Space:1999の”Ring Around the Moon”

Space:1999の”Ring Around the Moon”を観ました。これまで観た中では一番まともでした。月の傍に突然オレンジ色に光る巨大な目玉みたいなのが現れ、そこから発射された光線を浴びてクルーの一人が狂ったようにコンピューターのキーを打ち始めますが、すぐに倒れてしまいます。その内その物体から通信が来て惑星トリトンの者だと言います。トリトン人はラッセル博士を捉えてその脳内にカメラみたいなものを埋め込み、ラッセル博士を使ってコンピューターを操作させます。コーニック司令官はその内フォースフィールドと、その物体からの光線を無理矢理しゃ断することに成功してその物体に乗り込みます。結局それは本星にとって必要な情報を集めるコンピューター装置のようなものでしたが、コーニックらの調査ではその本星は太陽が爆発して既に存在していませんでした。その事実を相手に伝えるとその物体は自爆を始めます。
という感じでそれなりにまとまった話でしたが、最後にそれをぶち壊したのがバーグマン博士で、この人ノーベル賞学者なのに、トリトンが滅んだことについて「結局知識は何の役にも立たない…」と迷言を吐きます。ちなみにイーグル1のパイロットはニック・テイトと言って、UFOにも端役で出ていた人ですね。

ウルトラマンタロウまとめ

ウルトラマンタロウまとめ。このタロウはリアルタイムでは私は小学6年生であり、さすがに当時観た記憶はないです。また小学校時代の畏友岡田君が、ウルトラマンAでウルトラの父が出て来た時に「その内きっと太郎とか花子が出てくる」と言ったのがまさに的中したものでした。そうやって兄弟とか父母が出てくると、どうしてもホームドラマ調になるのは避けがたく、初代ウルトラマンやセブンの頃の怪獣や宇宙人との戦いという緊張感が削がれたというのは否めないと思います。まあでもゾフィーが死んだりなどのシリアスな回も含まれていましたが、特に後半になると牧歌的な小さな子供向けのほのぼの系がかなり多かったように思います。まあ東光太郎役の篠田三郎がほんとうにさわやかさ満点で、そのキャラクターがまあまあ楽しめるものにしていたかと思います。しかし全体で2回目登場のものは除いて、怪獣・宇宙人で記憶に残ったものはあまりありません。それからタロウの場合メカにはかなり凝っていて、オープニングも戦闘機の基地からの発進シーンなのですが、そのデザインが何と言うか余計なものを付けまくったバロック的デザインというか、格好いいというよりむしろ滑稽に近いものが多いのが残念でした。特にひどいのがラビットパンダというピエロみたいな車。セブンのポインターや、新マンのマットビハイクルなどとはほとんど対極にあります。

ウルトラマンタロウの「さらばタロウよ!ウルトラの母よ!」

ウルトラマンタロウの「さらばタロウよ!ウルトラの母よ!」を観ました。これが最終回です。光太郎とZATはサメとシャチを合わせたような怪獣からタンカーを救おうとしますが、2回とも失敗し、その2回目にやられたタンカーの船長はケンイチの父親でした。光太郎は怪獣を倒した後、ケンイチがタロウに対して恨み言を吐くのを諫めるため、自分がタロウであることを明かします。そしてウルトラバッチをウルトラの母に戻します。そして今がチャンスと怪獣を操っていた宇宙人が登場したのを、光太郎は人間としての知恵でその星人を倒します。結局光太郎はZATを辞めて旅立って行きます。うーん、最後まで篠田三郎がさわやかさを振りまいていました。

スタートレック・TNGの”Legacy”

スタートレック・TNGの”Legacy”を観ました。亡きターシャ・ヤールの故郷である星の近くで貨物宇宙船が難波し、乗組員2名は脱出ポッドで地上に降り立ちましたが、その星はかなり前から複数の勢力に分かれて戦いを続けており、2名はその勢力の一つに捕まってしまいます。エンタープライズ号は救出班を作ってその星に降り立ちましたが、そこのリーダーから取り引きを持ちかけられ、その交渉人で送られて来たのが何とターシャの姉でした。エンタープライズ号のクルーはピカードも含めて、完全には彼女を信じ切れないものの、ターシャの面影を彼女の中に見ます。彼女の手引きで2名の救出には成功しましたが、彼女の狙いはエンタープライズ号の力で自分達では入れない敵の中枢部に入ってそこの防衛システムを破壊することでした。結局ターシャの姉イシャーラはデータ等を殺そうとしますが、ピカードの判断で元の勢力に戻されます。うーん、大体ターシャが死んだのはその女優の都合というか意思であったことを知っているこっちとしては、またターシャネタで引っ張られてもなあ、という感じです。

コンバット!第1話

コンバット!の第1話を観ました。これが日本で放送されたのは私が2歳~6歳の頃なので、さすがにリアルタイムで観た記憶はありませんが、ドラマの存在自体は非常に有名でした。全部で152話もあるので全部観る予定はありませんが、少しずつ観てみようかと思います。第1話はノルマンディー上陸作戦からいきなり始まり、フランスに上陸した後、ドイツ軍が占領している民家を開放し、サンダース軍曹がレジスタンスの人から渡された火炎瓶(モロトフのカクテル)でドイツ軍の戦車を吹っ飛ばすという内容です。日本の軍人はストイックな感じで描かれることが多いですが、さすがにアメリカの軍隊で陽気でレジスタンスのフランス女性にチョコレートを上げて口説いたりします。日本のDVDで英語字幕はないので、なかなか聴き取るのが大変でした。

ウルトラマンタロウの「ウルトラの命を盗め!」

ウルトラマンタロウの「ウルトラの命を盗め!」を観ました。副隊長の二谷が、若い隊員に負けてなるかとはりきって体力トレーニングをしていますが、怪獣ドロボンとの戦いでドロボンに捕まってしまいます。そもそもドロボンは帰って来たウルトラマンが追って来たんですが、倒しそこねて地球に出現しています。副隊長を助けるために帰って来たウルトラマンがドロボンに協力しますが、カラータイマーを取られてしまいます。タロウはそのカラータイマーが赤点滅するまで戦いを引き延ばして、何とかカラータイマーを奪い返して帰って来たウルトラマンを宇宙に戻し、残った二谷が怪獣を倒す、という珍しい展開の回で、後一話です。

スペース:1999の”Black Sun”

スペース:1999の”Black Sun”を観ました。第3話目でこのドラマの方向性というのは大体分かって来たように思います。SFみたいに見えてほとんど宗教ドラマであって、モーセがユダヤの民を率いてカナンの地を目差す、のと大差ないです。(笑)今回のは突然ブラックホールが出現して、ムーンベースαが月毎その中に飲み込まれるのをフォースフィールドで何とかしようという、まあまたも超非科学的な話です。しかもブラックホールの中で神のような女性の声がして、ともうそういうドラマなんだと分かったので驚きませんが…それでブラックホールを抜けてどこか遠い宇宙へ飛ばされた筈が、6人だけイーグルで脱出していた組も何故か無事にムーンベースαに戻れました、と何の説明もないハッピーエンドです。

ウルトラマンタロウの「ウルトラの父と花嫁が来た!」

ウルトラマンタロウの「ウルトラの父と花嫁が来た!」を観ました。これを入れて後3話ですが、タロウの良く分からないことはやたらと配役が変わることで、今回から副隊長の新垣が唐突に宇宙ステーション勤務に変わったということで、名古屋章演ずる隊長が久しぶりに復帰、そして新しい副隊長の二谷がこのタイミングで登場します。今回の怪獣はリンドンで、久しぶりにまともな怪獣らしいもので、一回タロウに倒された後復活します。しかし再生時にタロウは南原のお母さんに制止されてタロウには変身出来ず、唐突にウルトラの父が登場し怪獣をあっさりやっつけます。ついでに怪獣にやられて死んだ南原の許嫁も復活させ、ということでタロウが活躍したんだかしないのか良く分からない回でした。

スタートレックTNGの”Remember Me”

スタートレックTNGの”Remember Me”を観ました。ドクター・クラッシャーが息子のウェスレーの実験の副作用であるバブルの中の別世界に飛ばされ、そこではエンタープライズ号のクルーが200名ぐらいしかおらず、しかも次第にそれが消滅していくというある種の恐怖の世界でした。しかしそれはクラッシャーが自分の頭の中で恐れていたことが実体化していくというものであり、結局前に登場した未来人だか何かが現れてウェスレーに協力して、クラッシャーのために脱出ゲートウェイを用意して、という話です。しかしそもそもウェスレーが作り出そうとしていたバブルが一体何なのか良く分からなかったですし、またその解決法も未来人?が出て来て説明もなく解決、ということで完全に説明不足の中途半端な話でした。

ウルトラマンタロウの「怪獣サインはV」

ウルトラマンタロウの「怪獣サインはV」を観ました。何とどこかで見た女優が登場と思ったら坂口良子でした。丁度同時期に、サインはVの2代目をやっていて、その主演が坂口良子で、コラボ回でした。なので坂口良子が怪獣とバレーボールで対戦するという、カオスな話が多いウルトラマンタロウの中でもトップクラスのカオス回です。その坂口良子が元気が良すぎて、怪獣にまで説教するという役です。タロウは結局丸くなった怪獣を宇宙にサーブして殺さないで追い払います。