読売新聞社の「第二十二期棋聖決定七番勝負 激闘譜 棋聖趙治勲 挑戦者碁聖依田紀基」を読了。依田紀基が碁聖を3連覇した勢いをもって、初の三代タイトルである棋聖位をかけて、趙治勲名誉名人に挑戦した戦いです。依田紀基は若い時から名前が通っていて、よく故藤沢秀行名誉棋聖の教えを受けていました。で、初めての二日制の七番勝負になりましたが、依田の方が二日制の対局に慣れていない感じで、出だしから3連敗します。しかし、そこから盛り返して2勝しますが、第6局では依田が形勢を楽観していて、守りの手を打って負けてしまいます。結果的に4勝2敗でしたが、内容を見れば依田は決して趙治勲名誉名人に負けていなかった感じです。その事は2年後の名人戦で、趙治勲名誉名人に勝って初の名人位を獲得したことからもわかります。
読売新聞社の「第二十二期棋聖決定七番勝負 激闘譜 棋聖趙治勲 挑戦者碁聖依田紀基」
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