スター・トレックの第3シーズンの”The Mark of Gideon”を観ました。エンタープライズ号は惑星ギデオンとの外交交渉に来ています。ギデオンはまだ連邦に入っていません。ギデオン側は、連邦側で一人だけが交渉に来るように言い、カーク船長を指名します。カークは指定された座標に転送装置で移動しますが、しかしそこはまたエンタープライズ号の中でした。ただ、クルーは誰もいません。カークは船内を彷徨う内に、もう一人オドンナという女性を発見します。彼女はギデオンという名前を知らないと言い、ただとても人口が多く混雑していてプライバシーを持つことが出来ない星から来て、カークと二人だけで過ごせることを幸福だと言います。その内船外から奇妙な音が聞こえ、カークとオドンナは船外から覗いている20人くらいの人々を発見します。そうこうしている内に、オドンナはカークの血液中の何かのウィルスに感染し高熱を出します。カークはオドンナをシックベイに連れて行きますが、そこにギデオンの大使のホーディンを発見します。すべてはギデオンの企みで、ギデオンは以前は天国のような星だったのが、病気も無く人々が非常に長生きすることになった結果、人口が爆発し、住む場所に不足するようになっていました。そこでカークからウィルスを仕入れて、それによって病気になって人々が死ぬことで人口を調整しようとしていました。オドンナはホーディンの娘でした。その内スポックがギデオンの嘘を見破り、カークを追ってやってきます。そこのエンタープライズ号は正確なレプリカでした。カーク達はオドンナを本物のエンタープライズ号に連れて行ってマッコイに治療させます。オドンナは結局カークと別れ、自分の体の中のウィルスを使って人口を調節しようとします。
どうでもいいですが、第3シーズンは今回のようなカークとある女性とのラブシーンが多いですね。映画の007シリーズの影響でしょうか。
なお、タイトルのギデオンというのは旧約聖書に出て来る士師の一人でイスラエルの敵を打ち倒しますが、増長して姦淫にふけり、多数の妻を得て70人もの息子を作ったという男です。ギデオンの星の人口増加にかけているんでしょう。
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キャプテン・スカーレットの”The Heart of New York”
キャプテン・スカーレットの”The Heart of New York”を観ました。今回のミステロンズの予告は「ニューヨークの心臓部を破壊する」でした。その前に泥棒3人組がスペクトラムの資料室に忍び込み、大金があると思って大金庫の扉を爆破して開けますが、中にあったのは書類だけでした。しかし機密書類を読んで、ミステロンズの能力を知ります。それでミステロンズの攻撃を利用して、避難して誰もいなくなったニューヨークのある銀行の大金庫を破ろうとします。しかしそれは逆にミステロンズに操られているキャプテン・ブラックに利用され、3人は銀行の大金庫に閉じ込められたまま爆破される、という話です。まあミステロンズ側からすると成功なのかもしれませんが、「ニューヨークの心臓部」という割りには、戦果がチャチなような気がします。カーネル・ホワイトはまんまとミステロンズに目的を達成されておいて「地球人が皆あの3人組のように強欲ではない」と負け惜しみを言います。
スター・トレックの第3シーズンの”Let That Be Your Last Battlefield”
スター・トレックの第3シーズンの”Let That Be Your Last Battlefield”を観ました。エンタープライズ号は惑星アリアナスで疫病が流行ったのを消毒するためにそこに向かっている途中で、数日前に盗まれた連邦の脱出シャトルが宇宙空間に漂っているのを発見し、牽引ビームで収容すると、その中には窒息しかけた、惑星シェロンから逃げて来たロカイという男がいました。ロカイは体の左半分が黒で右半分が白でした。そうしていると今度はまた別の見えない宇宙船がエンタープライズ号にぶつかりそうになりますが、ぶつかる寸前に宇宙船は消え、代わりにやはりシェロンの男であるベレがエンタープライズ号に転送して来ます。ベレはロカイがシェロンの政治犯であるといい、惑星シェロンに行くように依頼します。カークはアリアナスへ行きその後は第4ベースに戻って二人を引き渡すといいます。そうするとベレは何かの力でエンタープライズ号の制御を奪い、エンタープライズ号はシェロンに向かいます。しかしカークはエンタープライズ号の自己破壊コマンドを発動させ、カーク、スポック、スコッティがそれぞれ暗号を言うことで、エンタープライズ号は爆発寸前になり、ベレが折れて、エンタープライズ号はアリアナスに向かいます。そこで消毒を終えて第4ベースに戻ろうとしたら、ベレは自己破壊装置を破壊し、エンタープライズ号を再び惑星シェロンに向かわせます。ベレはロカイとは黒白が左右逆で、二つの種族はベレの種族がロカイの種族を長年奴隷にして搾取して来ていました。しかし、シェロンに近づいてみると、そこでは二つの種族の間の最終戦争が勃発してしまっており、惑星上に生存者はいませんでした。それでも二人はお互いに争いを続けながら、転送装置でシェロンに降りたって行った、というものです。ロカイとベレの色の違いは、エンタープライズ号のクルーは最初は誰も気がついていませんでした。またエンタープライズ号の自爆システムが最初に出てきたエピソードです。
キャプテン・スカーレットの”Shadow of Fear”
キャプテン・スカーレットの”Shadow of Fear”を観ました。スペクトラムはミステロンズへの反撃のため、オペレーション・ソードを実施します。それは小形衛星を火星の月であるフォボスに着陸させ、そこから火星表面の写真を撮って地球に送ることでした。最初の衛星はミステロンズ側に破壊されますが、2回目のは無事フォボスに着陸し、写真を送る準備が完了しました。その送って来た写真を受ける基地がヒマラヤの中にあり、クラウドベース(今回初めてクラウドベースが自分で移動します)もそこに移動します。しかし研究者の一人が火星を望遠鏡で観察している時に、火星からの不思議な光で殺され、ミステロナイズされます。彼はレーダーアンテナの回転装置に爆弾を仕掛けます。その研究者が基地から逃げ出したのをスペクトラムのヘリが追いかけ発見し、キャプテン・スカーレットとキャプテン・ブルーが追い詰め、射殺します。しかし結局アンテナの回転開始で爆薬が作動し、基地は完全に破壊されます。カーネルホワイトはそれでもオペレーションソードはまだ続くといいます。ということでまんまとミステロンズの破壊工作が成功するという不思議なエピソードです。
スター・トレックの第3シーズンの”Whom Gods Destroy”
スター・トレックの第3シーズンの”Whom Gods Destroy”を観ました。カークとスポックがエルバ3という惑星に降り立ちます。そこは連邦で犯罪性の精神疾患者を収容する星でした。目的は新たにそういう患者を治療する特効薬が開発されたのでそれを届けるためでした。しかしそこの医者は実はガースという元スターシップの艦長が姿を変えて化けていたものでした。ガースは教科書にも載っているような模範的な船長でしたが、ある怪我が元で精神錯乱を起こし、この星に収容されていました。カークとスポックは捕らえられます。ガースは自分が宇宙の支配者だと言い張ります。ガースはカークに化けて、エンタープライズ号に乗り込もうとしますが、スコッティが要求したチェスに関する合言葉を言うことが出来なかったため、乗り込みは不成功に終りました。ガースはカークを苦痛を与える椅子に座らせ合言葉を聞き出そうとしますが不成功に終ります。続いてマータという女性を使ってカークを懐柔しようとします。そこにスポックが現われ二人は制御室に向かいますが、そのスポックはガースが化けた者でした。本物のスポックは気絶した振りをしてヴァルカンピンチで見張り2人を倒し制御室にやって来ます。そこでは2人のカークが争っていてどちらが本物か分かりません。スポックは結局最後に「2人とも撃て。それがエンタープライズ号を救う唯一の方法だ」と言ったのが本物と見破ります。これはソロモン王が一人の子供を2人の母親がどちらもが自分の子供だといって争った時に、2人で子供の引っ張り合いをさせて、子供が痛がって泣いたので思わず手を放した方を本物と判定したのに良く似ています。(この話は大岡政談にも使われています。)
キャプテン・スカーレットの”Avalanche”
キャプテン・スカーレットの”Avalanche”を観ました。珍しくキャプテン・スカーレットが普通に主人公で死ぬような目に遭わずに活躍します。ミステロンズの今回の標的は、極北の地にある対外宇宙防衛ラインの基地です。基地に資材を届けるスノーモービルの運転手がミステロナイズされ、基地の空調システムに酸素を奪う薬品を投入し、基地のスタッフを窒息死させます。この手口で2つの基地がやられ、対外宇宙防衛ラインの司令官は、もう1回やられたら火星に対しミサイルを発射すると言い張ります。カーネルホワイトはそんなことをしたらミステロンズがどんな報復攻撃に出るか分からないとして、キャプテン・スカーレットにスノーモービルを追跡させます。次の標的は防衛ラインのメインの基地です。しかしキャプテン・スカーレットが運転するSPVは、スノーモービルが撒いた液体酸素で路面が完全凍結し、スリップして動けなくなります。しかし何故だかキャプテン・スカーレットは先回りし、基地の前で道の両脇にある雪山を銃で撃って、人為的な雪崩を起してスノーモービルを脱線させ破壊します。何というか地球側も縄張り争いみたいなのがあって、一枚岩ではないことを示したエピソードでした。まあミステロンズ側も全面的に地球を攻撃して撃破する軍事力はないので、war of nerves(神経戦)を仕掛けているのだと思いますが。
スター・トレックの第3シーズンの”Elaan of Troyius”
スター・トレックの第3シーズンの”Elaan of Troyius”を観ました。連邦とクリンゴンとの境界に近い星域の2つの星系が戦争をしていて、このまま行くと両方が全滅するという危機に陥ります。これを解決するために政略結婚が行われることになり、ドールマンからエラーンという女性が結婚式に向かうためエンタープライズ号に転送されて来ます。そこでもう一方のトロイアスの外交官のペトリとカーク達が出迎えますが、エラーンは見た目はクレオパトラみたいですが、とても野蛮でカーク達やペトリを口汚く罵り、また隷従を求めます。エラーンはペトリからの花嫁衣装や首飾りなどの贈り物を全て撥ね付け、あげくの果てはペトリを刺してしまいます。ペトリは何とか命が助かりますが、すっかりこの結婚を遂行する意欲を失います。カークはエラーンに何とか礼儀を教えようとしますが、間違ってエラーンの涙に触れてしまいます。ドールマンの女性の涙に男が触れると、その女性を愛してしまいます。カークも例外ではありませんでした。そうこうするうちに、エラーンの配下の者がエンタープライズ号のエンジンに何かを仕掛け、接近してきたクリンゴンの宇宙船に逃走します。その仕掛けはエンタープライズ号がワープエンジンを使用すると大爆発を起すというもので、クリンゴンの宇宙船から攻撃を受けますが、的確な反撃が出来ません。またエラーンの部下はエネルギー源であるデリリウムもダメにしていったため、このままだとエンタープライズ号はまったく動けなくなります。そんな中エラーンが首に巻いた首飾りの宝石がエネルギー反応を示し、それがデリリウムであることが分かります。スコッティはそれをエンジンにセットし、ようやく動けるようになったエンタープライズ号は光子魚雷でクリンゴンの宇宙船を撃退し、ワープスピードに移って、無事トロイアスに向かいます。カークがエラーンへの愛を振り切れたのは、カークがよりエンタープライズ号(普通宇宙船は女性扱い)を愛していたから、というオチでした。
キャプテン・スカーレットの”Spectrum Strikes Back”
キャプテン・スカーレットの”Spectrum Strikes Back”を観ました。タイトルは「スペクトラムの逆襲」でスペクトラムはミステロンズに対抗する2つの武器を開発します。一つが以前ティエンポ将軍の脳手術の話の時に判明した、「ミステロンズの肉体はX線を通過させない」原理を利用したX線カメラで、人間なら骨が写りますが、ミステロンズなら肉体がそのまま写ります。面白いのはキャプテン・スカーレットも肉体がそのまま写るということです。また同じく別のエピソードで判明した、ミステロンズは高電圧では死んでしまう、でそれを応用して高電圧銃を開発します。この武器2つに関する会議はある狩猟者用レストランの地下の秘密会議室で行われていましたが、キャプテン・インディゴがミステロンズに殺されロボットと化します。しかし新規開発のカメラですぐミステロンズであることがばれ、本人は逃げ出し、ついでに会議室の昇降装置を下げて、会議室を押しつぶそうとします。キャプテン・スカーレットがなんとか脱出し、キャプテン・インディゴを新開発の高電圧銃を持って追いかけます。キャプテン・インディゴは別のスペクトラムのメンバーに銃で撃たれましたが死なず、キャプテン・スカーレットが高電圧銃で留めを刺します。キーを取り戻して昇降装置を上げて一件落着です。しかしミステロンズが高電圧で死ぬということは、キャプテン・スカーレットも同じということで、決して不死身の男ではないことになります。
スター・トレックの第3シーズンの”The Empath”
スター・トレックの第3シーズンの”The Empath”を観ました。これまで観たエピソードの中でもっともワケワカでした。エンタープライズ号は惑星ミナラという、その太陽が超新星になりつつある星の観測所が消息を絶ったのを調査しにその星に降り立ちます。しかしカーク、スポック、マッコイは基地を調査中に地下深くに転送されます。そこにはしゃべることの出来ない女性がいて、マッコイがジェムという名前を付けます。彼女は精神感応の力を持っていて、カークの顔の傷を自分の顔に移して、最後はそれを消し去りました。ヴァイアンというエイリアンが、このジェムの星の住人を超新星の爆発から救うかどうかを、彼女を使ってテストしていました。3人の中の1人をテストに使うということで、マッコイは麻酔でカークとスポックを眠らせ、自分が実験台になります。マッコイはヴァイアン達によって拷問を受け、瀕死の状態になります。ジェムはマッコイを救おうとしますが、その場合彼女にも生命の危険が及ぶ可能性があり、苦悶します。しかし結局マッコイの命を救います。カークはヴァイアン達に、彼らは知性だけが残り、愛情や共感を失っていると非難します。ヴァイアン達はテストに合格したジェムを連れて去って行きます。という話のようですが、ヴァイアンとジェムの関係が良く分かりません。
キャプテン・スカーレットの”Seek and Destroy”
キャプテン・スカーレットの”Seek and Destroy”を観ました。今回のミステロンズの予告ターゲットは何とスペクトラム・エンジェルスのパイロットの一人です。ホワイト大佐は、エンジェルスの一人デスティニーが休暇でパリに行っているのを、キャプテン・ブルーとキャプテン・スカーレットに連れ戻しに行かせます。首尾良く二人はディスティニーを発見し、車でクラウドベースに戻る途中で、キャプテン・スカーレットがミステロンズの攻撃を察知し、車から二人を降ろします。そこへ攻撃してきたのは、何とミステロンズによってロボット化されたエンジェル・ファイター3機でした。製造後倉庫で一時保管していたのをブラック大佐が焼き、その残骸をミステロンズが再生したものです。ホワイト大佐はすぐに本物のエンジェルス3人にエンジェル・ファイターの出動を命じます。これによって、まったくの同型のジェット機同士の息詰まる空中戦が展開されます。まずはミステロンズ側を1機撃墜しました。しかし逆にエンジェルス側も1機やられ、パイロットは無事脱出しました。ミステロンズ側のもう1機も撃墜され、残った1機はメロディー機が後ろを取り、地面に追い詰めます。ミステロンズ機は地面に激突大破しますが、メロディー機も危なくなります。しかしメロディーの卓越した操縦でぎりぎりで激突を回避します。というエピソードで筋は無いようなものですが、エンジェルス・ファイター同士のドッグファイトが観られたので良かったです。