オーディオ機器で、コンセントのつなぐ向きを変えると音が変わる(正しい方に変えると良くなる)という話があります。一部のカルトマニアだけが言っている訳ではなく、添付の画像はテクニクスのSL-1200シリーズのレコードプレーヤーの取説の一部です。
この話は、純粋なオカルトではなく、家庭用AC100Vのコンセントに極性があって(片方はアースされている)、電源プラグの方向を逆にすることで、機器のグラウンド電位が微妙に変化することは事実で、それはテスターがあれば自分でも確かめられます。問題はグラウンド電位が非常に微妙なレベルで変化することを人の耳が聞き分けられるかで、私はほとんどの人は聞き分けられないと思います。私自身、若い頃はテスターで測定して極性を合わせようとしたことがありますが、そうやっても音質の有意差はほとんど感じられなかったので、ある時からこだわるのは止めました。また極性による電位差はオーディオ機器のある場所が1Fならまだ出やすいですが、2F、3Fと大地からの距離が大きくなるにつれ、電位差は小さくなり、音質差もそれにつれて無くなります。結論としては、コンセントの向きはどうでもいいと私は考えます。
コンセント(電源プラグ)の向きと音質
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