スター・トレックの最初のパイロット版である、”The Cage”を観ました。中身は、後に二話連続のエピソードである”The Menagerie”で再利用されています。このパイロット版での艦長はカーク船長ではなく、クリストファー・パイク船長です。スポックは登場しますが、ファーストオフィサーではありませんし、性格も後のロジカルで冷静なスポックとはちょっと違います。またドクター・マッコイは登場せず、別の船医が出てきます。このエピソードは非常によく考えられている内容であり、深いと思いますが、当時のTV局のお偉いさんには難しすぎると判断されボツになり、改めて”Where No Man Has Gone Before”(光るめだま)が作られ、それによって放映OKになります。”The Menagerie”では、重い障害でほとんどロボットのような体になったパイク船長が、幻想の中で、ヴィーナと一緒になって幸せに暮しますが、このパイロット版では、パイク船長の複製が作られてヴィーナはその複製と暮すとなっています。
ともかくこれでスター・トレックのオリジナルシーズンは全て観終わりました。
スター・トレックのパイロット版”The Cage”
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