「巨人の惑星」の”Creed”

「巨人の惑星」の”Creed”を観ました。少年のベイリーが突然熱を出して腹痛を訴えます。スピンドリフト号の救急マニュアルによればその症状は虫垂炎でした。一行に医者はいませんが、やむを得ずキャプテンが少年を手術することを決意します。しかしスピンドリフト号には麻酔用のエーテルがありません。そこで一行は巨人の病院に忍び込みます。しかしそこの医者に見つかってしまいます。しかし、医者は彼らを捕まえようとせず、危険を冒して忍び込んで来たのは病人がいるのではないかと問いかけて来ました。その医者は遭難した地球の宇宙船で入手した地球の医学書(ドイツ語)と人間用の手術キットを持っていました。医者は手伝うから代償に地球の医学書を解読して欲しいと依頼します。フィッチューがドイツ語を読めます。結局森の中で、その医者の指導を受けながら、キャプテンが手術をすることになりました。手術は何とか成功しますが、一行が病院にいたのを目撃していた清掃要員が警察を連れて来ます。医者は何とか警察官を別の方向に誘導しようとしますが、警察官に撃たれてしまいます。警察官達が地球人を探している間、一行は木に手錠でつながれた医者に礼を言い、何故危険を冒して我々を助けたのかと聞きます。そうすると医者は、「どこから伝わったか知らないが、こういう言葉があり…」と”Into whatsoever houses I enter, I will enter to help the sick”(いかなる患家を訪れるときもそれはただ病者を利益するためであり)という句を引用します。それを聞いた一行が「ヒポクラテスの誓いだ!」と言うという話です。(「ヒポクラテスの誓い」は医学生が大学を卒業する時に、いかなる時でも病人を助けるといった内容を含む誓約です。)
Hippocratic Oathが実際に使われているのを聴いてちょっと感動しました。いい話でした。