スター・トレックの第2シーズンの”Patterns of Force”

スター・トレックの第2シーズンの”Patterns of Force”を観ました。1960年代のアメリカのSFものTVドラマには必ずといっていいほど登場するナチスドイツもの。エンタープライズ号は、エコスとジーオンという2つの星系の監視に派遣されていた、元カークのアカデミーでの先生だったジョン・ギルからの連絡が途絶えたのを調査するため、エコスに向かいます。エンタープライズ号からの呼びかけに対しギルからの返事は無く、カークとスポックは転送装置でエコスに降り立ちます。そこは何とナチスドイツそのものの社会で、2人はジーオンのスパイだとして捕まります。そしてジョン・ギルがエコスで「総統」と呼ばれて崇拝されているのを知ります。カーク達はジーオンの地下工作員と協力してなんとかギルに会って訳を聞こうとします。そして総統のジーオン攻略作戦のための最終スピーチが行われる会場に忍び込みます。カークはギルが薬物によって昏睡状態で強制的に喋らされていることを察知し、マッコイをナチの軍医の格好で転送するよう命じます。マッコイが打った気付け薬でギルはなんとか質問に答えられるようになり、ナチス式を導入した理由は、エコスの無法社会に対してはナチス式がもっとも短期間に有効な結果を残せるから選択したと答えます。しかし途中でメラコンという男がギルを裏切って自分でジーオン征服を進めようとし、ギルを昏睡状態にして操っていたということです。カークはギルに再度気付け薬を打ち、ジーオンへの侵略作戦を中止する演説をさせ、そしてメラコンこそ裏切り者であることを暴かせます。逆上したメラコンがギルのいる部屋に向かって銃を撃ち、ギルは倒れます。ギルはカークに向かって「歴史家が歴史に学べなかった」という言葉を残して息絶えます。なおこの回は1995年まではドイツでは放送されなかったそうです。日本でもタイムトンネルで真珠湾攻撃と硫黄島での戦いの2話は放送されませんでした。

「巨人の惑星」の”The Deadly Dart”

「巨人の惑星」の”The Deadly Dart”を観ました。SIDのコービッド捜査官は、失敗続きで左遷されたのか、今回はSIDの他の捜査官が登場します。その一人スワンにマークが弓矢を射かけられながら逃げています。しかしスワンは踵に毒針を刺されて死にます。他にも同じように殺された捜査官がいました。ラジオの女性ニュース記者のフライは一連の事故がすべて地球人達の仕業だということで大衆を煽ります。そうこうしている内に今度は市中で爆発事故が起きます。これについてもキャプテン達は、スピンドリフト号の非常用の爆薬が持ち出されていることを確認します。ダンは一度戻って来ましたが仲間達にも疑われたため逆上し、スピンドリフト号から出ていきますが、すぐに真犯人によって捕らえられてしまいます。キャプテン達はダンの無線機を手がかりにその位置を突き止めようとしますが、その途中でスワン捜査官が作った電磁トラップにひっかかったりします。しかし結局二方向でダンの無線機を追っていった線が交わる所はSIDの本部でした。結局の所はバーカーというSIDのヒラの捜査官が、自分が25年もSIDに勤めていたのに出世せず、元同期の捜査官にこきつかわれるのを恨んでの犯行で、最後バーカーがグレイソン捜査官を毒針で殺そうとしたのを、キャプテンが注意して知らせ、バーカーが捕まるという話です。犯人の意外性はありますが、途中の伏線が解決しないままになっていたりで、全体として出来がいいとは思いませんでした。

「大魔神」(1966年)

何となく観たくなって、「大魔神」三部作のブルーレイを購入。そしてまず安田公儀監督の(今初めて知りましたが、大魔神三部作は全部監督が違うんですね)「大魔神」(1966年)を観ました。脚本・俳優・特撮とそれぞれレベルが高く楽しめました。今のCGお手軽特撮と違って、セットを組んでブルーバック合成でと非常に手間がかかっていて、それでいて不自然な感じがほとんどない見事な特撮だと思います。大魔神も迫力満点で、子供の頃これを映画館の大スクリーンで観ていたら(私はこの映画は何故か小学校での上映会で観ました)結構トラウマになったのではないかと思います。ちなみにこの最初の話では大魔神は本当は魔神ではなく、山の中の悪い魔神を封じ込めている神として登場します。悪者の謀反を起した武将は、この程度であれば戦国時代ではごく普通であり、もう少し悪者ぶりの描写があればと思いました。音楽もゴジラの伊福部昭であり、見事でした。

スター・トレックのシーズン2の”Return to Tomorrow”

スター・トレックのシーズン2の”Return to Tomorrow”を観ました。もう何回目か忘れましたが、新しいエイリアンコンタクトものです。ただそのエイリアンが地球人の先祖ではないかとされているのがちょっと面白い所です。カーク達がある惑星の何かのエネルギーによってその惑星に呼び寄せられ、サーゴンという男の呼びかけを聴きます。その星は100万年前に何かの理由で生き物が住めない状態になり、そのままとなっていました。サーゴンはカーク、スポック、生物学者のアンとマッコイの4人に転送装置で地下の空間に来るように言います。そこに居たのは、純粋なエネルギー体として球形の保護装置の中に生きていた人間3人でした。サーゴンはカーク達の体を借りてアンドロイドを作り、その中に移るというプランを示し、それに協力してくれたらはるかに進んだ科学知識を教えてくれると言い、カークは承諾します。しかしスポックの体を借りて実体化したヘノックという男が、カークの体を借りたサーゴンに毒薬を注射して殺そうとします。まあこの展開は、元夫婦のサーゴンとタラッサ、そしてヘノックというアンバランスな組み合わせから容易に予想された展開でした。殺されたと思ったサーゴンは実はエンタープライズ号そのものに乗り移っており、結局スポックの体でエンタープライズを思いのままにしようとしたヘノックを策略で倒して、という話です。サーゴンとタラッサがカークとアンの体を借りて、束の間のラブシーンを演じるのがちょっと悲しくも美しい、というものです。