「帰ってきたウルトラマン」の「ウルトラ特攻大作戦」

「帰ってきたウルトラマン」の「ウルトラ特攻大作戦」を観ました。台風怪獣「バリケーン」が登場し、自由自在に台風を発生したり止めたりします。台風のエネルギーは核兵器何百発分だとか聞いたことがありますが、それを自由に操るのですから、最強の怪獣かも。それに対してベムラーと同じくスペシウム光線を簡単に吸収されたりして苦戦したウルトラマンは、怪獣が起す台風とは逆に回って風を相殺し、バリケーンを宇宙空間に飛ばしてやっつけます。なお、郷隊員がやたらと「自然の神秘」を口にしたり、伊吹隊長からウルトラマンに変身していた間どこに行っていたと聞かれて「神頼みしていました」と何か変なのですが、それもその筈、脚本が実相寺昭雄でした。怪獣が台風を起している間、東京のスモッグが無くなって空がきれいになったという逆説も実相寺昭雄氏らしいです。

「帰ってきたウルトラマン」の「この一発で地獄へ行け!」

「帰ってきたウルトラマン」の「この一発で地獄へ行け!」を観ました。何とキックボクサーの沢村忠が出てきて、しかも郷秀樹と対戦します。(いくらMATの隊員とはいえ、プロとアマチュアが対戦するなんてあり得ないですが。)ウルトラマンの能力を持つ郷隊員が本来負ける筈は無いのですが、ゲスト出演の沢村を立てるためか、郷隊員は真空飛び膝蹴りでノックアウトされます。それで最後の試合に勝とうとする中年キックボクサーが出てきて、勝ったらある女性にプロポーズしようとしています。その女性が何と郷隊員の彼女であるアキ。そのキックボクサーは郷からウルトラキックを教わりますが、結局アキの恋人が郷隊員であることを知り、意地でウルトラキックを使わず敗北します。それはいいんですが、この回ウルトラマンは怪獣グロンケンと何故かキックボクシングで戦い、最後既にブレスレットでグロンケンの首をはね、勝負はついているのにウルトラキックでダメ押しをします。変な話でした。なお、「帰ってきたウルトラマン」が始る前に同じTBSで沢村忠をモデルにした「キックの星」のアニメが放映されていました。今では沢村の試合はすべてプロレスと同じ八百長(あらかじめ勝敗が決まっているショー)だったことが分っています。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Heart of Glory”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Heart of Glory”を観ました。前にアンドロイドのデータが何故エンタープライズ号にいるか、という話がありましたが、今回はそのウォーフ版で、クリンゴン人であるウォーフが何故エンタープライズ号にいるかの謎が説明される回です。この物語の現在では連邦とクリンゴンは相互に協定を結び、お互いに平和裏に暮しています。しかし、クリンゴン人の本能には戦いがあり、平和に暮すことに耐えられない3人のクリンゴン人がタラリアン人の輸送船を奪い、新たな星の開拓を目指して逃走しようとし、その過程で追ってきたクリンゴンの宇宙船を撃墜します。エンタープライズ号はそういう経緯は知らず3人をエンタープライズ号に迎えます。しかし1人は傷ついていて亡くなります。ウォーフは同胞として残る2人の世話を買って出ます。2人はウォーフが何故エンタープライズ号で働いているのかを問い詰めますが、それは過去に戦いの中でウォーフが孤児になり、地球人に拾われて育てられスターフリート・アカデミーに入ってオフィサーとなったということでした。2人はウォーフにクリンゴン人の戦いの本能について説明し、仲間になるよう説得します。ウォーフは応じませんでしたが、結局2人は逃げ出し1人は撃たれて死にますが、もう一人は反物質エンジン室に入り、エンジンを破壊すると脅しながら脱出を図ります。ウォーフが説得に行き、結局その1人をフェイザーで撃ち殺すことになります。
まあ、ウォーフの葛藤は面白かったですが、もう少し深みが欲しいと思いました。ちょっとストーリーが単純過ぎるように思いました。

「帰ってきたウルトラマン」の「怪奇! 殺人甲虫事件」

「帰ってきたウルトラマン」の「怪奇! 殺人甲虫事件」を観ました。隕石と共に地球にやってきた宇宙昆虫ノコギリン、その姿は角が3本あるのを除けばクワガタムシです。これが電気カミソリやヘヤードライヤーのような音を出す機器を使っている人を、レーザー光線で襲います。郷の恋人のアキも、たまたまその宇宙昆虫が好きな口紅を付けていたため、2度襲われます。そして郷隊員がスペースレーザーガンで退治しようとしたら逆にそのエネルギーを吸収して巨大化します。初代ウルトラマンの時も2本角のアントラーに苦戦しましたが、今回もレーザーや角に苦戦します。しかし最後はブレスレットと光線技のコンビネーションでウルトラマンが勝ちます。

トワイライト・ゾーンの”I Sing the Body Electric”

トワイライト・ゾーンの”I Sing the Body Electric”を観ました。アウター・リミッツほどではないですが、暗い話も多いトワイライト・ゾーンの中ではほのぼの系のいい話でした。それもその筈、脚本は何とレイ・ブラッドベリです!これがレイ・ブラッドベリによるトワイライト・ゾーンでの唯一の脚本だそうです。
ロジャース氏は妻に先だ立たれ、残された女の子二人、男の一人の教育をどうするか悩んでいました。そんな時、雑誌にロボットのナースの広告があり、行ってみることにしました。そこでは眼や耳、髪の毛、腕といった各バーツを選んでそれを工場に送って組み立ててもらうことが出来ました。そしてある日、ロジャース氏の家におばあちゃんがやって来ます。このおばあちゃんがロボットでした。三人の子供のうち、二人はすぐにおばあちゃんになつきますが、アンだけはロボットのおばあちゃんを拒否します。アンは無くなった母親が嘘をついて自分を残してどこかに行ってしまったと思っており、新しく来たおばあちゃんもいつかどこかに行ってしまうと思って拒否していました。しかしロボットは車に轢かれますが、傷つきもせず、「私は不死身よ」と言い、アンも心を許すようになります。ロボットおばあちゃんは理想的なナースとして子供達を教育し、ついに三人が大学に入るため家を離れる日が来ます。おばあちゃんは三人に別れを告げてロボット会社に戻ります。
アンを演じていた子役が、アンジェラ・カートライトにそっくりだったのですが、年齢が合わないな、と思っていました。調べたらこの子役はアンジェラのお姉さんのヴェロニカ・カートライトでした。似てる筈です。

「帰ってきたウルトラマン」の「ふるさと地球を去る」

「帰ってきたウルトラマン」の「ふるさと地球を去る」を観ました。南隊員が小さい頃「じゃみっ子」(糸を吐かない役立たずの蚕のこと)と呼ばれていじめられていた、先生からも叱られてばかりいた、という意外な過去が明らかにされます。それはいいんですが、怪獣ザゴラスが出現した村に、自分とおなじように「じゃみっ子」と呼ばれている六郎がいるのを見て、マットガンを盗んだ六郎に怪獣と戦わせようとする南隊員。しかも結局隕石が空中に飛び上がり、それに載っていた二人は墜落します。ウルトラマンがブレスレットで助けたから良かったものの、もし二人とも死んでいたら、MATの責任は重大と思いますが…
ザゴラスは隕石に含まれていた放射性物質で何かの生物(サンショウウオみたいな顔していますが)が巨大化したというゴジラみたいな設定です。ブレスレットは二人の救出用に使ってしまったので、どうやって倒すのかと思ったら、怪獣と隕石を高速で激突させるという裏技でした。どうも記憶ではブレスレットを得てからは無敵になったと思っていたんですが、実際に観直してみると、すっきり勝つ回はほとんどないですね。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Coming of Age”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Coming of Age”を観ました。何と言うか良く分らないストーリーで、まずはピカードの長年の友人の提督のクィンが突然エンタープライズ号にやって来て、エンタープライズ号で何か不正が行われている可能性があるので調査を行う、と宣言します。そしてその部下のレミックがスタッフ一人一人に、ピカードの船長日誌の内容が正しいかどうか根掘り葉掘り聞いていきます。その高圧的な態度にスタッフはフラストレーションを募らせていきます。最終的には不正はまったく見つからなかったと、レミックはクィンに報告します。クィンの本当の目的は、最近連邦の中に様々な政治的な陰謀があるため、ピカードを提督に昇進させ、同時にスターフリートアカデミーの校長にし、自分の側に置いておこう、というものでした。しかしピカードはエンタープライズ号の現場に留まることを選びます。一方で、ウェスレーがスターフリートアカデミーの試験を受けますが、後一歩という所で落ちます。ピカードはウェスレーを慰めるため、実は自分も一回落ちた過去を打ち明けます。
という話ですが、ウェスレーがアカデミーの試験を受けるのと、ピカードが校長になるというのがまったく関連のない話になっているのがイマイチと思いました。校長を引き受けたら、ウェスレーを特例に合格にするとかいう裏取引がある、とかの方が話によりまとまりがあったと思います。

ひかりTV(ドコモ)という最悪のサービス

今回購入した新居が、山の中で地デジの難視地域にあたります。一応藤野中継局というアンテナが新居から900mくらいの山の上に立っているのですが、アンテナ屋さんに来てもらって電波強度を測ってもらったところ、山蔭になるため最低でも35dBくらい欲しいのが21dBしか出ないということで、アンテナは断念しました。

それでTVをネットにつないで地デジを観るドコモの「ひかりTV」というのに申し込んだのですが、契約して2か月ぐらいで解約しました。まずは最初の説明だと、チューナー(セットトップボックス)をネットにつなぐだけでOKですよ、という説明でしたが、これが大間違いでIPV6接続というあまり一般的ではない設定でつなぐため、WiFiルーター(ASUS)経由でつなぐのに非常に苦労しました。サポートに聞いても、「ONUとルーターとチューナーの電源を抜いて10分ぐらい経ってから入れなおしてください」と言うだけで何の役にも立ちませんでした。結局Webで調べてASUSでIPTVを使う設定が分かったので、それを設定し取り合えずルーター経由で地デジを観られるようになりました。

ところが、回数で3回目、累計で5時間くらいしか使っていないタイミングで、地デジ視聴中に急にチューナーが落ち、そのまま電源を入れなおすことも出来なくなりました。サポートに問い合わせたら、例によって「電源を入れなおして…」かあるいは向こうから電話するので候補日時を3つ挙げろ、とかそういう回答だけでした。明らかにチューナーの故障なんで代品を強く要求し、やっと送ってもらいました。しかし今度は、最初にdアカウントでログインして使用開始するところで、DNSの名前解決エラーで先へ進めませんでした。これはきっと前のチューナーでの設定が残っているのだろうと、サポートに言ってそれを解除してもらいましたが、それでもつなげるようになりません。
それでドコモのサポートというのが、メールで問い合わせる度に担当者が変わり(つまり人数はかなり沢山いる)、しかもそれまでのやり取りの履歴をまったく参照せずに、不具合の詳細を教えろとか、「電源を抜いて…」とか、「電話するので候補日時を3つ…」を繰り返すだけでした。
それで分かったのが、このサポート部隊はおそらくドコモの携帯のサポート部隊と同じであり、ひかりTVについてはマニュアルがあってそれに書いてある回答をしているだけだということです。しかもCRM(顧客情報管理システム)みたいなものも使っていないようでやり取りの履歴が共有されておらず、本当に最悪のサポートでした。

ドコモについては、昔携帯電話の仕事をしていた時に、新しい携帯の機種のチェックのため半年だけ契約したことがあったのですが、それを解約する時「(短期の解約者として)ブラックリストに載りますけどいいですね」みたいな脅しを受けたことがあり、元々非常に悪い印象を持っていましたが、今回の件でその悪い印象が更に強くなりました。なお、「ひかりTV」の評判について検索してみましたが、「故障が多い」ということで納得しました。

結局、地デジについては、考えてみればNHKしか観ていないので、NHK+というWebブラウザーでNHKの番組を観るサービスに申し込みました。実際は30秒遅れの配信で、また高校野球など一部のコンテンツは配信されていませんが、私は朝の「おはよう日本」と日曜日の囲碁番組を観ているだけなのでこれで十分です。

「帰ってきたウルトラマン」の「戦慄!マンション怪獣誕生」

「帰ってきたウルトラマン」の「戦慄!マンション怪獣誕生」を観ました。元祖ウルトラマンでガヴァドンという子供達が塀に書いた落書きが宇宙線を浴びて怪獣になる、という話がありましたが、これはその二代目ウルトラマン版です。最初は弱かった宇宙怪獣を、少年がアイデアを出して、その通りに怪獣が進化していきます。それで結局巨大化して暴れ出した怪獣キングスロンに対し、ウルトラマンも例によって苦戦しますが、怪獣をそもそも強化したその子供が、ウルトラマンに怪獣の弱点を教えてようやくウルトラマンが怪獣を倒す、というありがちの展開でした。この戦いではウルトラマンは肝心のブレスレットを落してしまったりします。後、ついでですが、二代目ウルトラマンの戦いって、何故か無駄なジャンプとかの不要な動きが多すぎるような気がします。この辺りも「弱いウルトラマン」というイメージに貢献しているような気がします。

トワイライト・ゾーンの”Young Man’s Fancy”

トワイライト・ゾーンの”Young Man’s Fancy”を観ました。結婚したばかりのヘンリエッタ夫婦が、結婚式の後、夫の生家に戻って来ています。そこはその夫の母親が一年前に死ぬまで住んでいた家で、その夫が育った場所でした。夫婦はその家を売却するつもりでしたが、家の中に入った夫は、昔の母親との思い出の品物を多数見つけて、その家を売るのを段々渋るようになります。そしてやって来た不動産屋に、ハネムーンから戻るまで待ってくれるよう言います。しかし結局彼は家を売ることを止めてしまいます。奥さんはそこに現れた夫の母親の亡霊(?)に、その息子を昔に戻すことは止めてくれるよう頼みますが、母親は自分がそうしたのではなく、息子自身の希望なのだと言います。そしてやって来た夫は、すっかり少年に戻ってしまっていて、妻に対しもう用は無いので出ていくように言います…
まあ何と言うか妻対姑のバトルをSF調に表現した感じのドラマでした。しかしトワイライト・ゾーンもこの辺りかなりマンネリです。