キャプテン・スカーレットの”Operation Time”

キャプテン・スカーレットの”Operation Time”を観ました。今回のミステロンズの予告は「時間を殺す(”kill time”)」というものでスペクトラム側はその意味するところが分からず、困惑します。その一方で脳外科医のマグナス博士は、患者の額に電極を付けてパルス波を流すことで患者の脳を治療する療法を開発して成功していましたが、車に乗っている所をミステロンズに操られているブラック大佐に追われ、タイヤを撃たれて車が道から外れて大破し死亡しますが、ミステロンズのロボットとして蘇ります。そうこうしている内にスペクトラムのマゼンタ大佐が、世界防衛軍のTiempo将軍が脳の手術を受けることを発見します。Tiempoはスペイン語で「時間」の意味であり、ミステロンズのターゲットはこのTiempo将軍の命であろうということになります。スペクトラムはこのためTiempo将軍の手術をスペクトラムの空中基地内の医療設備で行うことにしました。そして将軍の手術を行うのがミステロンズに操られたマグナス博士でした。手術中にマグナス博士はパルス波の電圧を規定よりはるかに上げて将軍を殺そうとします。その間に手術前に撮影したX線写真に偶然マグナス博士の手が入っており、それが最初は骨だけだったのが、普通の肉のある手に再生します。これによってマグナス博士がミステロンズだということが判明し、スペクトラムはすぐに手術を中止しようとします。しかし時遅く将軍は既に電流で死亡しました…と思いきや、将軍ではなくキャプテン・スカーレットが患者に成り代わっており、一度死んでもまた再生していました、というオチです。これでミステロンズの作戦は失敗しましたが、ミステロンズの肉体がX線を透過させないと

スター・トレックの第3シーズンの”For the World Is Hollow and I Have Touched the Sky”

スター・トレックの第3シーズンの”For the World Is Hollow and I Have Touched the Sky”を観ました。長いタイトルですが「世界は空洞で私はその空に触れた」という意味です。珍しくドクター・マッコイのラブストーリーです。カークは、マッコイからゼノポリシセミア(xenopolycythemia)という病気(架空の病名)にマッコイ自身がなっており、治療法は無く後1年の命だと告げられます。そこにエンタープライズ号は突然5発ぐらいのミサイルの攻撃を受けますが、それは原始的なもので、フェイザーで何無く爆破出来ました。そのミサイルの発射元を探ると、小惑星でしたが、奇妙なことにどの惑星の軌道にも従っておらず自立して動いていました。しかしこのままだと13ヵ月後にDaran Vという20億人が住む星と衝突します。カーク、スポック、マッコイは転送でその小惑星上に降り立ちますが、人工の筒のような建造物を発見します。生命反応は無いと思いきや、突然数人のヒューマノイドが現われ、3人を捕まえます。そのヒューマノイドのトップは女性でナティラと言いました。3人は神殿のような所に連れていかれ電撃を受けて気絶します。気絶から醒めると、3人は客人として歓迎され、何故かナティラがマッコイを気に入ります。3人だけになった時に老人が現われ、この世界の「山」に登ってこの世界が空洞で空も何かのシールドで触ることが出来たと告白しますが、こめかみに埋め込まれた何かの装置で衝撃を受けてそのまま息絶えます。スポックがそのこの世界の文字を解読し、この小惑星型の宇宙船は10,000年前に太陽が超新星と化して滅んだファブリーニのもので、おそらくそこの科学者がこの宇宙船を作って一部の人を載せ、他の星を目指して送り出したことを理解します。しかしナティラ達はこの世界をヨナダと呼び、それが宇宙船であることに気がつかず、神の役割を演じているコンピューターに盲従していました。ナティラはマッコイにパートナーになって欲しいと頼み、後1年の命のマッコイは承諾します。そしてカークとスポックは一旦エンタープライズ号に戻ります。マッコイはヨナダの住民になる条件としてこめかみに制裁装置を埋め込まれます。しかしマッコイは神殿を調査し、そこに聖書のようなこの世界の解説書を発見します。しかりそれを解読しようとしたマッコイは制御装置により罰を受け倒れます。マッコイに呼ばれたカークとスポックがその本を読み、この宇宙船のコントロール室に入り、コースを元々のものに戻します。その時にファブリーニの医療用情報ファイルが見つかり、そこにゼノポリシセミアの治療法も載っていて、マッコイは命が助かるという話です。ちなみに日本で放映された時のタイトルは「宇宙に漂う惑星型宇宙船」で思い切り中身をばらしてしまっています。

ヴェーバー本の売れ行き

今現在、Amazonで「マックス・ヴェーバー」で検索すると、何と私の「中世合名・合資会社成立史」がトップに出ます。
確かに国会図書館に2冊納本したり、複数の人に配ったりで、私が10冊くらい買ったんですが、そのくらいでトップになるということは、最近はヴェーバー関係の本はあまり売れていないということですね。かつては「ヴェーバー産業」とか揶揄する人もいましたが。

飛行機プラモのラスボス

飛行機のプラモ、まず今作ろうとしているのは、(1)流星改(2)フォッケウルフ Fw190A-4(3)月光ですが、この3種で錆び付いている腕を元の水準に戻してから挑戦しようと思っているのがこれ、タミヤの零式艦上戦闘機21型 1/32です。この零戦21型というのは私の飛行機プラモの原点ですが、今までは1/48と1/72しか作ったことがありません。この1/32はエンジン部だけでもかなりパーツが多く、またキャノピーの塗装用のマスクフィルムも最初から付いていますし、金属パーツも付いています。果たしてこれに取りかかれるのがいつになるか分かりませんが、エアブラシの腕も磨いて挑戦したいと思います。

キャプテン・スカーレットの”Manhunt”

キャプテン・スカーレットの”Manhunt”を観ました。今回はキャプテン・スカーレットの「あわや」は無く、危険な目に遭ったのは、パイロットのシンフォニーです。ミステロンズのロボットである、キャプテン・ブラックは原子力発電所に忍び込んだ時に警備の人間に見つかってしまい、隠しカメラで撮影され、スペクトラムに正体がばれます。おまけに原発の中を逃げる時に、被爆して放射線を浴びたため、彼自身が放射線を発する物体になり、48時間は超高感度ガイガーカウンターで追跡されることになります。ブラックは、彼を捕まえにやってきたスペクトラム・エンジェルスのパイロットのシンフォニーを逆に捕らえ、原発の中にまた戻ります。そこでブラックはシンフォニーに放射線を浴びせ、そしてシンフォニーを載せたSPVを原発から外に走らせます。そのSPVにブラックが載っていると思い込んだスペクトラムがまんまとひっかかるという話です。
はっきりいって駄作でした。スペクトラムが得た教訓というのが「ミステロンズもミスをすることが分かった。」でした。ミスをしたのはミステロンズというよりブラック本人だと思いますが。

NHK杯戦囲碁 洪爽義4段 対 大西竜平7段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が洪爽義4段、白番が大西竜平7段の対戦です。布石で左上隅で白が実利、黒が厚みの分かれになりました。しかし黒の厚みはシチョウで白1子を抱えていることによるもので、シチョウアタリからの動き出しを狙われるという借金がありました。これが現実化したのが白が右下隅の黒の一間ジマリの左に付けていったのが、シチョウアタリでした。白が跳ね返したのに黒が当てたのが悪手で、白が継いで黒が下を継いだ後、シチョウが成立しなくなっており、白はすぐに左上隅の動き出しを決行しました。これについて黒は左上隅を受けずに右下隅を連打して白の3子を取り込みましたが、白は左上隅の黒の全てを取り込むという、派手な振り替わりになりました。この結果は明らかに白が良く白の優勢になりました。戦いは次に右辺に移り、右辺の白を黒は攻めましたが、右上隅の黒も眼が無く、白はさして苦労せず右辺で活きました。右上隅の黒は隅の白を劫を絡めながら圧迫しましたが、最終的に白は左辺からの大模様をまとめる手で妥協し、右上隅は黒地になりました。こうなるとほとんど碁盤を2分した100目レベルの巨大な地の対抗になりましたが、AIの形勢判断は常に白の優勢であり、ヨセで白がかなり妥協したり、手入れ不要の所に手を入れたりして堅く打って、結局白の2目半勝ちでした。

追悼 中根千枝先生

中根千枝先生が亡くなられました。
学生時代1年間、社会人類学、文化人類学の基礎を中根先生から学びました。一般教養ではなく、教養学科での少人数の授業です。定番のジョークは「私がフィールドワークである部族の村とかに行くと、最初の反応は『今度来たのはありゃ男か、女か?』」というものでした。女性で最初の東大名誉教授になられました。最初の半年で文化人類学の基礎として、マリノフスキーの「西太平洋の遠洋航海者」、ラドクリフ・ブラウンの「アンダマン島民」、そしてレヴィ・ストロースなどの古典的名著について教わり、次の半年で婚姻関係やクランなどの社会人類学の基礎を教わりました。
学問だけではなくて、国際人としてのマナー、例えば「日本人がイギリスで2人で日本語で話している時にイギリス人が来たら、会話の言語は3人の共通で理解出来る英語に切り替えるべき」といったことも教わりました。また、ベストセラーとなった「タテ社会の人間関係」は今日でも価値を失っていない名著だと思います。心よりご冥福をお祈りします。

スター・トレックの第3シーズンの”Day of the Dove”

スター・トレックの第3シーズンの”Day of the Dove”を観ました。この回は連邦の宿敵であるクリンゴン人が登場しますが、しかしその戦いは宇宙船同士のそれではなく、原始的な剣を持った肉体による戦いでした。エンタープライズ号がある植民星からSOSを受けて現地に急行しますが、そこには何もありませんでした。そしてクリンゴンの宇宙船が現われ、その星に転送してきてカーク達を捕らえます。クリンゴンの船長のカンは、カーク達と一緒にエンタープライズ号に乗り込もうとしますが、スコッティが2つのグループをタイミングをずらして転送したため、形勢逆転でクリンゴン人達は捕まります。しかしカンは連邦が先に自分達の宇宙船を破壊し、そのSOSを受けたので来たと言います。カークはクリンゴンの宇宙船をフェイザーで破壊させます。そしてカークがクリンゴン達を詰問している最中に、急に辺りの備品が剣に変わり、またカーク達のフェイザーも剣に変わります。そしてエンタープライズ号はコントロール不能になり、銀河の端までワープ9の速度で疾走し始めます。人数的には連邦対クリンゴンで連邦側が多かったのが、エンタープライズ号の一部がロックされ、連邦とクリンゴンのどちらもが38人で人数も武器も対等の戦いになります。実は体がエネルギーだけで出来ている別のエイリアンが、双方の憎しみを煽って戦わせていました。カークは自分達がまるでチェスのポーンのように外部から操られて戦わせられていることに気がつきます。カークはカンの妻を捕虜にし、船内転送でカンが制御しているエンジン室に行き、カンを説得しようとします。説得は中々上手く行かず連邦とクリンゴンの全面的な戦いになりかけましたが、カンの妻がカンを説得し、ようやく戦いが終ります。このエネルギー体のエイリアンは憎しみの感情をエネルギーとして生きていました。双方が戦いを止めたため弱ったエイリアンは、カークの出て行けという命令に従って逃げていきました。うーん、もう一ひねりして永井豪の「真夜中の戦士」みたいに、それぞれの武器に差があってチェスや将棋により近い形で戦うという方が面白かったかと思います。

プラモデル用塗料

プラモデル用塗料も大部揃いました。これから作ろうとしているのは取り敢えず、
(1)流星改(日本海軍攻撃機)(ハセガワ、1/48)
(2)月光(夜間戦闘機)(タミヤ、1/48)
(3)フォッケウルフFw190A-4 グラーフ(ハセガワ、1/48)
です。大体一セットに10~12色くらいでしょうか。今はクレオスのMr.カラーの容量は10mlが主流のようです。私が子供の頃はタミヤのプラカラーの方がシェアが大きかったですが、それは確か20mlくらいだったように記憶しています。また昔は色数が今ほどなくて、結構AとBを1:3で混ぜて作る、というのがありましたが、今は大体そのものずばりの色を売っています。つや消し(フラット)も昔はつや有りの普通の色につや消し剤を混ぜて作っていましたが、今はフラットブラック、フラットホワイトといった最初からのものを使う方が普通です。更には昔は日本海軍機の暗緑色は一種類だけでしたが、今は三菱系、中島系、川西系でそれぞれ微妙に違う色が売られています。今でも現存している機体の色は退色していますし、戦争中のカラー写真はほとんどありませんから、本当にそういう色だったのかは怪しいですが。なお、三菱の海軍機、代表の零戦21型の明灰白色ですが、ある三菱地所系のビルのトイレの塗装がこの色でちょっと感動したことがあります。この色は基本グレーですが、ちょっと青が混じっています。(なおタミヤの場合、ビンだと若干の青混じりなのに、スプレーだと灰色だけ、と不思議なことになっていました。今もそうかは確認していませんが。)
Amazonで買っても、大体一つのショップで全ての色は揃わないのでマーケットプレイスで色々な店から買うことになります。価格は平均で10mlで400円前後です。

ヴェーバーの「中世合名・合資会社成立史」のペーパーバック版の販売開始

「中世合名・合資会社成立史」につきましては、「日本マックス・ヴェーバー研究ポータル」でPDF版を無償公開すると同時に、AmazonでKindle版の販売を2020年9月より行ってきました。この度、Amazonでペーパーバック版の販売も料金無しで出来るようになりましたので、ペーパーバック版の販売を開始しました。内容はPDF版と同じですが、Amazonでは無償の設定は出来ませんので、Kindle版、ペーパーバック版とも最低価格にさせていただいております。(ペーパーバック版は税込み1,021円)書籍があった方が便利という方はどうぞご検討ください。