ウルトラマンタロウの「東京の崩れる日」

ウルトラマンタロウの「東京の崩れる日」を観ました。蟻が新建材から出るガスで巨大化してビルを食い荒らして、ビルが次々に倒壊していく…という話ですが、それはシロアリで、シロアリと蟻はまったく違う分類の生物です。(シロアリはゴキブリの仲間)それで蟻酸を使ってビルから追い出して焼き殺そうとしたら、全部一体化して巨大な怪獣になる、というご都合主義的展開です。光太郎は新マンの郷秀樹のように、ビルの屋上から墜落する途中でタロウに変身してから、何故かいきなり決め技のストリウム光線を使いますが、これもお約束で通じません。蟻酸とか炎で苦しめられますが、最後は自身が炎と化して倒します。という訳で平凡なエピソードでした。ただ東光太郎を演じている篠田三郎は、本当に爽やかな好青年というタイプで、歴代の主人公の中でも傑出していると思います。