NHK杯戦囲碁 秋山次郎9段 対 坂井秀至8段

本日のNHK杯戦の囲碁は秋山次郎9段と坂井秀至8段の対戦です。秋山9段は天元戦で挑戦者になったことがあり、坂井8段は碁聖の獲得経験があり、がっぷりつり合った対戦です。内容は坂井8段が両三々から始まって序盤から地を稼ぎました。対して秋山9段は左下隅でわざと白に出切らせてサバキに行きました。うまく捨て石して外回りを目指しました。ただ、白の実利も大きく、また黒が左辺と上辺の連絡が上手くいかず、大ゲイマで白の右上隅と左辺の間を切りに行きましたが、逆に白からその間を切断されました。そして上辺左の黒を強化するために左上隅の白を固める手を打ちましたが、その後裾を止める手を打たないで中央を打ったため、すぐに白からすべられてしまいました。この辺りちょっと打ち方が一貫していなかった感じです。結局白が大きく地合いをリードして中盤に入りました。黒は右辺の白の三間ビラキの真ん中に打ち込み、地をえぐるのと同時に白の壁を攻めようとしました。白は構わず下辺を打ち、更に右下隅もえぐりました。しかし結果的には右辺をもう少し備えていた方が優ったのではないかと思います。右辺は黒から攻めていって効になりましたが、劫材は黒の方が多い状況でした。白は上方へ脱出してあわよくばそちらの白と連絡してしのごうとしました。黒は下辺の白にもたれて、2子を捨て石にすることで中央に利きを作り、それで右辺の白を取ってしまおうとしました。結局白が黒2子を取ってしのぎましたが、下辺を受けていられず、時間ツナギで利かそうとした石を含め、また右下隅に利かした石も全て取り込まれてしまい、黒が大きな戦果を上げ、ここで細かいながら逆転したようです。結局黒の2目半勝ちでした。

IELTS (General)初受験(2019年5月11日、会場:JP500{横浜})

IELTS(General)を初めて受験しました。ちなみにIELTSには留学の資格が目的のAcademicと一般向け・就労向けのGeneralの2種類があります。私は留学の予定は無いのでGeneralにしました。しかし、これまで入手した2冊の参考書がどちらもAcademic向けであり、私が検索した限りでは、日本ではGeneral向けの参考書は出ていないようです。この2つでスピーキングとリスニングは共通であり、リーディングとライティングが問題が違います。ともかく、参考書の状況から見て、日本でGeneralを受験する人は非常に少ないようです。
そして受験してみての感想ですが、
(1)ともかく手際があまり良くない。
受付開始は午前8:00なんですが、結局最初のライティングが始まったのが9:25ぐらい。余裕を見て7:30頃には既に会場に着いていましたが、そこから試験を受けるまで2時間近くかかっています。手際が良くない最大の理由は、セキュリティが信じられないくらい厳重だからです。まず会場に持ち込めるのは、数本の鉛筆でキャップ無しのもの(シャープペン不可)、消しゴムのカバーを取ったもの、及びパスポート(カバー無し)と、ラベルを剥がしたPETボトルの水、これだけです。後は全て荷物置き場に預ける必要があります。スマホ・携帯はもちろんダメ、時計もダメ、ポケットの中も財布も含めてすべて出して空にしないといけません。ハンカチやティッシュも駄目です。ティッシュは会場で3枚ずつ配られました。更に会場で写真を撮るのと同時に、右手の人差し指の指紋まで取られます。なんでたかが英語のテストでここまで厳格にやらないといけなんでしょうか。イギリスがBrexitになって、移民を押さえ込もうとしている姿勢の表れかと勘ぐりたくなります。また、過去にTOEICで不正受験があって、TOEICがイギリスへの留学・就労資格として認められなくなったと聞きましたが、そういうのの影響もあるようです。
こういう状態なんで、一回会場に入って念のためトイレに行ったら「もう一度エントリーの手続きをやり直してください」と言われました。結局係員の人が大目に見てくれましたが何だかなあ、です。
こういう厳重なセキュリティーのせいか、係員がやたらと多いです。
(2)トイレが大変
午前中のテストは、ライティング-リーディング-リスニングの順番で、この途中でトイレ休憩などは一切ありません。私は会場に入ったのは8:30頃で、リスニングが終わったら12:30でほぼ4時間トイレに行けません。私は思いきってリーディングの最初で手を上げてトイレに行きました。係員がトイレまで付いてきました。これで3分ぐらいロスしました。
(3)ライティング
ライティングの問題は、150ワードと250ワードの2つのエッセイを書く必要があります。
今回は、最初のエッセイが「子供の学校が外国に(修学)旅行に行くことになり、同行する保護者を募集している。
①まず募集に申し込む。②その理由を書く。③その他の質問をする。」という内容の手紙を担任の先生に書くというものでした。特に問題無く、165語くらいの手紙を15分もかからないで書けました。
2番目の問題は、「新しい技術は労働者にとってメリットがあるか、デメリットが多いか、あなたの意見を述べよ」というものです。これも以前「実践ビジネス英語」でトピックとして扱われたことがあり、賛成派と反対派の意見を併記して、最後に自分の意見を書いてまとめ、265語くらいになりました。
という訳でライティングは順調でした。これまでAEONのライティングコースで平均400ワードのエッセイを61回書きましたから、さすがに慣れています。
(4)リーディング
これもあまり大きな問題はなく、トイレに行って時間を消費しましたが、無事に時間内に終えることが出来ました。最後のパートが一番骨で2ページに渡る長い文章を読んで解答する必要があります。今回は「胡椒」に関するエッセイであり、胡椒が昔は黄金並みの価値があったとか、緑と黒と白の胡椒の違いとかの話です。「黒胡椒について次の5つの選択肢から当てはまるものを3つ選べ」という問題がかなり大変で、2つは簡単に解答出来ましたが、残り1つがちょっと自信が無いです。ただ全体的にはまあ順調でした。
(5)リスニング
これが最大の難関でした。大体ライティングとリーディングで既に2時間経っており、ここから更に集中力を維持するのが至難の業です。しかも集中して聞かないとある箇所を聞き逃すと1問答えられなくなります。
前半は問題無かったですが、最後の2つのパートがかなり面倒でした。特に最後のは、経済学で知らない人に対して好意を持つことがどのような経済的なメリットになるか、という話で、ちょっとしたゲーム理論ぽい話も出てきてかなりタフでした。TOEICだったら単に選択肢の中から選ぶだけですが、IELTSでは数字や単語をそのまま書かされる問題が多く、その部分を聞き逃すとアウトです。しかも選択する問題でも、その選択肢にある話がすべて出てきて、ほんのちょっとした表現で結局どれが一番適当なのかを判断しないといけません。
今年の1月にTOEICのリスニングで満点取れましたが、このIELTSのリスニングは良くて7割くらいしか正解出来ていないと思います。
また、私の思い込みかもしれませんが、イギリス英語ということでクィーンズイングリッシュみたいなのを期待していたら、結構なまったような発音が出てきて面食らいます。調べてみたら非ネイティブのなまった英語もかなり問題として採用しているようです。
(5)スピーキング
先生は、男性のネイティブでした。未確認情報ですが、日本人の判定員の場合も若干ですがあるようです。
話題は自己紹介、子供の頃好きだった遊び、ゴミを道に捨てる人をどう思うか、人にアドバイスした実例で、「誰に」「何のアドバイスをして」「その効果はどうだったか」というスピーチが1~2分。これについては早口でしゃべったら時間が余って、後から付け足しを入れたりしました。更に両親が子供にアドバイすすることをどう思うか、という質問があり、更に良くない友人と付き合うな、というアドバイスはどうか、などの追加質問がありました。更には専門家のアドバイスはどうあるべきか、例えば医者が患者にアドバイスする時は、という質問もありました。
一部単語の意味が分からなくて聴き返したり、上記のように時間が余って沈黙の時間があったりで出来はあまり良くはありませんでしたが、言いたいことはしゃべった積もりです。医者の所の話で、例の”hippocratic oath”に従うべきだ、と言えたので、語彙力は少なくとも示すことは出来たと思います。
ちなみに、上記の「ゴミを捨てる」話で、最初”rubbish”と言われて、正直に分からなかったので意味を聞きました。これ典型的なイギリス英語で、アメリカならgarbageやtrashという所です。IELTSは建前はアメリカ英語もOKとしていますが、実際はバリバリのイギリス英語でテストされるということだと思います。

ちなみに受験者はほとんど学生か20代くらいの人で、一部セーラー服の女子高生も数人見かけました。男女比は1:2くらいで圧倒的に女性の方が多いです。会場は横浜(ちなみに毎年人間ドックを受けているクリニックと同じビルだったのでまったく迷わずに到着出来ました)ですが、人数は160~180名くらいだと思います。席は一番後ろから2番目でしたが、リスニングは会場内にある複数のスピーカーで音声が流されたので、TOEICみたいに後ろの席が不利ということはなかったです。
結果の発表は3週間後で郵送されます。まあ、私の場合IELTSでどのレベルを確実に取得しなければならないという具体的な目標は無いので結果は謙虚に受け取り今後の学習計画の参考にする積もりです。

老婆心からの注意事項:
(1)今回会場の空調の設定が22℃になっていました。こっそり24℃に変更しましたが、それでも結構寒かったです。あまり薄着をしていくと大変ですし、(2)のトイレにも効いてきます。
(2)トイレが近い人は何らかの対策を考える必要があります。私もちょっとこれを軽視していました。
(3)鉛筆は最低5本、出来れば6本くらいあった方がいいです。ライティングは3ページぐらい書くことになるので、ここでまず2本ぐらい消費します。会場で係員が携帯鉛筆削りを持っていましたが、十分な数がある訳ではありません。
(4)受付時間スタートの時間に合わせて行くと、受付としては早くなりますが、待ち時間が長くなります。早く行くのもほどほどに。
(5)試験の進め方、注意事項などの説明はすべて英語です。日本人以外の受験者もいるため、そうなるようです。そういうのを聴き取れる自信がないレベルの人はそもそもこのテストを受けるべきじゃないと思います。

中国製の今時のBCLラジオ

日本ラジオ博物館に行ってから、かつての「ラジオ少年」の血が完全に復活しました。私が中学生の頃BCLブームというのがあって世界中の短波放送を聴いて、ベリカードという放送局が受信レポートの御礼に送ってくるカードを集めるのが流行りました。私も当時ソニーのスカイセンサーというBCLラジオを持っていました。(日本ラジオ博物館でも展示されていました。)で、今海外の放送を聴くのがどうなっているのか調べたら、さすがにBCLラジオの日本製はもうありませんでした。しかし中国製では数製品あり、その中のある会社のハイエンドモデル(2万4千円くらい、TECSUN PL-880)というのをAmazonでポチってみました。なお、今BCLをするにはパソコンのUSBにつないで、PC上のアプリで操作し、音はPCのスピーカーで出す、というのが主流みたいです。ただそのタイプの機器は価格が最低でも7万円くらいします。
到着したBCLラジオですが、取り敢えず、FMの音は非常に音質がいいです。難点はバッテリーがリチウムイオンの充電式で、これの充電をするUSB充電アダプターが盛大にノイズを発する(すべてのスイッチング電源はノイズ源になります)ので、充電しながら聞くというのがAMやSWの場合、ほぼ不可能です。(試してみたら、PCのUSBにつないで充電しながら聴くのは問題ありませんでした。)
充電アダプターを外した状態で、SW(短波)で北朝鮮の平壌放送を問題無く受信出来ました。

叶山の#30000の革砥

クラシックシェービングも病膏肓で、ついに革砥で叶山革砥製作所の#30000のものを入手。これまで使っていたのは同じ叶山の#5600です。でこの番手が増えれば砥石みたいに仕上げ用という意味ではなく、革の厚さが大きければ番号が増え価格が上がります。厚みが大きいということは、それだけ長持ちするということです。ちなみに製造元の情報では、番号が上がるとむしろ革のコラーゲン繊維の緻密さは落ちていくとのことです。なので番号が多い=価格が高い=高級、という意味ではないです。
また、#5600ではコードバン革砥と布砥(帆布)のセットでしたが、#30000では更に牛革の革砥がもう1枚追加になっています。布砥-牛革砥ーコードバン砥で、荒砥-中砥-仕上げ砥という感じらしいですが、革砥には元々砥石と同じレベルでの研磨力はありません。
なので3つも必要ないのですが、お客である理容師から砥石からの連想で3種類要望されたので作ったみたいです。「革砥と言えばコードバンだ」みたいなことを主張する人がいますが、実際にはコードバンの革砥で一番有名な叶山革砥製作所ですら、牛革の革砥も作っている訳です。(昔は牛革ではなく馬の背中の革を使っていたみたいです。コードバンは農耕馬のお尻の革です。最近農耕馬は減少の一途であり、良質のコードバンの入手は非常に難しくなっているようです。)

歌川国芳の「木曽海道六十九次之内 六十八 守山(達磨)」

歌川国芳はいわゆる「奇想の系譜」の画家の中でも特に好きな浮世絵画家ですが、その中でもこれは最高!達磨さんが普通のザルソバをまるで椀子そばのように次から次に平らげています。そりゃあ面壁九年で9年間も岩の前で座っていたんですから、さぞかしお腹がすかれていたんでしょうが、それにしても…蕎麦屋の店員の「まだ召し上がるんですかい」とでも言いそうな顔がほとんど漫画です。しかし、このシリーズ、同門の歌川広重の街道シリーズに対抗したのかもしれませんが(二人は同じ年の生まれです)、完全に国芳風になっている所が面目躍如です。
Webで調べたら、この絵、「守山」で「盛り(そば)が山のようになっている」というシャレみたいです。

原子力潜水艦シービュー号の”Fatal Cargo”

原子力潜水艦シービュー号の”Fatal Cargo”を観ました。またもWelch脚本。で、今回のモンスターは白いゴリラです。ある博士がこの白い凶暴なゴリラの脳を完全に操る装置を発明したのですが、邪なその助手が、ゴリラを誘導するペンをその博士の胸に挿して、ゴリラに博士を襲わせて殺します。その後にやって来たネルソン提督は、シービュー号の上陸部隊に命じて(フライングサブで相当な時間を飛行して来たのに、上陸パーティーはほとんど瞬時に到着します。まあWelch脚本で突っ込んでも仕方がありませんが。)、ゴリラをトランキライザーで撃って眠らせ捕まえてシービュー号に持ち込みます。後はお約束で、邪な助手がゴリラを操ってシービュー号の中で大暴れさせて、という話です。でそのゴリラですが、当然のことながら着ぐるみです。なのでゴリラといいつつ身長が人間と変わらないので、あまり怖さが無いのですが。この頃は、こういう着ぐるみ専門のアクターがいて、自分で着ぐるみを作って色んな番組に出ていたみたいです。それで邪な助手について、クレーン艦長は昔から知っていて、有名人の業績をいつも自分の業績のように見せたがる男だったということで、ネルソン提督にその旨報告しようとしますが、男に襲われて気絶させられ、ゴリラが暴れている間はずっと登場しません。

原子力潜水艦シービュー号の”Man of Many Faces”

原子力潜水艦シービュー号の”Man of Many Faces”を観ました。またもWelch脚本ですが、前回のよりははるかにマシです。シービュー号版「二十面相」です。冒頭でいきなりネルソン提督が放送中の番組に押し入り、ネルソン提督と敵対する科学者をTVカメラが回っている前で射殺します。その頃、ネルソン提督はサンタバーバラにいたので、明らかにそれはネルソン提督ではありません。ネルソン提督は殺された科学者が発明した潮位コントロール装置によって、月が地球に引き寄せられて最終的に地球に衝突することを予想し、シービュー号でその装置を破壊に行きます。そのシービュー号の中で、チップ・モートンの偽物、ドクターの偽物、スパークス(無線技士)の偽物、シャーキーの偽物などが次々に現れ、ネルソン提督とクレーン艦長は誰を信じていいのかが分かりません。結局、最後はクレーン艦長に化けた男が、エスケープハッチの中に爆弾を仕掛けて、自身はフライングサブで脱出します。しかし、ネルソン提督はTVの殺人場面を何回も観ることで、犯人の指輪を発見し、先回りしてフライングサブに潜んでいて、犯人を倒して、潮位コントロール装置をミサイルで破壊して一件落着という話です。(爆弾は爆発寸前にクレーン艦長が魚雷発射管から放出しシービュー号は無事でした。)しかし、顔だけ変装しても、体の大きさまで変えることは不可能で、複数のクルーに次々に化けるというのは理屈に合いませんし、大体科学者が何故そんなことに長けているのかまったく説明がありませんが、まあWelch脚本ですから、そういう合理的な説明を期待しても無駄です。

ジョン・ヒューストンの”Moby Dick”(白鯨、1956年)

ジョン・ヒューストンの1956年の”Moby Dick”(白鯨)を観ました。私はこの有名な話の原作をお恥ずかしながらまだ読んでいません。この映画は興行的には失敗だったようですが、原作に忠実な映画化だそうで、重厚で非常に感銘を受けました。これを観たきっかけは、原子力潜水艦シービュー号のネルソン提督を演じている、リチャード・ベースハートがイシュメイルを演じているからです。グレゴリー・ペックのエイハブ船長が、単に復讐の狂気に取り付かれた人間というより、かなり理性的な名船長でありながら、それでもモービー・ディックに対する怒りを禁じ得ないという感じが非常に良く演じられていました。私は、もっと小さな船で、また乗組員も数人で鯨と戦うのかと想像していましたが、技術的には銛を手で撃つなど原始的ですが、捕鯨船そのものはかなり大きな船で予想と違いました。また、海域的にも喜望峰辺りから延々とビキニ環礁の付近まで鯨を追いかけており、こんな大規模なものだとは知りませんでした。ベースハートはシービュー号の時と比べて約10年前でかなり若々しい感じです。スピルバーグの「ジョーズ」はこの映画の影響を受けており、小林信彦はそのパロディーで「ジェリーズ」(大クラゲ)の話を書いて、冒頭を「私の名前だったら石丸としておこう。」で始めています。(注:「白鯨」の冒頭は、”Call me Ishmael. “で始まります。)

八球スーパーヘテロダイン組立図解(昭和4年)

Amazonを「スーパーヘテロダイン」で検索したら、国会図書館のオンデマンド出版で、「八球スーパーヘテロダイン組立図解」という本を売っていました。安かったので買ってみたのですが、昭和4年に大阪のラジオ研究会という所が発行しています。先日の日本ラジオ博物館での情報では、1924年のアメリカ製の6球スーパーが展示されていましたが、当時家一軒分の価格だったということで、ほとんど買う人はいなかったようです。そのわずか5年後に自分で八球スーパーを組み立てようとしていた人が日本にいたのは驚きです。ただ、この書籍かなり怪しくて、真空管は別に買え、と書いてあるだけで型番も書いてありません。まあ当時は三極管だけなので、そんなに種類は無かったのかもしれませんが、これ書いた人がちゃんとラジオとして機能するかを確認したかどうかは不明です。八球ですが、すべてがおそらくは増幅用ではなく、まず一つは検波用、残りの一つはスーパーヘテロダインに必要な混合用の周波数を作り出す発振用と思われ実質的には増幅段は6段ではないかと思いますが、私の知識では詳細は分かりません。
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IELTS リスニング模試

今日はIELTSのリスニングの模試をやりました。40問で30分ですが、かなりタフです。採点していませんがいいとこ8割正解出来たかどうか、という感じです。これもTOEICみたいに条件反射的なテストではなく、語られることの内容をかなり深く理解しないと正しく解答出来ません。例えば、今回やった問題の最後のセクションは、「大都市に住む生物がどのよう都会の環境に適応して言っているか」何人かの学者が調べた内容を要約した文章の穴埋めをする、というものでした。この話題はバードウォッチャーである私には優しい質問にも見えますが、それでもタフでした。