自民党の最良の戦術?首相指名でわざと野田佳彦に自民党も投票し、立憲民主党に内閣を組ませる。おそらく半年もやらせればボロが出る(党内にろくな人材いないので、かき集めた人間がまず間違いなく何かの問題起すと思います)ので他の野党と組んで不信任を出し、再選挙に持ち込む。来年7月に参院選もあるし、これが最良の方策では。大体今回立民の議席が大幅増といっても、立民の政策に期待した人は非常に少ないでしょう。
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生成AIによる候文の手紙の英訳(2)
ChatGPT4oによる候文の手紙の英訳その2。今回のは前回のより更にハードルが高いです。
いかし今回もほぼ正確に英訳しました!(「故山に帰養せし」だけちょっと間違えましたが。)
今の平均的日本人で、「舊雨の感」(旧雨今雨という四字熟語から、「雨」と「友」は中国語では発音が近いことから、昔からの友情と今の友情のことをこう言う)とか「滄桑の変」(桑畑が海原になるような世の中の大変化のこと)とか「鼓皷の間に相見る」(お互いが戦場で敵として相対する、陣太鼓の音を聴く)などをきちんと理解出来る人は少ないと思います。また「曩に」(さきに)も読める人は少ないと思います。
私
ではこれは英訳出来ますか?山県有朋が西南の役の時に西郷隆盛に降伏を勧告して送った手紙の冒頭部です。
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山縣有朋頓首再拝、謹んで書を西郷隆盛君の幕下に呈す。有朋、君と相識るここに年あり。君の心事を知るまた甚だ深し。曩に君の故山に帰養せしより、久しくその謦咳に接することを得ざりしかど、舊雨の感豈一日も有朋の懐に往来せざらんや。料らざりき、一旦滄桑の変に遭ひて、ここに君と鼓皷の間に相見るに至らんとは。君が帰郷の後ち、世の鹿児島縣士族の暴状を議するもの皆いはく、「西郷実にその巨魁たり、謀主たり」と。然れども有朋は獨りこれを斥けて、然らずとなせりき。然るに今かくの如し。嗚呼また何をか言はん。
ChatGPT
Here’s an English translation of the opening of the letter Yamagata Aritomo sent to Saigō Takamori during the Satsuma Rebellion, urging him to surrender:
With utmost respect, I, Yamagata Aritomo, bow deeply and humbly present this letter to you, Saigō Takamori. I have known you for many years and am intimately familiar with your character and intentions. Since you retired to your native mountains, it has been a long time since I last had the honor of your company. Yet, not a single day has passed without the fond memories of our past friendship crossing my mind. Never did I imagine, however, that we would meet again under such tragic circumstances, on opposing sides of the battlefield.
Since your return to Kagoshima, many have condemned the actions of the samurai of Kagoshima, asserting, “Saigō is indeed the ringleader, the mastermind of this rebellion.” Yet, I alone refuted these claims, insisting it could not be true. And now, we find ourselves in this situation. Alas, what more is there to say?
This translation captures the formal and respectful tone appropriate for the historical context of the letter. Let me know if you need further refinement.
私
「故山に帰養せし」は「故郷に帰る」という意味です。
ChatGPT
Thank you for the clarification! Here’s a revised translation:
With utmost respect, I, Yamagata Aritomo, bow deeply and humbly present this letter to you, Saigō Takamori. I have known you for many years and am intimately familiar with your character and intentions. Since you returned to your hometown, it has been a long time since I last had the honor of your company. Yet, not a single day has passed without the fond memories of our past friendship crossing my mind. Never did I imagine, however, that we would meet again under such tragic circumstances, on opposing sides of the battlefield.
Since your return to Kagoshima, many have condemned the actions of the samurai of Kagoshima, asserting, “Saigō is indeed the ringleader, the mastermind of this rebellion.” Yet, I alone refuted these claims, insisting it could not be true. And now, we find ourselves in this situation. Alas, what more is there to say?
生成AIによる候文の手紙の英訳
ちょっと試しに、ChatGPT4oに候文の手紙を英訳させてみたら、完璧に訳しました!びっくり。また「不名誉な場所(=遊郭)」を”unsavory places”と訳していて、へええ、と思いました。
以下は候文の手紙の冒頭部です。英語に訳してください。
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この頃の寒気に御さはりも無き御様子にて、先ず先ず安心致し候。
実は久しく御出無之によりいかにやとお案じ申せし次第なり。しかし聡明にして勉強好きの足下、健康でさへあれば他は安心と思ひの外、さる確かなる筋より承聞するに、この頃は学校の課業も怠り勝ちにして懦弱なる軟文学の耽読に日を消さるるのみならず、折々は悪友と共に不名誉の場所へ行かるるとの事、果たして事実なりや、如何。御国許の父君より、昨今屡予定以外の送金を請求し来るは何か仔細なきかとの御手紙ありしに対し、政夫君に限りて御心配の事ある筈なしと保證しおきしが、今思ひ出づれば、老生こそ監督を依頼されながら迂闊の至り、申訳なき次第なり。
ChatGPT
Here’s the English translation of the beginning of the letter in epistolary style:
With the recent chill in the air, I am relieved to know that you seem unaffected, allowing me some peace of mind. In truth, I had grown somewhat concerned due to your prolonged absence. Yet, knowing your intelligence and love for study, I believed that as long as your health was intact, there was no cause for worry. However, I recently heard from a reliable source that, lately, you have been neglecting your schoolwork, spending your days absorbed in frivolous literature, and, on occasion, visiting unsavory places with questionable company. Could this truly be the case?
Your father from home has also written with some concern, wondering if there might be a reason for the recent requests for additional, unplanned funds. I assured him that he need not worry in the least about Masao, yet now, upon reflection, I feel I have been far too remiss in my oversight and cannot help but feel remorse for my negligence.
こちらで初選挙
NHK杯戦囲碁 瀬戸大樹8段 対 羽根直樹9段(2024年10月27日放送分)
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が瀬戸大樹8段、白番が羽根直樹9段の対局でした。この碁の焦点となったのは黒からの2回のシチョウアタリに対する白の対応で、特に2回目の対応は白が見事に黒からのシチョウアタリをかわしてシチョウ有利を保ち、それがポイントになったように思います。右上隅から延びる白の大石を黒がどう攻めるかが後半の最大の焦点でしたが、黒が無理気味でしたが、左下隅に手を付けて劫になって劫争いになった時に、白を包囲している中央左側の黒がダメが詰まって結局劫で分断され、黒は両方の劫は頑張れず、左下隅の劫は白が勝って地合は大きく白に傾きました。後は右上隅からの白が活きるか死ぬかが勝負でしたが、羽根9段は活きを読み切っており、冷静に活きて黒の投了となりました。羽根9段の味わい深い名局だったと思います。
「貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」
最近、企業がHPに載せている通知文とかを見ると、かなりの確率で「貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」という紋切り型が使われています。
私はこれを見る度、すごく気持ちが悪くなります。
何がかというと、
(1)相手を祝賀するのは「お慶び」です。これは元々候文で「大慶至極に御座候」とかを崩したもので、そういう意味でも「喜び」は違和感有り。
(2)「格別のご高配」→今はほとんどの人が思考停止状態でこう書きますが、この意味するところは「本当にあり得ないような高いレベルのご配慮をいただきました」ということになります。たかが年に数回程度取引きするような相手に使うには慇懃無礼、過剰表現もいい所です。男性が会う女性全員に「あなたは絶世の美女です」と言っているようなもの。
(3)「厚く」これも今はこう書く人が多数派ですが、本来は「篤く」です。
以下は、ジャストシステムの日本語入力ソフトであるATOKの定型文入力に入っている文例ですが、「格別のご高配」は一件も使われていません。「厚く」は残念ながら大勢に日和ったのか使われてましたけど。
拝啓
秋冷の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。また、平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
拝啓
平素は格別のご配慮にあずかり厚く御礼申し上げます。
さて、『発注日』付にてご発送の品、本日着荷いたしました。納品書と照合の上、検品いたしました結果、異常は認められませんでしたのでご通知申し上げます。
拝啓
平素は格別のご厚誼を賜り、心から御礼申し上げます。
さて、『受注日』『発注者部署役職名』 『発注者氏名』様より、下記製品について、電話によるご注文をいただきました。つきましては、念のためご確認申し上げます。
拝啓
秋冷の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。また、平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
ちなみにChatGPT4oに意見を聞いてみたら、以下の回答でした。
確かに「格別のご高配」は少し過剰に感じることがあります。よりシンプルで適切な表現としては、以下のような言い回しが考えられます:
- 平素はご愛顧賜り、誠にありがとうございます。
- 日頃のご支援に厚く御礼申し上げます。
これらの表現は、過剰な敬語表現を避けつつ、感謝の気持ちを丁寧に伝えることができます。
安西徹雄の「英文翻訳術」
安西徹雄さんの「英文翻訳術」を読了。元々雑誌の「翻訳の世界」に連載されたもので、著者はシェークスピアの戯曲の翻訳の専門家です。私は、ヴェーバーの「中世合名・合資会社成立史」の翻訳の方針として、
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1. 文中の指示代名詞についても、自明である場合を除いて可能な限りそれが指している語そのもので翻訳し、「それ」「この」といった指示詞だけといった訳を可能な限り避けています。また、適宜意味上の補足を[]の中に入れています。
2. 長い複文が続く文の場合、例えば”Es ist wahrscheinlich, daß….”を「○○○○○○○○○○○○○○は、真実らしく思われる。」のような元のドイツ語の順番を入れ替えた日本語にせず、「次のことは真実らしく思われる。つまり、○○○…」のような形でのネイティブが原文を読む際の理解の順番に合わせるような訳を多用しました。(全部ではありません。)これの欠点としては「つまり」のような語が増えてくどくなるというのがありますが、長所としては、ヴェーバーの長い補足の複文を読む前に結論としてはどうなのかを先に知ることが出来、読みやすくなっていると思います。
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というのを自分でルールとしていたのですが、この本の最初の方に上記の2が、また同じく最初の方に1が指摘してあって、英語とドイツ語という違いはありますが、我が意を強くしました。
その他関係代名詞は、いわゆる限定用法的に見えても実際は非限定用法的に使われていることが多いというのも、今訳している「ローマ土地制度史」で最近感ずるようになっていたものです。
その他、無生物主語、比較、受動態、仮定法など日本語には必ずしも対応するものが無いのをどう訳すかという点で参考になる点は多かったです。ただ安西氏が口語が多い戯曲の翻訳の専門家であり、私がやっているのが口語はほぼ0の学術論文という違いはあり、何でも適用出来るかというとそれは違います。ただ、日本語訳だけ読んで意味が理解出来ない翻訳には意味が無い、ということは共通のことだと思います。
音楽プレーヤーその後
中国製音楽プレーヤーは結局大外れであり、その後どうするか考えたのですが、やはりスマホを音楽プレーヤーにするのが一番普通だろうということで、中国製音楽プレーヤーに使うつもりで一緒に買った128GBのmicroSDをスマホに入れ、700曲ぐらい転送しました。ただプレーヤーアプリは最初から入っているソニーのを使ったのですが、一つ問題が出て、自分でリッピングしたのはOKですが、iTunes Storeで買った曲は再生出来ません。それでAndroid用のiTunesが無いか探したのですが、結局Amazon Musicを使え、ということらしく、月1,000円のサブスクはシャクでしたが、取り敢えず契約し、これで全て再生出来るようになりました。画像はApple MusicのPC版です。
ウルトラマンタロウの「天国と地獄 島が動いた!」
ウルトラマンタロウの「天国と地獄 島が動いた!」を観ました。八丈島付近で夜中に5隻の大型船が消息を絶ち、ZATが調査に乗り出します。副隊長以下3人は、地図に無い岩礁を見つけ、そこに着陸して調査します。しかし3人が夜を待って仮眠している間にその岩礁は動き出して八丈島にぶつかりそうになります。その島が実はカニの怪獣でそこにタコの怪獣も出て戦いになり、カニが勝ちます。八丈島に上陸して暴れるカニの怪獣を、遅れてきた東がZATコンドルでやっつけようとして逆にやられ、タロウに変身します。何でも溶かすカニの泡にやられて危機に陥りますが、特殊な光線でその泡を除去し、改めてカニ怪獣を倒すと、そこからは多数の子ガニが…というお話です。うーん、全体的にタロウは話が緩く、またBGMも帰マンのMATのワンダバに相当するのが「ダーバダダーバダ…」という気の抜けるもので、緊張感に乏しいです。まあより低年齢層を狙って視聴率を上げようとしたのでしょうが…
中国製音楽プレーヤーのインチキAmazonレビュー
手持ちのiPod2台(256GB)が1台は完全に死に、もう1台もほぼ死ぬ直前。何がってお約束のバッテリー膨れです。まだ同じものを売っていますが、6万円くらいするので、この際中国製音楽プレーヤーでもいいかと思って、Amazonで評価が高いの(5000円くらいの)を買いましたが、騙されました。Amazonで☆☆☆☆☆評価をするとアマギフ1000円分ということで、ほとんどその桜評価でしょう。大体車で使おうと思ったのに、車載Bluetoothに対応していません!あああ。VORAGA MP3プレーヤーという製品です。皆さんもAmazonレビューの表面的な高評価には気を付けてください。ちなみ車載Bluetoothに対応していないのは、この価格帯の音楽プレーヤーはほとんどそうみたいです。要するにBluetoothはイヤホン用なだけです。音楽プレーヤーは今回一緒に買った128GBのmicroSDをスマホに入れて、そちらを使おうと思います。