スタートレックTNGの”The Bonding”

スタートレックTNGの”The Bonding”を観ました。ある文明があった星の廃虚を調査中に突然爆発があり、ウォーフが率いていたチームの内の考古学者のマーラ・アスターが死にます。マーラにはジェレミーという10歳くらいの男の子がいましたが、彼の父も既に亡くなっていました。ここからどうやってジェレミーの悲しみを癒やし、強く生きていくことを教えるかという話になるのですが、そこに突然死んだ筈のマーラが現れ、マーラとジェレミーが地球で住んでいた家の中を再現し、ジェレミーを廃虚の惑星に連れて行こうとします。カウンセラーのトロイによってそのマーラが本物ではないことが暴露されますが、それでもジェレミーはその偽の母に付いて行こうとします。ウェスリー(小さいときに父親をやはりスターフリートのミッションで亡くした)が自分の経験を話したりして、ジェレミーもようやく一人で生きていく決意をし、そして自身も孤児であったウォーフが、クリンゴンの儀式で一種の義兄弟になるというのをやって、ジェレミーを支えるという話です。うーん、何と言うかメロドラマ的で、かつ惑星の文明の生き残りが何だったのか良く分からない話でイマイチでした。

ウルトラマンAの「大ピンチ!エースを救え」

ウルトラマンAの「大ピンチ!エースを救え」を観ました。タイトルの内容ほどの話ではありませんでした。宇宙空間で人工衛星に産み付けられた超獣の卵(この辺りではヤプール人との関係はまったくなく、どこでも超獣が発生しています)が地球に落ちて、あるガス会社のガスタンクと一体化します。そこから超獣が産まれますが、体内に大量のガスを吸って貯めているため、TACもエースも攻撃出来ないで、という話です。結局エースが超獣を宇宙空間に運び、そこでTACのファルコンが攻撃して超獣を爆破します。なお、天体観測が趣味の小学生が出て来ますが、この時代スモッグと光害だらけの東京で天体観測は無理だと思いますが…

トワイライト・ゾーンの”Ring-a-Ding Girl”

トワイライト・ゾーンの”Ring-a-Ding Girl”を観ました。Ring-a-dingは「はらはらさせる」という意味です。
今人気の映画女優バニー・ブレイクは、ロケ地のローマへの出発前に、出身地のファンクラブから指輪の贈りものを受け取ります。その指輪はしかし映像を映し出すようになっていて、故郷の姉が戻ってくるようにと言います。それで急にブレイクは故郷に戻ります。その日はファウンダース・デイで地元ではピクニックがあることになっていました。しかしブレイクは何故かそれを中止するように言います。そして自分の出身校の高校に行って、ホールを借り、地元のTV局に行って急に出演して、本日15時より彼女のショーをやるので来てくれ、と地元の人に呼びかけます。
彼女の指輪には何故か飛行機に乗っている彼女自身が映り、機長が緊張した顔で乗客に注意を呼びかけています。
結局起きたことは、飛行機がその町でピクニックがあることになっていた場所に墜落したということです。しかし奇妙なことにその飛行機にブレイクが乗っていて死亡したということです。ただ15時の彼女のショーを観るため、ピクニックに行かなかった人が多くいて、その人達は死ななくて済んだ、ということです。
結局死の直前のブレイクが幽体離脱?で故郷に行って多くの人の命を救ったという、まあトワイライト・ゾーンらしいお話でした。

ウルトラマンAの「節分怪談!光る豆」

ウルトラマンAの「節分怪談!光る豆」を観ました。タイトル通り節分ネタで、超獣の名前がオニデビルと、身も蓋もないそのまんまです。北斗と今野と空手の選手の3人が節分の大豆に混じっていた赤い豆を食べて身体に力が入らなくなるという病気になります。北斗は変身してエースになってもその症状が続き、あっさり超獣に負けます。ベッドで苦しむ北斗に、またもお助けキャラと化したセブンが現れ、M78星雲に戻って治療しないと直らないと言います。それで復活したエースが超獣を倒し、残りの2人の赤い豆も取ってやる、という話です。うーん、つまらない、の一言ですね。後Blu-rayディスク1枚になりました。

スタートレック・TNGの”Who Watch the Watcher”

スタートレック・TNGの”Who Watch the Watcher”を観ました。エンタープライズ号がミンタカ IIIでその星の住民、バルカンと同じ種族で青銅器時代相当の文明、を観察している人類学者からSOSを受け救助に向かいます。しかしエネルギー装置の故障により外観を隠す装置が故障し、ミンタカ人の男にその観察室を目撃され、また男は驚きで転落し重傷を負います。クラッシャーはすぐにその男をエンタープライズ号に転送し、治療し蘇生させます。男はそこでエンタープライズ号の装置をピカードを見て、ピカードが神だと思います。男は記憶を消されて戻された筈が、記憶消去が失敗し、現地の人々に神ピカードについて語り始めます。ミンタカの人はかなり前に既にそうした迷信的な宗教の段階から脱却していましたが、この事件のおかげでまた元の時代に戻ろうとしていました。ピカードは指導者の女性ヌリアをエンタープライズ号に転送し、ただ文明が進んでいるだけだと説明し、自分は神ではないことを説明します。しかしヌリアはちょっと前の洪水で死んだ者を生き返らせて欲しいとピカードに頼みます。ピカードは丁度人類学者の女性が治療の甲斐無く死ぬ所をヌリアに見せ、自分達も未だに死は克服出来ていないことを分らせます。
というストーリーですが、しかしそれにしてもエンタープライズ号と接触した記憶はミンタカの人々にかなりの影響を与えた筈で、集団の記憶を消す装置ぐらいあってもいいのでは、と思いました。

ウルトラマンAの「怪談 雪男の叫び」

ウルトラマンAの「怪談 雪男の叫び」を観ます。北斗とダンと香代子は上越国際スキー場にスキーに来ています。今のスキーは私がやっていた頃とは板も滑り方も大きく変わりましたが、この頃のは私の頃と基本的には滑り方は同じで安心しました。(笑)北斗はスキー場で突然の吹雪に遭遇し、超獣の可能性を感じてTACに通報しますが、いつもだったら山中隊員が「北斗お前夢でも見たんだろう」的に否定しますが、今回は何故か信用され、TAC出動になります。しかしTACは超獣フブギララという雪男超獣にまったく歯が立たずホテルに引き返しますが、そこに避難していたスキー客から超獣が来るから出ていけと冷たく言われ、仕方なく出ていくとその間にホテルが超獣に襲われ、ダンも香代子も凍り付いてしまいます。TACはファルコンとアローで超獣を攻撃しますが通用せず、結局自爆攻撃をして、例によって北斗が脱出出来ず、エースが登場します。しかしウルトラ兄弟共通の弱点として寒さに弱いエースは苦戦しますが、最後になんとか切断技でフブギララを倒します。しかしタイトルの「怪談」はなんか看板倒れ。

トワイライト・ゾーンの”Ninety Years Without Slumbering”

トワイライト・ゾーンの”Ninety Years Without Slumbering”を観ました。歌の「おじいさんの古時計」そのままのお話し。というかこの歌の元はイギリスの”My Grandfather’s Clock”だということを今回初めて知りました。サム・フォルストマンは76歳の元時計職人で、彼が生まれた時に祖父から贈られた時計をとても大事にしていました。しかしそれがあまりに度が過ぎて、夜中も寝ずに時計の調整をしているサムを孫娘夫婦が心配して、彼を精神科医に診せます。サムは時計が動かなくなると自分も死ぬと思っていて、精神科医は時計を手放すことを勧めます。結局時計は隣に住む孫娘の友人に売りましたが、彼は毎日時計の調整にその家に出かけます。しかしある日その家の者は一週間の旅行に出かけます。時計は2日に1回ネジを巻かないと止まってしまいます。サムは夜中にその家の窓を割って中に入ろうとし警察官に捕まってしまいます。結局時計は止まり、サムも危篤になりますが、その時にサムの霊魂が肉体を離れ、サムと対話します。ここでアメリカらしくハッピーエンドに変わり、サムはもうすぐ生まれてくる曾孫を楽しみに生きると言って、無事に危篤状態を乗り越えます。そして孫娘にあの時計は実は一度過去に止まったことがあるのを告白します。目出度し、というお話。日本だったら間違いなくサムは死んでいたでしょうね。ちなみに「フランダースの犬」の映画もアメリカで作られたものは、ネロとパトラッシュは死なずに幸せになります。

ウルトラマンAの「神秘!怪獣ウーの復活」

ウルトラマンAの「神秘!怪獣ウーの復活」を見ました。祖父の家を初めて訪ねるため、良平と小雪の親子が飯田峠を越えようとしています。そこに超獣アイスロンが出撃し、良平は小雪を逃がそうとしますが、雪崩が発生し二人とも雪の中に倒れます。次の朝たまたまスキーに来ていた北斗がある老人と峠を捜索に行きそこで倒れている小雪を見つけ助けます。老人は小雪の祖父でした。老人と小雪が改めて良平を探しに行きますが、良平は既に死んでおり、そこに超獣が再度現れます。すると良平の死体がウルトラマンで登場したウーに変わり、超獣と戦って小雪と祖父を逃がします。ウーは敢え無く崖下に突き落とされ動けなくなりますが、北斗がエースに変身し超獣を倒します。ウーは不死身なので小雪の無事を確認し雪山に消えて行きました。ウルトラマンでのウーはある女の子の母親が変身したものと言われていましたが、今回は男性が変身した別のウーです。デザインも微妙に変えてあったようです。

スター・トレックTNGの”The Survivors”

スター・トレックTNGの”The Survivors”を観ました。エンタープライズ号はRana IVという11,000人の植民星から緊急救助連絡を受け駆けつけますが、惑星は完全に焼き払われて住民は全滅したと思われました。しかしある建物が発見され、そこに2人の生存者がいることが分り、ライカーらが転送で降り立ちます。そこには80代の老夫婦が仲良く暮していました。しかしその2人と家だけが何故助かったのかは不明でした。老夫婦はエンタープライズ号への避難を拒否し、そこに残ります。ライカーらがエンタープライズ号に戻りますが、トロイは何故か老夫婦の家で聴いたオルゴールのメロディーが頭の中で鳴り続け、半狂乱状態に陥ります。そこに巨大な宇宙船が登場し、エンタープライズ号を攻撃して来ます。その攻撃もエンタープライズ号の反撃も双方ダメージは与えられず、宇宙船は逃亡しますが、エンタープライズ号は追跡するも追い付けません。しかしピカードはどうも何かのトリックではないかと思い、エンタープライズ号をRana IVに引き換えさせます。ピカードは再度老夫婦の家に降り立ち、再度説得しますが、今回も断られました。そして宇宙船が再度出現し、エンタープライズ号に対し前回の10倍の威力の攻撃を行い、エンタープライズ号のシールドと武器が使えなくなります。そしてRana IVを再度攻撃し、老夫婦の家を消滅させます。しかし10分後ぐらいにその家は元通りに再生します。ピカードは老夫婦を強制的にエンタープライズ号に転送させます。そして老夫婦の内女性の方が実在していないことを指摘します。結局男が告白したのは、男はダウドという名で、不死で万能のエネルギー体(つまり神)で、リションという女性に恋して夫婦になり、Rana IVで暮していました。しかしリションがエイリアンの攻撃に対して戦い死にます。彼は殺してはいけないという道徳を至上律として持っていたために戦いに参加しませんでしたが、リションの死に怒り狂い、相手のエイリアンの宇宙船を破壊しただけではなく、そのエイリアン何百億人を全て全滅させてしまいます。トロイの症状は彼が正体を見破られるのを恐れてやったことでした。ピカードは我々はあなたを裁く法を持っていない、と言って男はまたRana IVに戻り、彼が作ったリションと一緒にまた暮すことを選びます。
ということで、旧約聖書のヤーウェみたいに「燃える怒り」を爆発させる神のようなエネルギー体の話でした。しかし矛盾しているのは、リションは80過ぎであり、エイリアンと戦わなくても近い内に死んだ筈で、男が不死である限り別れは避けられないのでは、と思いました。なんでピカードがその辺りを見抜けたのかの詳しい説明はありませんでした。