pals”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Pen Pals”を観ました。エンタープライズ号が始めて人類として訪れた惑星系の全ての星で地殻変動が起きており、それを調査するためウェスリーがリーダーとして任務を命じられます。年上で自分より経験も深い部下を相手にウェスリーが如何に任務をこなすか、という話と、データがたまたまある星の住民である女の子と交信してしまい、それは連邦のPrime Directive(最優先指令:他の文明に干渉してはならない)違反行為になります。しかしデータの行動はエスカレートし、転送でその女の子の住処に降り立ち、またその子をエンタープライズ号にまで連れて来てしまいます。この辺りデータの行動はアンドロイドとは思えない支離滅裂さです。しかしピカードはデータの「気持ち」を尊重し、ウェスリーが地殻変動の原因を突き止めそれを止めることに成功します。女の子は記憶を消して元の住処に戻されます。しかしPrime Directiveの解釈を巡ってシビアな話も以前あった筈で、こんな風にいい加減な解釈の話を作るのはどうかと思います。

ウルトラマンAの「青春の星 ふたりの星」

ウルトラマンAの「青春の星 ふたりの星」を観ました。ウルトラマンAはこの辺り視聴率は低迷していたようで、例のブラックピジョンの回が15%で最低だったようです。そのせいなのか、もう脚本の質がとても低いです。このエピソードでも、北極星号という今は動かなくなってホテルとして使われている客船が何故か空を飛んでそれを偶然北斗が目撃するのですが、結局後で超獣が操って飛ばしていたことが判明しますが、ヤプール人がそれで何をしようとしていたのかはまったく説明されません。しかもレーダーに映らない理由も何も説明無しです。超獣も今回はセミの超獣ということですが、全体にセミらしい所はほとんど感じられませんでした。ただ一つの見所は、ウルトラマンタロウで東光太郎を演じる篠田三郎が、役名篠田一郎で出ているということだけです。しかしその篠田一郎も、おそらく船のオーナーでも無いのに、何故勝手に船を動かそうとしているのかが不明で(ホテルに使われているんだから当然オーナーがいる筈です)、最後に大学に戻る理由も説明不足です。要するに脚本がまるでダメということです。

トワイライト・ゾーンの”The Bard”

トワイライト・ゾーンの”The Bard”を観ました。売れない脚本家のジュリアス・ムーマーは、色々なアイデアを出しても受け入れられず、他の脚本家が考えた「黒魔術」についての脚本を書かせてもらうようにディレクターに頼みます。ムーマーは書店に行って黒魔術の本を買って来て家で実践していたら、何とシェイクスピアを召喚してしまいました。シェイクスピアは彼の望む通りのことをすると言うので、早速脚本を書かせてそれを自分の脚本だとして売り込み、映画にして貰えることになりました。しかしシェイクスピアの脚本は言葉の使い方は面白いものの、設定があまりにも時代がかっているため、多くの箇所が改変されていました。それをスタジオに見学に来て察知したシェイクスピアは彼を馬鹿にした主役の男優を殴り倒して、元の世界に戻ってしまいます。懲りずにムーマーは今度は「アメリカの歴史」というドキュメンタリーの脚本を書くことになり、再度黒魔術で今度は、リー将軍、グラント将軍、リンカーン大統領、ポカホンタス、フランクリンなどのアメリカの歴史上の有名人を多数召喚して…という話です。残念ながら、シェイクスピアは英語で読んだことはほとんど無いので、彼が書いた新しい脚本がいかにもシェイクスピア風なのかかと、その辺りがもっと分ればより楽しめたのでしょうが、まあそれなりに面白いエピソードではありました。

ウルトラマンAの「河童屋敷の謎」

ウルトラマンAの「河童屋敷の謎」を観ました。ホタル、鳩と来て、今度は実在しない河童の超獣です。それに河童なら子供達の尻子玉を抜く筈が、何故かおへそを取ります。それは雷様でしょ、と突っ込みたくなります。物語はいつも嘘ばかりついている少年がたまたま超獣を目撃するけど誰も信じない、という良くあるパターンの話です。エースは河童の超獣に対し、頭部の上のプールの水をウルトラ水流の逆で吸い上げ空にしてから倒すということで、ここは確かに河童です。しかしヤプール人はいつも何かの地球の生物を使って超獣を作っていますが、存在しない河童でどうやって超獣を作ったのかという謎が残ります。
それからやっと気付いたんですが、星児はウルトラタッチの時、「夕子!」と呼び捨てですが、夕子の方は必ず「星児さん!」ですね。あー、昭和だなあ…

スター・トレック・TNGの”The Icarus Factor”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”The Icarus Factor”を観ました。何と言うか、しょうもないファミリードラマでした。ライカーが昇進のオファーを受け、彼はアライズの船長になって遠い外宇宙の探査の任務を与えられました。そのブリーフィングにやって来た民間人は何と彼の父親でした。しかし二人はライカーの母親の死を巡って何かの対立があり、とほとんど美味しんぼの山岡士郎と海原雄山です。しかもご都合主義で父親は女医のプラスキとかつて愛し合っていたという設定です。それで最後は二人はアンボジツというおかしな日本風(?)の武術で戦います。見た感じだとアンボではなくタンポ槍での戦いのようでした。それで結局父親はずっとライカーに勝っていたけど、実はルール違反で勝っていたことが分って、それで何でかしらないけど二人は和解し、そしてまた理由不明でライカーは昇進を断ります。それに取って付けたように、ウォーフがクリンゴンの一種の成人になる通過儀礼のようなものをクラッシャーがホロデッキで用意してあげるというのがくっつきます。どちらかというとこちらの方がマシでした。

ウルトラマンAの「鳩を返せ!」

ウルトラマンAの「鳩を返せ!」を観ました。TACが無人観測機(今風ならドローン)を開発していて、北斗がそれに鳩の帰巣本能を利用したらと提案し、ある少年の愛鳩である小次郎で実験することになりました。しかし実験中に小次郎はヤプール人に拉致られ超獣に改造されます。ヤプール人が鳩という弱そうな生物を選んだ理由は、帰巣本能でTAC基地に行くだろうということですが、そこに巣があった訳じゃないんだけど…
という経緯の超獣ブラックピジョンは、しかしこれまで最強というぐらいの強さで、エースの光線技も一度受け止めてからそれをエースに投げ返す、ということで、山中隊員から「エースも今度は終わりだ」とまで言われてしまいます。そんなエースのピンチを救ったのが飼い主の少年で鳩笛で大空を舞え、と命令されてその通りにしようと後ろを向いた所をエースに倒されます。しかし、北斗が余計なアイデアを出さなければ鳩は死ぬことはなかった筈で後味の悪い回でした。