「巨人の惑星」の”Underground”

「巨人の惑星」の”Underground”を観ました。スピンドリフト号に突然地球の宇宙船から無線が入り、3日前に不時着したけど、特に故障はしていないのでこれから地球に戻る、そちらの全員を乗せられるのですぐ来い、という内容でした。皆は喜びますが、キャプテンだけが、その相手の船長が最近閉鎖されている筈の空港の話をしたのでおかしいと思います。キャプテンは次の朝まで待つように皆に言いますが、例によってフィッチューとヴァレリーが命令を破って夜中にその宇宙船がある筈の場所に行きます。しかしそこに宇宙船は無く、一人の巨人が二人を捕まえます。ここで疑問なのは何故その巨人が地球のことを知っているのかということです。でその巨人は反体制運動をやっていて、警官に自分達のメンバーリストが入った封筒を没収されてしまったので、キャプテン達にそれを焼却するように頼みます。リストは暗号で書かれているのですぐには解読されませんが、次の日には暗号解読の専門家が来ることになっているので、それまでに処分する必要があります。それでどうやって警察に忍び込むかで、最初は下水管のようなものから忍び込む予定でしたが、途中がコンクリートの残骸で塞がれていて、撤去に相当時間がかかりそうでした。それで考えついたのがフィッチューを箱の中に入れて小包にし、それを郵便配達員に化けた巨人が警察に届け、書類管理の部屋に持っていってもらうという策でした。これは途中まで上手く行っていましたが、警官が小包を床に落としてしまったためフィッチューは中で気絶してしまいます。そこでキャプテン達は、巨人にフィッチューが持っている無線に対し大声で呼びかけてもらい、警察官達が書類管理室の中から変な声がするのを確かめるため、ドアを開けた隙にキャプテン達が忍び込む、といった話です。しかし、巨人達で地球の存在を知っている者が多数いるのなら、そもそも交信しようとかすればいいと思いますが、どうもアーウィン・アレンのドラマは基本設定みたいな所がいい加減で、脚本家によって矛盾する話が書かれるのが常です。