スタートレック・TNGの”Allegiance”を観ました。ピカードがある時突然何者かに拉致され、狭いセルのような部屋に他の二人とともに転送されます。一人は連邦の若い女性のエンジニア、一人は暴力を否定する星の哲学者、そしてその後一人追加されますが、それは暴力肯定の星人でした。ピカードが拉致されている間にピカードのドッペルゲンガーが指揮を執りますが、女医のクラッシャーを部屋に呼んで食事をしたり、クルーのポーカーゲームを見に来たり、Ten Forward(バー)で全員にエールをおごって突然歌い出したり、どこか変です。極めつけはパルサーの近くに過度に接近してクルーを被爆の危険にさらそうとしますが、ライカーもウォーフもピカードの命令がおかしいことを悟り、それに従いません。一方本物のピカードは残り3人を説得してドアの開閉装置を壊して外に出ようとしますが、そこには壁があるだけでした。結局ピカードは連邦の若いエンジニアが、そのランクでは知っている筈のないピカードのエピソードを知っていることから偽物と察知し、これは何かの実験に使われていることを暴きます。ピカードのその行為で実験が無意味になりエイリアンが姿を現わします。ピカードは無事エンタープライズ号に戻って、ドッペルゲンガーが戻ったのと、やって来たエイリアンの合計2人と議論しますが、彼らが好奇心だけでこれをやったという説明に、監禁自体が罪であることを説明し、エイリアン2人を逆にフォースフィールドに閉じ込めて、それを他人にやってはいけないということを分からせます。うーん、実験の話はよくありそうな話ですが、このエピソードの見所はドッペルゲンガー版ピカードのおかしな行為のようです。しかし連邦の船長の命令の権威というのも、意外と簡単に否定されると言うところが私には面白かったです。
スタートレック・TNGの”Allegiance”
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