スタートレック・TNGの”The High Ground”を観ました。エンタープライズ号がルチアIVという星での、アンサタという西側の部分の独立を目指したテロリズムに巻き込まれる話です。アンサタ側は次元ワープという方法で移動していて、エンタープライズ号でさえそれを検知出来ません。アンサタ側は医師のクラッシャーを誘拐しますが、それは次元ワープは人体のDNAに有害であり、その者達の治療をさせるためでした。クラッシャーはアンサタのリーダーであるキリルと話合いますが、キリルは絵を描く芸術家肌の男で必ずしも冷血一方の人間ではありませんでした。テロを止めるように言うクラッシャーに、キリルは自分はアメリカの独立戦争でのワシントンと同じだと言い、勝てば将軍と呼ばれ、負ければテロリストと呼ばれると言います。結局ウェスレーが次元ワープを追跡する方法を見出し、アンサタの基地である洞窟が特定され、ウォーフ達がクラッシャーと同じく拉致されたピカード救出に向かいます。キリルはルチア側の捜査官に射殺されましたが、その敵を討とうとした少年をクラッシャーは止めるように説得し、少年は銃を下ろし、クラッシャーはそこに平和的解決の希望を見出します。
しかし、エピソードの中でルチアのスクールバスがアンサタの攻撃を受け60人の子供が死んだなど、いやでも現在のイスラエルとガザの戦争を思い起こさせる内容でした。エピソード中でデータが、同様の独立戦争の例として北アイルランド紛争を挙げ、「2024年に北アイルランドがイギリスに併合された」と言ったため、イギリスや北アイルランドではこのエピソードは放送されなかったみたいです。
スタートレック・TNGの”The High Ground”
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