フレッド・マクラウド・ウィルコックスの「禁断の惑星」

1956年のフレッド・マクラウド・ウィルコックスの映画「禁断の惑星」”Forbidden Planet”を観ました。これを観たのは、宇宙家族ロビンソンで出てきたフライデーとは別のエイリアンのロボットが元々この映画に出てきたロボットだと知ったからです。このロボットもフライデーもデザインしたのは日系アメリカ人ボブ(ロバート)・キノシタです。スターウォーズのR2D2もこのロボットのデザインの影響を受けています。1956年の作品とは信じられないくらい良く出来たSF作品であり、特撮もディズニーの協力によるとのことですが、おそらく円谷プロがウルトラマンシリーズで使ったのと同じ、光学合成(オプティカル・プリンター)が使われており、非常に良く出来ています。この映画で出てくる「イドの怪物」という言葉は聞いたことがありますが、おそらく吾妻ひでおの漫画じゃなかったかと思います。また「伝説巨神イデオン」もこの「イドの怪物」を元にして、イデの力で動くイデオンが考案されたということみたいです。後、英語字幕で観ましたが、skipper(艦長)、all hands(総員)、on the double(至急で)といった単語が飛び交い、ほとんど原子力潜水艦シービュー号と同じでした。シービュー号とのつながりはもう一つあって、モルビウス博士を演じた、ウォルター・ピジョンはシービュー号の最初の映画版でネルソン提督を演じた人です。

Wikipediaでの機械翻訳

原子力潜水艦シービュー号の第2シーズンの第6エピソードで、バルバラ・ブーシェという女優が出ていて、ちょっとその女優をWikipediaで調べていましたが、そのページの日本語無茶苦茶。どうやら英語のページのをGoogle翻訳などで訳したものをそのまま貼り付けたようです。以下がそうです。「5つのポイント」となっているのは、カリフォルニアの地名のファイブポイントのこと。また、”What a Way to Go!”という映画のタイトルを「何の道に行くのかなんて些細なことでした!」と訳して地の文とごちゃごちゃにしています。後は「だ、である、調」と「ですます調」が混在しています。
調べてみたら、誰かが貼り付けたのではなく、Wikipediaの新機能として機械翻訳を使い出したみたいです。(この記事を参照)今の精度では百科事典として自殺行為にしか見えません。

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第二次世界大戦後、ブーシェの家族はドイツのアメリカの占領地帯の移住収容所に入植した。ブーシェたちは1948年の移住者法の人道的条項の下で米国に移住する許可を与えられた[2]。米国に到着した後、家族はセントラルバレーの西側にあるカリフォルニア州の5つのポイントに住み、最終的にサンフランシスコに定住しました。そこではグッチシャが育ちました。 1960年代初期、サンフランシスコベイエリアのテレビ局KPIX-TVはThe KPIX Dance Partyというショーを行い、Gutscherにショーのダンスグループのメンバーになる機会を与えました[3]。Bouchetは、最終的に女優になる前に、雑誌のカバーのための彼女のキャリアモデリングを開始し、テレビコマーシャルに出演しました。 彼女の最初の演技の役割は何の道に行くのかなんて些細なことでした! (1964)、それは1960年代に一連の他の役割をもたらした。 彼女はJohn Goldfarb、Please Come Home(1964)、Harm’s Way(1964)、H.A.R.M. (1966)[4]。ブーシェは1965年5月と1967年2月に( “The Girls of [[Playboy]の雑誌の2つのエディションでセミヌードで登場しました。 [カジノ・ロワイヤル(1967年の映画)|カジノ・ロワイヤル]] でも披露”[5]。

ブーシェはカジノ・ロワイアル(1967年)で「ミー・マイネイペニー」の役割を果たした。 1968年、ブーシェはゲストスターウッド(スター・トレック:オリジナル・シリーズ・スター・トレック)でエピソード「[その他の名前で]」(1968年)に出演し、 [Sweet Charity(Sweet Charity(film)| Sweet Charity] (1969)ウルスラを演奏する[4]

ポール・W・フェアマンの「シービュー号と海底都市」

ポール・W・フェアマンの「シービュー号と海底都市」を読了。まあ原子力潜水艦シービュー号のWikipediaページに大幅に加筆したので、一応責任感(?)からこれも読んでおこうと思って読んだもの。作者のフェアマンはそこそこ中堅のSF作家兼SF雑誌編集者で、日本で言えばそれこそ福島正実みたいな存在かなと思います。でこの話は原子力潜水艦シービュー号のノベライズ版ですが、ストーリーは映画版にもTV版にもないオリジナルです。ただちょっと似た設定はTV版で第1シーズンの第2話に海底に秘密基地というか都市を作って地球制服を企む男の話がありましたし、同じく第1シーズンの第20話で海底で眠っていた地球の先住民の話がありました。また1965年に”City Under the Sea”という海底の都市の映画があり、このフェアマンがやはりノベライズ版らしきものを書いているようです。更に元をたどれば、エドガー・アラン・ポーの詩にも海底の都市を描写したものがあるようです。で、この本の感想に戻ると、出だしは中々面白く、スタージョンの映画版ノベライズよりはるかにマシと思えました。またSF的な設定もスケールが大きくなかなかと思いました。しかし途中からの進行と結末があっけなさ過ぎで、シービュー号も単にネルソン提督とクレーン艦長を運ぶ乗り物でしかない所が今一つでした。一つ面白かったのは、民間のネルソン研究所所属のシービュー号に何故ポラリス型核ミサイルが搭載されているのかということの説明ですが、この小説では、ネルソン提督がそれを要望したけど、政府高官がほとんどバカ呼ばわりしたのを、大統領が鶴の一声で決めた、となっています。この大統領、この小説の中で「ばら愛好家」という名前でやたらと登場し、ネルソンに指示を出しまくります。

フランクリン・J・シャフナーの「パピヨン」

スティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマンの映画「パピヨン」(1974年公開)を実に公開から45年経ってやっと観ました。何故今さらこれを観るのかというと、リメイク版が作られているのを知ったからです。この映画はTVで一度やっていた時に一部だけ観たのですが、全部は観ていませんでした。この映画の主題歌の”Free as the Wind”をエンゲルベルト・フンパーディンク(ドイツの作曲家の方じゃなくてイギリスの歌手)が歌ったのが大好きでした。
45年目の感想ですが、2大スターの共演、本当にいいですね。
しかも舞台が「悪魔島」だったというのを初めて知りました。ドレフュス事件でフランスのユダヤ人将校のドレフュスが流された島ですが、「タイムトンネル」の”Devil’s Island”で出てきました。ただ最後、椰子の実を集めて浮きにして脱出する時に、どうして鮫に襲われなかったのかが疑問に残りましたが。色々ありますが、いい映画でした。

宇宙家族ロビンソンの”Reluctant Stowaway”

「原子力潜水艦シービュー号」を全部観終わったので、いよいよ「宇宙家族ロビンソン」の視聴開始で、第1話の”Reluctant Stowaway”を観ました。見始めてすぐ分かるのは原子力潜水艦シービュー号よりはるかに本格的なSFで気合いが入っていること。このドラマも途中からかなりコミカルに近い路線になりますが、出だしはかなりシリアスです。ドクター・スミスも途中から悪い奴だけどどこか憎めないキャラ的な存在に変わっていきますが、冒頭ではスパイでロビンソン一家とドンの殺害を企む悪者そのもの。ジュピター2号のロボットに、発射の8時間後に破壊工作を行うようにプログラムしますが、途中で別のエンジニアがロボットの電源を切ったため、再度やり直している内に脱出が遅れ、ジュピター2号に取り残され一緒に出発してしまいます。ジュピター2号はドクター・スミス分の重量超過のためコースを外れて小惑星帯に入ってしまいます。ここで大小の隕石がジュピター2号にぶつかり計器類が火を吹いて…でここはシービュー号とまったく変わらない展開です。シービュー号は1話完結でしたが「宇宙家族ロビンソン」はいい所で終わって来週をご期待!のパターンで、第1話では船外のレーダー装置を修理に出たロビンソン博士の命綱が切れ、奥さんのモーリーンがロケットでロープを発射するけど、微妙にロビンソン博士がつかむことが出来ない…という所で終わります。