本日の(オリンピック中継のために、またも月曜日の早朝2:15からの放送)NHK杯戦囲碁は、黒番が安達利昌7段、白番が洪爽義4段の対戦でした。布石は黒が地を稼ぎ、白が厚みを築いて中央に模様を張るという展開になりました。この中央の白模様を黒が消しに行った以降がこの碁の最初の焦点でした。黒は白模様の中で堂々と居直りました。さらに下辺で白から当てられていた所を継ぎ、この結果白には断点が2つ出来ました。この断点は左側を守っていれば、右側は切られてもゲタで取れるので本来は問題なかった筈です。しかし白は左側を掛け継ぐのを一種の利かしと捉えて、継がずに中央で黒一子をアタリにしました。しかしこの手が疑問ですかさず黒は白を切って行きました。この瞬間AIの判定がそれまで白有利から一気に黒有利に変わりました。黒は下辺左でほとんど取られかけていた2子も動き出し、この結果下辺の白は3つに分断されました。しかし白は中央の黒を攻めることで、自分の方を守る代りにしようとしました。結果、中央で大きな劫が発生しました。白の劫取りに黒は下辺で劫立てし、白が受けずに中央を制し、黒は代償として下辺の白を取りました。結果として派手な振り替わりになりましたが、下辺右側の石も弱いまま残ったので、この時点で黒が優勢になりました。しかし黒はその下辺右側の石を攻めようと追いかけ回しましたが失敗し、その間に地を損して形勢は非常に微細になりました。そして黒がヨセで両先手の箇所を打ち損ねたりした関係で、はっきり白の優勢になりました。最後右辺で黒は劫でねばろうとしましたが、黒が左辺で取られていた石を活きようとした手が無効で、白に劫を解消されて、黒の投了となりました。
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スター・トレックのシーズン2の”The Immunity Syndrome”
スター・トレックのシーズン2の”The Immunity Syndrome”を観ました。エンタープライズ号は大変な任務を完了した後、休暇を取るためにスターベース6に向かっている最中に、スポックがガンマ6星系を探査していたイントレピッドというヴァルカン人400人で運営されている宇宙船が破壊され、全員の命が失われたことをヴァルカン人独自の本能のようなもので察知します。そして連邦からエンタープライズ号にその星系を調査せよとの命令が入ります。エンタープライズ号はそこで小さなブラックホールのように見える空間を発見しますが、その空間に引き寄せられて行き、またある種の音波が鳴り響きクルーの多くが気絶します。結局そのブラックホールみたいなものは超巨大な単細胞生物で、イントレピッドとガンマ6の星系の何十億の人を殺したのはそいつでした。エンタープライズ号はその生物に引寄せられ、またエネルギーも吸収されていきます。カークはシャトルでその生物を調査するのに、その危険な任務を誰に命ずるか悩みますが、結局スポックを指名します。スポックはその生物の細胞の中に入り込み、その中からの攻撃方法を通信して来ましたが、肝心な所が聴き取れませんでした。カークは考えを巡らし、反物質が有効ではないかと思い付きます。そして探査プローブの中に反物質を入れ時限装置で6分後に爆発するようにセットします。エンタープライズ号はインパルスエンジンで6分の間に脱出を図り、その途中でスポックも救出出来ました。結局反物質にてその生物は完全に破壊されました。といった話で、緊迫感がある展開はいいのですが、結局の所宇宙の物を言わない怪物との戦いであり、話としての深みはあまり無かったです。
MCカートリッジの値上がりの原因
これはオーディオテクニカのAT33EVというMCカートリッジです。私はこのカートリッジが気に入ってこれまで4回購入しています。その価格がAmazonで40,000円弱だったのが、今は何と59,000円くらいになっています。実に1.5倍です。オーディオテクニカだけでなく他の会社のカートリッジも値上げになっていて、例えばデノンのDL-103というNHK御用達のカートリッジがありますが、これは私の学生時代には14,000円くらいでした。それが今は3万円以上です。
カートリッジの原価に影響するのはコイルの銅線、磁石材料とダイヤモンド、さらにはカンチレバーの材料のボロンやベリリウム、ジュラルミン等ですが、銅と希土類磁石が要するに電動自動車が普及しだしてモーターの需要が急増して値上がりしているみたいです。昇圧トランスの類いも値上がりしていると思います。
リンデンバーク(リンデンベルク)という指揮者を知っていますか?
エドゥアルト・リンデンバークという指揮者をご存知の方は、クラシック音楽ファンでも多くはないと思います。私はこの指揮者にブラームスの交響曲第1番集めにて出会いました。北西ドイツ響とのブラームス交響曲全集は、LPの時代には廉価盤でのブラームス交響曲全集として、「リンデンバークかバルビローリか」と並び称された名盤みたいです。ご興味があれば是非聴いてみてください。CD二枚での全集は確認していませんが、まだどこかで入手出来るのではないかと思います。この人はドイツ系でルーマニア生まれ、ヴィーンとベルリンで学び、あのシェルヘンに指揮法を学び、ブカレストフィルを手兵として鍛え上げた人とのことです。LPはたまたま中古屋であさった中に入っていたもので、ダニエル=ルジュールの舞踏交響曲他で、オケはフランス国立放送室内管弦楽団です。
ドイツのメルケル首相の感情的スピーチ/政治家の資質と使命
政治家の一つの重要な使命は、こういう風にきちんとメッセージを国民に伝えることだと思います。我が国において、質問に対してすらまともに答えることの出来ない(その一方で馬鹿げたウヨ雑誌で長広舌をふるう)政治家がこういう時に首相をやっているというのは、不幸というしかありません。
ワクチン接種2回目
ルドルフ・ケンペ+ベルリンフィルのブラームス交響曲第1番
ブラームスの交響曲第1番については、かつて可能な限り入手出来るCDやレコードを集めようとし、全部で230種類くらい持っています。さすがにこれだけ集めている人は日本の中に5人もいないと思います。そして今手持ちのLPをせっせとクリーニングしていて、終ったものを片端から聴いてます。その中にルドルフ・ケンペとベルリンフィルのブラームス交響曲第1番がありました。ケンペのブラームスで一番標準的なのはミュンヘンフィルとの全集ですが、その前に1960年前後の録音でステレオとモノーラル混じりのベルリンフィルとの全集があり、このLPがその中の一枚です。それで久しぶりに聴いてみたら、非常に良かったです。ケンペはフルトヴェングラーが亡くなって、その後をカラヤンが継ぐまでの過渡期にベルリンフィルを良く指揮していたようです。現在タワーレコードからSACDでこのベルリンフィルとのブラームス交響曲全集が発売されています。ちなみに手持ちのケンペのブラ1は全部で4種類です。後の2種はバイエルン放送響と、シュターツカペレ・ドレスデンとのものです。
NHK杯戦囲碁 黄翊祖8段 対 広瀬優一5段
本日の(26日早朝。オリンピックのため、月曜早朝に変更。しかもHPでは2:15からということだったのが、実際に始まったのは2:53頃。)NHK杯戦囲碁は黒番が黄翊祖8段、白番が広瀬優一5段の対戦です。序盤で白が右下隅の黒の大ゲイマジマリの間に付けて行きました。AIの影響で最近はこの手が普通に打たれるようになりました。出来上がった結果は、黒が実利、白が厚みですが、右辺はスソアキで白の厚みは中途半端な気がしました。(実際に後で攻めを見られました。)局面が動いたのが、右上隅で白が両ガカリした所からの折衝で、黒は星から中央に進出した一団がまだ治まっていない状況で、敢然と右辺に打ち込んで行きました。これは黒が白の右下隅の構えを厚みとは思っていないとのことで、実際にAIの評価も黒の勝率65%くらいになりました。結局右辺で黒と白の石が2集団ずつ、合計4集団の眼が無い石が絡み合うという展開になりました。ここで黒に痛恨のミスが出て、白が右辺の黒がケイマで中央に進出している所をツケコシて切りに行きましたが、ここの折衝で白が当てたのに継いでおけば良かったのに無理に頑張って劫にしました。しかし劫材は白が有利で白は劫に勝ち右下隅と中央が握手しました。黒が劫材で打ったのは右辺の白を取りに行く手でしたが、無条件には取れずこちらも劫になりました。こちらの劫材も白が有利であり、白は黒の劫材を全て最強に受けきりました。結局右辺は活き活きになりました。黒が得たのは上辺に打ち込んで若干白地を減らしながら場合によっては白を攻める可能性がある、というだけでした。しかし黒の攻めは奏功せず、また白は左下隅から左辺にかけて大きな地模様を築き、容易に負けない態勢になりました。黒は左辺に殴りこんで紛れを図りましたが、白が最強かつ正確に受け、結局黒が左下隅で地をかすっただけで、中央の黒は全て取られ、黒の投了となりました。広瀬優一5段は初出場でしたが、黒の失着をとがめ、その後は的確に勝ちきりました。
Pentax K-1 修理完了→また新たな故障
Pentax K-1が電源を入れてカードを読みに行った後、そのまま液晶画面の表示がされないというので修理に出して、今日戻って来ましたが、その動作確認で早速また別の不良が。本当にPentaxの品質保証はどうなっているのでしょうか。以前もSDカードスロットの故障で修理に出して、戻って来た後、今度はUSB接続を使っていたら、そのコネクターがまた壊れたことがあります。
フィデリックスのアウター・スタビライザー
反りのあるLPレコードを再生する時に有用なのが、このフィデリックスのアウター・スタビライザーです。ご覧になって分かるようにレコード盤の外周に載せるスタビライザーです。反りのあるレコードをフラットにする手段としては、1980年代に吸着ターンテーブルというのが一時流行りました。それはつまりターンテーブルとレコードの間の空気をポンプで抜いて、レコードをターンテーブルに密着させるものでした。しかしその欠点は吸着に時間がかかり、レコードの片面毎に行うのは面倒であるというのと、もう一つはレコードの表面のホコリを出来る限り取り除かないと、場合によっては真空圧着でそのゴミをレコード盤に食い込ませて取れなくする、というのがあります。そういう欠点と、後数年後にCDの時代が始まった関係で、今は吸着ターンテーブルは見かけません。それに対してこのアウター・スタビライザーは載せるだけなので簡単です。また外周を押さえるだけなんでホコリを食い込ませたりすることもありません。欠点は、センター出しが結構面倒で、レコードの径のバラツキを考え多少大きめに作ってあるため、センターを出すためには何回かトライして調整する必要があります。また重さが十分ではなく、ひどい反りは取り切れません。またこれが一番の欠陥ですが、ターンテーブルの形状によっては使用出来ません。つまりターンテーブルの外周が垂直になっている部分がある程度あるタイプでないとダメです。ただ、お使いのターンテーブルが使える形状なら、持っていて損はないと思います。