トワイライト・ゾーンの”The Whole Truth”

トワイライト・ゾーンの”The Whole Truth”を観ました。ハーヴィー・ハニカットという中古自動車屋のオーナーがいますが、口八丁手八丁で、実際はオンボロの車を上手く言いくるめて客に売りつけていました。そこにある上品そうな老人がフォードのモデルAという非常に古い車を売りにやって来ます。彼は例によって上手く言いくるめて、25ドルという安値でその車を買いました。しかしその老人は金を受け取った後、この車は呪われていて、その呪いから逃れるには、また別の者に売るしかない、と言います。ハニカットはそれを信じませんでしたが、その後ハニカットは車を売りつけようとしていた男女に対しては「ここに置いてある車は全部ガラクタだ。車を買いたかったらちゃんとしたディーラーに行け。」などと言ってしまい、奥さんから電話が掛かってきた時には、「今晩棚卸しで遅くなると言ったのは、単にポーカーをやるだけだ」などと言ってしまいます。そうです呪いとは、この車のオーナーは嘘を言うことが出来なくなる、ということでした。その後ある政治家が、このフォードのようなオンボロの車に乗っていると有権者に見せることは選挙の時に有利になるということでそれを買おうとします。しかし嘘の言えないハニカットはこの車を買うと嘘が言えなくなる、と伝えたので政治家は車を買うのを止めます。そして新聞を見せて、そこに載っている男に車を売ったらと勧めます。ハニカットはそれを聞いてどこかに電話し、車を買いに人がやって来ます。何とそれはソ連大使館の職員で、車を買って、アメリカの製品はこんなに非道いという宣伝に使おうとしていました。結局車は売れましたが署名のサインはおりから訪米中だった「ニキータ・フルシチョフ」とありました。それでハニカットはケネディ大統領に今ならフルシチョフは本当のことしか言えない、と連絡しようとします。
うーん、何というか、当時の時事ネタで今観てもイマイチですね。ハニカットの口八丁手八丁ぶりは面白かったですが。