「巨人の惑星」の”Man hunt”を観ました。今回のはさすがパニック映画の巨匠であるアーウィン・アレンらしさが良く出た佳作でした。スピンドリフト号のある森の中へ脱走者らしき若者が逃げて来て、それを2人の警備員が銃を持って追いかけます。脱走者はたまたま隠れた所でスピンドリフト号を見つけ、それが何かの取引きに使えると思って持って逃げていきます。脱走者が逃げ回っている内に、流砂に落ち込んでしまい、どんどん沈んでいきます。スピンドリフト号も抱えられたまま沈んでいきます。これをどう助けるかという話で、最初はその脱走者にシャツを脱がせ、それを裂いてロープを作り、木の股に結び付けて脱走者を流砂から救おうとしますが、ロープが途中で切れてしまいます。スピンドリフト号の中にいたドンは、エンジンをかけて自力で脱出を試み、成功します。キャプテンはしかしあくまでも脱走者を助けようとして、スピンドリフト号でエンジンをかけてロープを固定しようとします。スピンドリフト号のエンジンはブロー寸前でしたが、何とか脱走者は流砂から出ることが出来ます。そこに警備員2人が追いかけてきて、脱走者ともみ合いになり、脱走者は一度は頭を叩かれて倒れます。しかし警備員達が格闘中に落とした銃を探している間に、キャプテン達はその落とした銃を脱走者に渡します。それで脱走者は警備員に逆襲して助かる、という話ですが、脱走者が冤罪とかなら分りますが、元々本物の犯罪者なら何で助けたのか、というすっきりしない結末でした。
「巨人の惑星」の”Man hunt”
返信