スター・トレック・TNGの”Peak Performance”を観ました。ロミュランとかフェレンギとかの関係が良くない上にボーグという新しい敵も出て来た連邦は、スターシップの艦長候補の訓練が必要だということで、ピカードとライカーがシミュレーションゲームで対戦することになります。しかしライカーが指揮するのは数十年前のハサウェイというぼろ宇宙船です。立会人として連邦からコルラミと呼ばれる参謀が派遣されて来ます。その男はストラテジェマという3Dのボードゲームの達人としても有名です。医師のプラスキは自身過剰のコルラミの鼻を折ってやろうと、データをそのゲームで対戦させますが、データは敗れ、アンドロイドながら自己反省モードに入ってしまいます。一方、ライカーはウォーフ、ラフォージュ、ウェスリーなどを自分のチームに選びます。ウェスリーは自分の学習キットに隠して反物質を持ち込み、ハサウェイは2秒間だけですがワープが出来るようになります。エンタープライズ号側はデータがピカードの説得でNo.2に戻り、対戦が始ります。ライカー側は、ロミュランが攻撃してくるという偽データをエンタープライズ号に流し、エンタープライズ号が驚いている間に攻撃し、先制点を稼ぎます。ところが次にフェレンギの宇宙船が出撃して来て、これは本物でした。エンタープライズ号はシミュレーションのため、本物の武器が使用出来ず、あっと言う間にフェレンギに制圧されてしまいます。フェレンギはハサウェイに何か貴重なものが載せられているためエンタープライズ号が攻撃しなかったと誤解し、ハサウェイを渡すように迫ります。コルラミはハサウェイを見捨てて逃げるよう主張しますが、ピカードは断ります。ライカーは、2秒間のワープをブラフに使ってその間に別のトリックを仕掛ける案を提案します。しかし疑われないようその前にエンタープライズ号の光子魚雷を撃ってくるように言います。2秒のワープの成功確率は不確かですが、ピカードとライカーはその作戦を決行します。ライカーのトリックは今度は別の連邦の宇宙船がフルシールドで攻撃準備が出来た状態で接近中という偽データをフェレンギの宇宙船に流すことでした。それは成功してフェレンギは引き上げて行きます。コルラミはライカーとピカードの高い能力を改めて認めた、という話です。余談で再度コルラミと対戦したデータが、勝たないで引き分けに持ち込む戦略を続けて、コルラミを疲れさせるという作戦に出て、ついにコルラミが試合放棄します。
今回のエピソードは、エンタープライズ号のクルーがそれぞれ持ち味を生かした活躍を見せたのが評価出来ます。
スター・トレック・TNGの”Peak Performance”
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