小林信彦の「監禁」

小林信kankin彦の「監禁」を含む短編四篇読了。小林信彦は「ある意味」戦後最大の私小説作家ですが、「監禁」を除く三篇は自伝的私小説の原点的作品。小林信彦マニアには既にどこかで読んだお話も多いです。

「監禁」高校三年生の少女を誘拐して監禁し、フェティシュな愛情を注ぐ男の話、と時節柄あまりよろしくないお話し。小林信彦は、谷崎潤一郎の「瘋癲老人日記」を高く評価していて、フェティシズムにはこだわりがありますが、そういったこだわりの原点のような作品。
「ある晴れた午後に」小林信彦の早稲田大学時代を描いた作品はほとんどないので、貴重な作品。ノンポリだったと思われる小林信彦がデモに参加する、というだけでも大変貴重。
「川からの声」小林信彦の父親が亡くなる時の話。「日本橋バビロン」とかぶります。
「日々の漂泊」小林信彦の住居の変遷のお話し。小林信彦が2020年の東京オリンピックに反対していた理由がわかる作品。

 

GoogleアナリティクスWeb解析の強化書

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これまで会社のサイトは環境が特殊で、Googleアナリティクスの設置はできませんでした。それがリニューアルを進めていて、普通の環境(Linux+Apache+PHP)になるんで、Googleアナリティクスの設置ができるようになります。それでちょっとお勉強。Googleアナリティクスは生ログの解析に比べると正確さで劣ります。具体的にはユーザー数が実際の半分くらいしか出ません。そういう欠点がある一方で、アクセスしてくる人の年齢や性別がわかるところはメリットです。生ログの解析と併用することで、効果的に使えると思います。

BOOK WALKERのリーダー

小林信彦の「監禁」を読むために、BOOK WALKERのリーダーを初めて使ってみましたが、これがひどい。デフォルトの文字の大きさが小さいので、フォント設定を大きくしてみると、画面がはみ出てしまい、スクロールしないと読めない。最低。