経産省による発表は常に眉唾と思った方がいいです。(3)

経産省外郭団体の「コロナ消毒は洗剤でOK」発表について更に一言。現在配布中の「布マスクの洗い方」の動画では、洗剤と漂白剤を両方使うようにと指示しています。洗剤でコロナの消毒OKなら、漂白剤(ハイターなど)を使う必要はない、ということになります。ちなみにこの動画は経産省のチャンネルで公開されています。

このような矛盾した国民を混乱させるような情報提供を緊急時に行うべきでないことは言うまでもありません。

 

ポビドンヨードのハンドウオッシュその後

2020年3月26日から使い始めた、ニイタカのポピドンハンドウオッシュ、5月30日時点の残量はこんな感じです。私は割と神経質なので1日に最低3回はこれで手を洗いますが、それでもこんな感じで、500mlで一人で3ヵ月くらい持つことになります。一時期品薄になっていたようですが、今は普通に買え、Amazonで一本2,000円くらいです。そうすると月当たり700円くらいということになり、これで安心が買えるのなら安いと思います。緊急的なもので今後永久に使い続けるものでもないでしょうし。アルコールによる手指の消毒は、手にヒビとかワレが出来やすい私にはとても痛いのであまりやりませんが、ポビドンヨードなら痛みはほとんどありません。ポビドンヨードのハンドウオッシュはこれと、イソジンハンドウオッシュがあります。イソジンハンドウオッシュは会社で使っていますが、液体で周囲に飛び散りやすいのが欠点です。このニイタカのは泡状になっており、飛び散りにくいので、こちらの方が使いやすいです。ポビドンヨードのハンドウオッシュは色んな人に勧めたり、プレゼントしたりしています。

経産省による発表は常に眉唾と思った方がいいです。(2)

経産省による洗剤の評価の発表に対しさらに一言。台所洗剤とか洗濯用洗剤を評価する前に、まずは手洗い用のハンドソープの有効性を評価すべきと思います。何故なら政府はアルコールが無くてもハンドソープを含む石鹸で手を洗えばOKとずっと言っている訳ですが、それはきちんと評価した結果ではなく、単にコロナウイルスが脂肪で出来ているエンヴェロープに包まれており、石鹸に含まれる界面活性剤がそれを分解するので、結果的にコロナウイルスを消毒出来る、ということを根拠にしているからです。例えば一番売れているハンドソープはライオンの「キレイキレイ」だと思いますが、このソープは「薬用」とされ、あちこちで売り切れになっていました。しかしその「薬用」の根拠となっている殺菌成分は、イソプロピルメチルフェノール(IPM)です。(キレイキレイだけでなく一般的に薬用と称しているソープはこれを使っています。)しかし、https://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/01/s0117-9d35.html
の厚労省による評価結果では、IPMは「本剤は、使用濃度においてグラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び大部分のウイルスに対する効果は期待できない。」となっており、コロナウイルス消毒のため、わざわざこれを選ぶ意味はありません。(一般に消毒が必要なのは大腸菌とか黄色ブドウ球菌とかの細菌が80%でウイルスを消毒する意味は少ないので、キレイキレイに意味が無い訳ではもちろんありません。)
もし経産省が界面活性剤の中でもコロナウイルスに対して効果が少ないものがあるということを検証したいのであれば、それはまずは何よりも手洗い用のハンドソープについて行われるべきです。それをしないで家庭用洗剤の評価をしているのは本末転倒です。そもそも次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)の製品が品不足になっている訳でもなく、安価にどこでも買うことが出来ます。それであれば殺菌効果で劣る洗剤をなんでわざわざ別に使うことを推奨する必要があるのか、まさしく優先順位を間違えたナンセンスな政策です。

経産省による発表は常に眉唾と思った方がいいです。

家庭でのコロナウイルス対策で、経産省がやっていることがきわめて場当たり的で、根本的に消毒用アルコールの流通量を改善する対策はやらない一方で、これまでは次亜塩素酸ナトリウム希釈液で拭け、とか言っておきながら、今度は洗剤を使えとか言っています。(次亜塩素酸ナトリウムの使用にあたっては色々と注意が必要ですが、最近の人はキッチンハイターとか使ったことがないらしく、新聞社も含めておかしな情報が一杯出ていました。)(ちなみに洗剤がSARSのコロナウイルスの殺菌に有効というのは2003年に既に発表されています。http://www.med.oita-u.ac.jp/infect…/…/SARS_report_00567.html)しかし、次亜塩素酸ナトリウムの希釈液は手袋をしないといけないし、水で再度拭かないと金属などは錆びてしまう危険性があります。(次亜塩素酸ナトリウム自体は時間が経てば分解して無害になるので、人体への影響は少ないですが高濃度の次亜塩素酸ナトリウムはステンレスにすら錆びを発生させます。)洗剤で拭くのは危険性は少ないでしょうが、拭いた後また水で拭かなければならないのは同じです。消毒用アルコールが好まれるのは10秒程度で殺菌が完了し手軽で、しかも広範囲の細菌・ウィルスに有効だからです。色々調べた所によると、アルコールの生産能力自体が不足している訳ではなく、もちろん需要が増えているのが一番の物不足の原因ですが、他に容器が不足していたりとか色々あり、経産省が改善出来る所は多いと思います。また本来消毒剤の効果などは厚労省の管轄の筈で、経産省の非専門の官僚が自分の所の外郭団体で何だか信頼性の少なそうな検証をやっています。次亜塩素酸水の効果が不明というような中間レポートが昨日出ていましたが、少なくとも3種類(強酸、酸性、弱酸性)の内の強酸タイプだけで(次亜塩素酸水で一番効果が高いとされているのは弱酸性タイプです)、しかもその製造に使用したのはあるメーカーの1種類の機械だけ。私は次亜塩素酸水の空中散布については賛成しかねますが、次亜塩素酸水がコロナウイルスに対して効果があるというのはまったく疑っていません。それを疑うんだったら次亜塩素酸ナトリウムだって効果が検証されていない、ということになってしまいます。
要するにこの経産省による発表は「マスクが手に入らなくて皆困っているから布マスクを配ったら不安がパーッと解消されますよ」という発想と次元が同じで「消毒用アルコールが手に入らないから家庭用洗剤でいけますよと言ったら不安がパーッと解消されますよ」ということでしかないと思います。こんな情報を元にして洗剤の種類を選んだりするのは時間の無駄と思います。

なんちゃってN95マスク

自家製なんちゃってN95マスク試作。こんなのをごく普通の中国製の不織布マスクに付けただけでも、それなりに息苦しくなるので効果は出ていると思います。今、N95マスクはほぼ医療機関向けだけに販売されていて、仮に個人で購買出来るとしても遠慮しておくべきと思います。でも、工夫次第で普通の不織布マスクのウイルス遮断効果を高めることは出来ると思ってやってみました。材料はすべてAmazonで簡単に入手可能ですし、製作時間も30分かかりません。