スタートレックの第2シーズンの”The Trouble with Tribbles”

スタートレックの第2シーズンの”The Trouble with Tribbles”を観ました。前に観た記憶があります。というか一般的には第1と第2シーズンの中ではもっとも有名なエピソードのようです。
エンタープライズ号は宇宙ステーションK-7に向かっていましたが、そこからもっとも重大時用の緊急信号を受け、K-7に急行します。しかし基地は実際は何のトラブルもありませんでした。そこのバリスというある惑星の開拓の責任者が自分の判断でエンタープライズ号を呼び寄せたものです。その理由はある連邦とクリンゴンの支配地域の中間にある未開拓の惑星を、クリンゴンと連邦で開発競争し、先に成功した方がその惑星とその周囲を支配するということになっていて、その星で唯一栽培可能な四重掛け合わせ型の小麦の種の基地にあるストックをクリンゴン側の破壊工作から守るためにエンタープライズ号に警備させようとしたためでした。
そうこうしている内にクリンゴンの宇宙船が基地から100Kmまで接近して来たため、エンタープライズ号は戦闘態勢に入り基地に対しても警告しますが、しかし基地にはクリンゴン人2人が上陸休暇のため入り込んでいました。(相互の契約で認められています。)
同じく上陸休暇を取ったスコットやチェコフはこのクリンゴン達と大立ち回りを演じ、休暇を取り消されます。その時同じく休暇を取ったウフーラが、ある宇宙商人からトリブルという小動物をもらいます。その動物はふわふわの毛で覆われていて、ぴいぴい鳴く可愛い生物で、ウフーラはそれをエンタープライズ号に持ち帰ります。その生物はしかし天敵がいない環境ではあっという間に増え、たちまちエンタープライズ号の中がトリブルだらけになります。カークはトリブルのおう盛な食欲を知り、まさかと思いましたが宇宙ステーションの小麦の倉庫をチェックします。その中は既に大量のトリブルで一杯で小麦はすべて食い尽くされていました。しかし奇妙なことにそのトリブルのほとんどは死んでいました。トリブルは地球人にはなつきますが、クリンゴン人を嫌います。カーク達はバリスの助手に対し、トリブルが嫌悪を示したことから、その助手がクリンゴン人であることを突き止めます。また倉庫の中の小麦を毒麦にしたのもその助手の仕業でした。バリスは最初はカークの責任を問うと騒いでいましたが、結局自分の管理不行き届きでした。
スコットは最後に全てのトリブルを、クリンゴンの宇宙船に転送して「プレゼント」します。小麦は別に送られて来て目出度し、という話です。
ちなみにタイムトンネルでカーク所長の役を演じた、ホイット・ビッセルが基地の司令官の役で出演しています。