「巨人の惑星」の”A Place Called Earth”

「巨人の惑星」の”A Place Called Earth”を観ました。出ました、脚本がウィリアム・ウェルチ!ロジカルではない荒唐無稽な脚本を書かせたらこの人の右に出る人はいないくらいの、低レベルの脚本家です。この「巨人の惑星」の欠点は、要するにガリバー旅行記の巨人国の話と一緒で、SFらしい要素がまるで無いことです。ところがこの回でいきなり大飛躍で、超荒唐無稽なSF話になります。紀元5424年くらいの地球のタイム・トラベラーが、キャプテン達の時代に来て、地球人を100人だけ残して疫病で皆殺しにし、残った100人からまた社会を再生して自分たちがそこの独裁者になろうという計画を立てます。それが何故か地球にタイム・トラベルしないで、キャプテン達がいる巨人の惑星に来てしまいます。それだけ進んだ未来から来た人間なのに、何故か巨人の惑星のことはまるで知りません。タイム・トラベラー達はキャプテン達を使って地球から連れてきた100人が住む所を作ろうとしますが、結局未来のタイムコントロールに犯行がばれて捕まって未来に連れ戻されるという、「巨人の惑星」である必要は全くない話でした。さすがウェルチとあきれるしかありません。