古関裕而のCD化されていない作品をSPレコードを中心にヤフオクで集めようとしています。これはSPではなくドーナツ盤(EP)ですが、「長崎の兄妹」です。タイトルからして「長崎の鐘」関連だろうと思っていましたが、まさしく永井博士の2人のお子さんのことを歌ったもので、間奏で「長崎の鐘」の「♪慰め励まし長崎の、ああ長崎の鐘が鳴る」のメロディーが引用されます。しかし映画の時に作られたものではなく、1959年に出たものです。作詞は古関と同郷で幼馴染みの野村俊夫(「湯の町エレジー」「東京だよおっかさん」)です。歌っているのは若山彰です。若山は「喜びも悲しみも幾歳月」(♪俺ら岬の灯台守は~)で1957年に大ヒットを飛ばした人です。何故この曲が映画が封切られて9年後になって発売されたのかその経緯は調べられていません。もしかすると映画製作の10周年とかの機会に作られたのかと思います。
古関裕而の「長崎の兄妹」
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