トワイライト・ゾーンの”Uncle Simon”

トワイライト・ゾーンの”Uncle Simon”を観ました。サイモンの姪のバーバラはサイモンのただ一人の肉親で唯一の遺産継承者です。バーバラはサイモンを25年間も支えて来ましたが、サイモンは性格が最低で、毎日バーバラのことを馬鹿にして様々な呼び方でののしり続けます。ある日サイモンは階段から落ちて背骨を折ります。バーバラはサイモンの助けてくれ、という叫びを無視し、サイモンは死にます。サイモンの遺産相続で弁護士がやって来て、バーバラが相続する条件として、元の屋敷に留まり実験室の「it」を世話することとなっていました。弁護士とバーバラが実験室に入るとそこにはロボット(「禁断の惑星」のロビー)がいました。最初はたどたどしく喋っていたロボットですが、段々と慣れてくるとしゃべり方がサイモンそのままになり、サイモンそのままにバーバラを罵ります。バーバラはロボットを一度倒して壊そうとしましたが、数日後復活し、杖をついてますますサイモンそのものになりました。バーバラの受難の日々はサイモンの死後も続いていきます…
ロビーのおもちゃは”One for the Angels”で登場していましたので、2回目の登場です。もう1回登場するエピソードがあるみたいです。

ウルトラマンAの「ゾフィーの贈りもの」

ウルトラマンAの「ゾフィーの贈りもの」を観ました。夢の中で超獣に襲われるとおねしょをする子供が、その夢の場所を突き止め、実際に行ってみると本当にそこに超獣が出現します。しかし北斗はその子の言うことを信じず嘘つきと決めつけます。それを突然夜空に出現したゾフィーにたしなめられ、それが「贈りもの」かと思ったらまだ続きがありました。結局その超獣と戦うことになったエースが湖の中に落ちると、実はエースは水の中が非常に苦手であった、と宇宙空間を自由に飛び回るウルトラヒーローにあるまじき弱点です。苦戦するエースにゾフィーが湖の水を一時的に吸い取る装置を発動させた、というのが「贈りもの」でした。しかしゾフィーを出せばいいというものでもないと思いますが、この辺り、本当に脚本の質が低いです。何かと言うと「ウルトラ6番目の弟」がストーリーにからみますが、まったく面白くありません。

スター・トレック・TNGの”Shades of Gray”

スター・トレック・TNGの”Shades of Gray”を観ました。ライカーがある惑星で何かの細菌に感染し、それは転送装置のフィルターでも除去出来ず、ライカーはエンタープライズ号でポラスキーの治療を受けます。その細菌みたいなのはライカーの神経を徐々に化石化していきます。
それが脳に達すればライカーは死にます。ポラスキーはその細菌の脳への攻撃が始ってライカーが意識を失ったのを、脳に直接電極を刺して刺激することでその細菌の攻撃を食い止めようとしました。しかしその刺激がライカーに安らぎとかエロチックな感情を与えると何かの脳内ホルモンが分泌され、それが逆効果で細菌の攻撃を加速することが分りました。それでポラスキーはその逆に恐怖とか悲しみの感情を与えると細菌を弱めることを発見します。しかしそういう刺激のせいでライカーは過去の恐怖のシーンや悲しいシーンを何度も夢で見ることになります。結局細菌をやっつけるパターンが分り、ライカーは回復して目出度しですが、要するにこのエピソードは予算が無い時の常套手段である過去のシーンを使い回すためのエピソードで、誉める所がありません。シーズン2はシーズン1より短くなっていますが、ライターのストライキがあったようです。

ウルトラマンAの「海の虹に超獣が踊る」

ウルトラマンAの「海の虹に超獣が踊る」を観ました。ヤプール人の残骸もいい加減に無くなっている筈ですが。相も変わらず超獣は出現し続けます。今回の、何だか新マンのタッコングを思わせるような海洋生物型超獣は、タンカーを襲います。工場廃水で海が汚染され、その原因が石油だということで、タンカーを襲うという、それなりに知性がありそうな超獣です。その超獣に最初に襲われた船長の息子が、超獣の鱗を貝殻だと思い、その姉からその貝殻を1000枚集めれば父が帰ってくるという嘘を聞かされ、一所懸命に貝殻を集め…という内容です。この辺り、ヤプール人も夕子もいなくなり、惰性的に続いている感じです。

トワイライト・ゾーンの”The Old Man in the Cave”

トワイライト・ゾーンの”The Old Man in the Cave”を観ました。舞台は1974年のアメリカのある村で、そこでは20人くらいの人々が細々と暮していました。1964年に核戦争があり、その村の人達はその生き残りでした。彼らが生き延びられた理由は「洞窟の中の老人」という者からいつもメッセージをもらっていて、例えば「明日は強い雨になり、その雨にはストロンチウム90が大量に含まれているので、全ての飲料水のタンクに覆いをしろ」などです。その村には外側が真っ黒になった缶詰めや飲料の瓶が多数残されていましたが、老人によればそれは放射能に汚染されているので身体に入れれば死ぬ、と言います。そんな時、村に武装した4人の兵士がやって来て、村を彼らの管理下に置く、と言い放ちます。そして「洞窟の中の老人」を迷信だと笑い、洞窟に案内させてその入り口を手榴弾で吹っ飛ばします。しかしその奥には鋼鉄の扉があり中には入れませんでした。兵士は缶詰めが汚染されてなどいない、と言い張り自分達で食べ、飲み、村の人もそれを見てそれらを食べ始めます。一人リーダーであったゴールドスミス(この名前は通常ユダヤ系です)だけがそれを拒否します。結局兵士は洞窟のドアをゴールドスミスに開けさせ(彼だけがその方法を知っていました)、中に皆が入ると、そこにあったのは一台のコンピューターでした…兵士と村の人はコンピューターを破壊します。そして何日か後、村の大地の上は死体でいっぱいで、兵士を含め缶詰め・瓶詰めを摂った者は全員死に絶えて、ゴールドスミスだけが生き残っていました…
おそらくですが、旧約聖書の世界の暗示であり、ヤーウェの神を信じないユダヤの人が罰を受けて死に絶えた、ということのように思いました。

ウルトラマンAの「あの気球船を撃て!」

ウルトラマンAの「あの気球船を撃て!」を観ました。南がいなくなってからの北斗は判断の誤りが多くなり、今回も本当は超獣である気球が発する異常なエネルギーを気球に初めて乗った子供達の熱気だと解釈してさっさと偵察を止めてしまいます。更にはいつもの山中隊員のように、気球に乗せられた子供達がおかしくなっていっていて気球はやはり超獣だというダンの情報を信じようとしません。それどころか結局気球が超獣だと分りましたが、子供が乗っていて攻撃出来ないため、北斗はダンを気球に乗り込ませます。ダンは最初は怖がって断っていたのを「ウルトラ兄弟達に笑われるぞ」と無理矢理な説得をします。しかしTACの作戦は結局失敗し、子供達は超獣の腹の中に吸い込まれてしまいます。最後はエースが切断技で超獣の首をはねて、子供達を解放するというものです。南がいた時は北斗に対して南が意見してそれで北斗が誤りに気付くとかがありましたが、一人になった北斗はレベルが落ちている感じです。この頃おそらく視聴率も落ちていたのではと思います。

スター・トレック・TNGの”Peak Performance”

スター・トレック・TNGの”Peak Performance”を観ました。ロミュランとかフェレンギとかの関係が良くない上にボーグという新しい敵も出て来た連邦は、スターシップの艦長候補の訓練が必要だということで、ピカードとライカーがシミュレーションゲームで対戦することになります。しかしライカーが指揮するのは数十年前のハサウェイというぼろ宇宙船です。立会人として連邦からコルラミと呼ばれる参謀が派遣されて来ます。その男はストラテジェマという3Dのボードゲームの達人としても有名です。医師のプラスキは自身過剰のコルラミの鼻を折ってやろうと、データをそのゲームで対戦させますが、データは敗れ、アンドロイドながら自己反省モードに入ってしまいます。一方、ライカーはウォーフ、ラフォージュ、ウェスリーなどを自分のチームに選びます。ウェスリーは自分の学習キットに隠して反物質を持ち込み、ハサウェイは2秒間だけですがワープが出来るようになります。エンタープライズ号側はデータがピカードの説得でNo.2に戻り、対戦が始ります。ライカー側は、ロミュランが攻撃してくるという偽データをエンタープライズ号に流し、エンタープライズ号が驚いている間に攻撃し、先制点を稼ぎます。ところが次にフェレンギの宇宙船が出撃して来て、これは本物でした。エンタープライズ号はシミュレーションのため、本物の武器が使用出来ず、あっと言う間にフェレンギに制圧されてしまいます。フェレンギはハサウェイに何か貴重なものが載せられているためエンタープライズ号が攻撃しなかったと誤解し、ハサウェイを渡すように迫ります。コルラミはハサウェイを見捨てて逃げるよう主張しますが、ピカードは断ります。ライカーは、2秒間のワープをブラフに使ってその間に別のトリックを仕掛ける案を提案します。しかし疑われないようその前にエンタープライズ号の光子魚雷を撃ってくるように言います。2秒のワープの成功確率は不確かですが、ピカードとライカーはその作戦を決行します。ライカーのトリックは今度は別の連邦の宇宙船がフルシールドで攻撃準備が出来た状態で接近中という偽データをフェレンギの宇宙船に流すことでした。それは成功してフェレンギは引き上げて行きます。コルラミはライカーとピカードの高い能力を改めて認めた、という話です。余談で再度コルラミと対戦したデータが、勝たないで引き分けに持ち込む戦略を続けて、コルラミを疲れさせるという作戦に出て、ついにコルラミが試合放棄します。
今回のエピソードは、エンタープライズ号のクルーがそれぞれ持ち味を生かした活躍を見せたのが評価出来ます。

ウルトラマンAの「ウルトラの星に祈りを込めて」

ウルトラマンAの「ウルトラの星に祈りを込めて」を観ました。ウルトラ6番目の弟のダン少年は完全に常連化しています。そのダン少年が車に轢かれそうになったのを助けた少年が実は超獣人間で、北斗はその少年の力でTACアローで飛行中に目眩を起して錐もみ状態になり、危うく墜落しかけます。ここでいつものパターン通り、山中隊員が北斗がぼーっとしていたと決めつけ真相の究明を行おうとしません。この辺はダメな上司の典型みたいです。
結局ダン少年が少年→超獣人間の弱点を見つけ、それをウルトラの星に伝え、それがエースに伝わって超獣を倒すという話です。
しかし、このダン少年シリーズ、私にはまったく面白くありません。当時現役で観ていた小学生には視聴率で効果あったんでしょうか。

トワイライト・ゾーンの”Living Doll”

トワイライト・ゾーンの”Living Doll”を観ました。エリック・ストリーターは、子連れのアナベルと結婚しますが、彼自身は子供を作れない体質で、そのフラストレーションを娘であるクリスティーに向けます。ある日アナベルがクリスティーのために、ゼンマイ仕掛けのしゃべる人形を買って来ますが、ストリーターはそれが気に入らず、いくらしたんだと問い詰めます。その人形は普通は自分の名前を言って、I Love you!と喋るのですが、ストリーターにだけは I hate you!と言います。その後も人形はストリーターに悪意のある言葉を言い続けたので、ストリーターは人形を捨ててしまいます。しかし次の日、人形はクリスティーのベッドの中に戻っていました。そして彼にI kill you!と言います。ストリーターはその人形を万力で頭をつぶしたり、電動ノコで首を斬ったりしようとしますがすべて失敗します。そして再度ゴミ缶に入れ、上から重しを載せます。しかしそのことでアナベルになじられ、アナベルが出ていこうとしたので、人形をまたクリスティーに戻します。そして夜中、何かの電動音がしたので起きたストリーターは階段で人形を踏んで足を踏み外し、階段から落ちて頭を打って死にます。うーん、今だったらAI付きの人形があって、それを使ったホラー映画も一年前くらいにありました。なのでちょっと素朴すぎなアイデアでした。

ウルトラマンAの「セブンからエースの手に」

ウルトラマンAの「セブンからエースの手に」を観ました。うーん、どこといって誉める所の無いエピソードで、最後に確かにウルトラセブンが登場しますが、まったく必然性がなく単なる視聴率稼ぎのためとしか思えません。ヤプール人が死んですぐ後は飛び散ったヤプール人の残骸から超獣が発生するとされていましたが、この辺りでは何でも有りで、何でよりによって弱そうなバクから超獣が産まれるのか、帚星のせいとされましたが、なんだか適当という感じでした。