宇宙家族ロビンソンの”The Girl from the Green Dimension”

宇宙家族ロビンソンの”The Girl from the Green Dimension”を観ました。この所数回いい話が続いていましたが、残念ながらまた最低レベルに戻ってしまいました。アーウィン・アレンの悪い所がすべて出たような回でした。まずは「使い回し」のアーウィン・アレンで、以前登場した宇宙の「サイレン」でドクター・スミスを宇宙空間で誘惑した美女(?)が再登場します。その女性と共に緑色の肌をしたヴァイキングみたいな格好をした男性が登場し、ドクター・スミスを緑の女性(いつの間にかアテナという名前になっています)への恋敵として付け狙います。そのとばっちりで、ウィルが緑色の肌に変えられてしまいます。もうストーリーを紹介するのも嫌になってきたので、ここらで止めます。これまでの最低レベルを間違いなく更新しました。

ジェニファー・リー、 クリス・バックの「アナと雪の女王2」

アナ雪2(字幕版)観て来ました。大きな劇場のって吹き替え版ばかりで、これは二子玉川の東急ライズ内の109シネマで観ました。続篇に名作無し、と言いますが、本作は私的には最初のより良かったと思います。というか最初のはLet it goの歌が良すぎて、ほとんどそれだけの映画だったように思いますが、今回は脚本家は5~6人クレジットで出てきて、「何故エルサに魔法が使えてアナは使えないのか」といった謎に対してそれなりに良く出来た説明を付けていたと思います。ただ、まったくもってお子様向け、ファミリー向けではなく、子供は多分途中で寝ちゃうでしょうね。話が難しすぎます。というかターゲットを女性に絞ったんでしょうか。前作が女性も本音で生きていいのよ、のカミングアウト映画、今回は自分のルーツ探しです。私が期待したのはお話より音楽でしたが、全体に悪くないナンバーが多かったですが、さすがにLet it goに匹敵するのは今回は無いです。

J・J・エイブラムスの「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

スターウォーズの「スカイウォーカーの夜明け」を観ました。前作の8とハン・ソロのムービーがあまりにひどかったので期待しないで観ましたが、前作に比べればはるかにマシでした。しかし結局色々新しい要素を詰め込もうとして失敗して批判を浴び、最後にまた従来路線そのものに戻したように感じました。そういう意味では、風呂敷を拡げたけど、最後は従来と変わらない筋書きで終わらせたということで、この三部作は一体何だったのかと疑問が残ります。また、この三部作で新しく出てきたキャラクターがことごとく存在感に乏しくて、今回も「あれ、これって誰だっけ」と思うシーンが何度もありました。それからちょっと不思議なのはテーマ音楽が相変わらずジョン・ウィリアムズの例のやつを未だに使っていて、私が今観ている「宇宙家族ロビンソン」のテーマ音楽もジョン・ウィリアムズで53年も経っているのに相変わらず同じような音楽が流れているのがとても不思議です。

宇宙家族ロビンソンの”The Golden Man”

宇宙家族ロビンソンの”The Golden Man”を観ました。ロビンソン博士とドン、ウィルの3人は惑星上の資源探しで不在、そこに2種類のエイリアンが現れます。彼らは戦争をしていて、その決着を付けにこの星にやってきました。1つは敵対的で、いきなりドクター・スミスとペニーの2人を攻撃します。もう片方は金色のハンサムなエイリアンで非常にフレンドリーです。そちらは例によってドクター・スミスと取引し、ジュピター2号の武器を渡せば地球に戻すと言います。ドクター・スミスはすっかり信じて武器を渡そうとしますが、ペニーだけが金色のエイリアンに何かおかしな点を感じ、もう一方の恐竜型のエイリアンと話しを続けます。結局金色のエイリアンはなじみの少ないジュピター2号の武器を使って相手を倒したら、今度はその武器でロビンソン一家も殺そうとしていました。2種類のエイリアンの戦いが始まります。両方の武器は互角なため膠着状態になりますが、そこに金色だった方のエイリアン(ジュピター2号の武器を首尾良く手に入れた後は醜悪な本体を見せています)がジュピター2号の核手榴弾を使おうとし、ペニーがそれを阻止しようとします。そこにドクター・スミスがからんで、偶然その手榴弾を金色だった方に投げつけて倒します。恐竜型のエイリアンは最後に人間のような姿をペニーに見せ、お礼を言って去って行きます。なかなか面白い話で、この辺りレベルの高い脚本が続いています。

「いだてん」の大松監督のひどさ

NHK大河ドラマの「いだてん」の大松監督の回がどんなのだったのかと思って、わざわざNHKオンデマンドに登録して観てみたのですが、何ですかこれは!大松監督と東洋の魔女に対してリスペクトのかけらも感じられません。演じている俳優は何というか品が無いし。バレーの練習シーンも、素人丸出しで、サインはVの方がはるかにマシです。

宇宙家族ロビンソンの”The Dream Monster”

宇宙家族ロビンソンの”The Dream Monster”を観ました。この回もなかなかの回で、マッドサイエンティストのセスマという男が登場し、ラディオンという人造人間を作っています。セスマはペニーに会って、ラディオンが美を鑑賞するといった人間的な部分に欠けているのに気づき、ロビンソン一家からそれぞれの人間的な美点を盗んでラディオンに与えようとします。例によってドクター・スミスがそれに協力しますが、ドンだけは特に美点がないということで放っておかれますが、他のロビンソン一家は、ロビンソン博士がリーダーシップ、モーリーンが愛情、ウィルが知的好奇心といった長所を盗まれてしまい、腑抜けのようになります。そのうちセスマは、ドクター・スミスとドンのように、悪の心や攻撃的な心も必要だと分かり、二人の欠点?もラディオンに移そうとしますが、二人がそれに気付いていたため失敗します。セスマに捕まっていた二人ですが、ドクター・スミスがうまくラディオンを騙して、元の星に戻り、最後はフライデーがラディオンの機能を停止させます。何かちょっとセスマというマッドサイエンティストの雰囲気が「禁断の惑星」のモービアスをちょっと思わせました。

宇宙家族ロビンソンの”The Wreck of the Robot”

宇宙家族ロビンソンの”The Wreck of the Robot”を観ました。この所ずっとひどい話が続いていて、観る気を無くしかけていましたが、久し振りに良質の話でした。黒ずくめのエイリアン3人がやってきて、ロボットを渡すように要求します。ロビンソン一家はドクター・スミスを除き当然断りましたが、エイリアンは夜中にジュピター2号にやってき、ロボットを連れ去ってしまいます。しかしエイリアン達はロボットをバラバラに分解して何かを調べると、そのバラバラの状態でロボットを返しました。ロビンソン博士とドン、そしてウィルが何とかロボットを元のように組み立てることが出来ました。しかし、その頃からジュピター2号の機械類がすべて、人間の操作に従わないで勝手な動きを始めます。実はこれこそがエイリアンの目的で、ロボットを分析して地球の機械の作られ方を調べ、そしてすべての機械を思うがままに動かすマシンを作り、それによって地球を征服することが真の目的でした。ロビンソン博士とドン、そしてウィルとロボットはそのマシンを壊しに行きますが、ロビンソン博士のレーザーガンも機械なので動かなくなってしまいます。エイリアンは「人間も機械もこのマシンを壊すことは出来ない」と言いますが、結局ロボットがそのマシンを破壊します。何故ならロボットはロビンソン博士と触れあうことで、人とマシンのどちらでもない存在になっていたから、という結末でした。この調子でしばらく行って欲しいものです。

宇宙家族ロビンソンの”A Visit to Hades”

宇宙家族ロビンソンの”A Visit to Hades”を観ました。これまだひどい話でした。ドクター・スミスが竪琴が置かれている鍵穴のような岩を見つけ、よせばいいのにその竪琴をはじいてみたら、スミスは異次元に飛ばされます。そこはまるで地獄で、そこには冥界の王ハデスのようなキャラクターがいて、スミスの過去を鏡に映してその悪行を暴きます。スミスは例によって取引を持ちかけると、ハデスのような男が竪琴を壊して欲しいといいます。それで元の世界に戻ったスミスですが、今度はハデスのような男の方からロビンソン一家に近づきます。男はジュディに目を付けます。男は結局ハデスではなく、ある星で革命に失敗し牢獄に入れられていただけでした。色々あって間違って男とジュディが牢獄に飛ばされます。そこで珍しくジュディが中心の話となるのですが、その演技がひどく、ただ子供のように「お家に帰りたい」と泣きわめくだけ、というものです。結局その子供のような心だけが竪琴を破壊出来ることが分かり、ジュディが竪琴を破壊して、男がようやく牢獄から解放される、という話でした。しかしシーズン2ってずっとこの調子で行くのでしょうか。そろそろ観るのが馬鹿馬鹿しくなってきました。

宇宙家族ロビンソンの”West of Mars”

宇宙家族ロビンソンの”West of Mars”を観ました。何というか、シーズン2のこの辺り、最低レベルの話が続きます。今回は宇宙のお尋ね者”Zeno”が宇宙保安官に追われていて、ロビンソン一家のいる星にやって来ます。それが何故かドクター・スミスそっくりで、スミスを銃で脅して衣装を替え、自分がドクター・スミスに入れ替わります。保安官は結局ドクター・スミスとついでにウィルを証人として奇妙な宇宙船で連れて行ってしまいます。途中でドクター・スミスが宇宙船の操作を乗っ取り、宇宙船はある星に墜落します。そこは西部劇の町そっくりの星で、そこの住民はドクター・スミスを見て「Zenoが戻って来た」と怯えます。
という感じで、もうSFというより三流以下の西部劇のパロディーです。2役を演じ分けるジョナサン・ハリスの演技は素晴らしいですが。

宇宙家族ロビンソンの”The Curse of Cousin Smith”

宇宙家族ロビンソンの”The Curse of Cousin Smith”を観ました。この回も目茶目茶ナンセンスで、何とドクター・スミスの従兄弟が登場します。演じているのは原子力潜水艦シービュー号で時間を操る男ミスター・ペムを演じていた人です。何でも彼らの共通の叔母さんが大金持ちで、死んで大金を遺産に残します。それを相続出来るのがスミス一族で最後に残ったものということで、最後の2人がドクター・スミスと今回やって来たジェレマイアです。ジェレマイアはドクター・スミスがギャンブル好きなのを利用して、どこかに頼んでギャンブルマシンを送らせ、ドクター・スミスを借金漬けにして、そのギャンブルマシンに始末してもらおうという作戦です。しかし結局ジェレマイアもそのギャンブルをやって、二人とも負けてしまい、しかもその叔母さんの遺産を賭けに使ってしまったため、ギャンブルマシンは二人の内一人を殺そうとします。それで結局ロビンソン博士が介入し、ギャンブルマシン相手に、インチキなボール当てゲームの賭けをして勝ち、二人を救うという話です。ジェレマイアが何で宇宙を彷徨っていたのか、またドクター・スミスが遺産を相続したとしても、そもそも地球に戻れなかったら意味が無いと思いますが、その辺りはまったく説明無しです。何というか第2シーズンは本当に緩いです。