グリュミオーのヴィヴァルディ「四季」

グリュミオーのヴィヴァルディ「四季」の輸入盤LP(右)を入手。これは学生時代の1980年頃に別冊FM Fanの長岡鉄男の「外盤ジャーナル」で録音優秀として紹介されたのを、石丸電気の輸入盤LP売り場で入手。結構好きなLPだったのですが、お金が無いときに残念ながら売ってしまいました。その後CDの時代になって、しかしこの演奏はCDにはなかなかなりませんでした。というのも四季なんてのは次から次に新譜が出るからです。ようやくCDになったのは1998年でタワーレコードの企画ものだったかと思います。それで入手して悪くは無いんですが、音の鮮烈さではLPの方が優ったように思いました。それでまたアナログLPを集め出した時にヤフオクで国内盤LPを入手。これも悪くはないけど、少し違うという感じがして、結局今回またヤフオクで高かったけど輸入盤LPを入手。改めて聴いてみると、まあそれほど国内盤と録音で差は無く、ちょっと記憶の中で美化されていた感じでした。しかし演奏自体はとても好きで、グリュミオーというと普通は柔らかい音という感じですが、この演奏は尖った鋭角的な音を出しており、全体を通じて緊張感を維持したとても良い演奏と思います。