スタートレックのファーストシーズンの”Balance of Terror”

スタートレックのファーストシーズンの”Balance of Terror”を観ました。シリーズで初めての本格的なエイリアンとの戦いで、ロミュラン星人が登場します。ロミュラン星人と地球連邦とは100年ほど前にお互いの顔も知らないままで戦い停戦し、現在は非武装地帯が2つの境界を構成しています。ある日、その非武装地帯沿いにあった地球の基地が攻撃を受けます。それはロミュラン星人で宇宙船の姿を消す技術を持っており、また武器は地球の武器を上回る巨大なプラズマ球でバリアも役立ちません。カークは戦うことを決意し、相手が彗星の尻尾に入った時に姿を捉えられることを利用してフェーザーで攻撃します。(光子魚雷はファーストシーズンではまだ登場していません。)相手も巨大プラズマ球で攻撃して来ますが、一定距離逃げられれば威力が急激に落ちることが分り、何とか持ちこたえます。最後はほとんど潜水艦戦のような、お互いにエンジンを切って無音にして、相手が動くのを待つ、ということになります。(宇宙空間なんだから音が伝わる筈は無いのですが…)結局、スポックが間違えてブザーを鳴らしたのを逆に罠にして相手を誘い出し、フェーザーで撃って相手を動けなくしました。それでロミュラン星人なのですが、司令官がヴァルカン星人そっくり(レオナード・ニモイの一人二役)です。そのために、スポックはロミュラン星人のスパイではないかと皆に疑われますが、最後、フェーザーの発射室で火災が発生し煙りでクルーが倒れたのを、スポックが乗り込んでフェーザーを発射します。このエピソードの最初で、クルー同士が結婚式を挙げようとしていましたが、ロミュラン星人の攻撃で式は中止になり、しかも新郎が戦死してしまうというハードな展開でした。