トワイライト・ゾーンの”Cavender Is Coming”を観ました。見習い天使のカヴェンダーは失敗ばかりで、天使失格になる所を、最後のチャンスということで、アグネス・グレップというダンサーの若い女性の守護天使になり、24時間の間に彼女の人生を変えて幸せにするように命ぜられます。カヴェンダーは彼女のために豪華な邸宅を用意し、リッチなパーティーを彼女が開いたことにします。お客は皆グレップを称賛して行きましたが、アグネスはどこか戸惑ったままです。結局彼女はそのままの生活で十分な幸せを感じており、元通り子供達や友人達と暮すことを望み、カヴェンダーは結局全てを元に戻します。天ではカヴェンダーが多額の経費を使いながら失敗したことで、いよいよ天使失格の判定が出る所でしたが、しかし上級天使がアグネスの状態をチェックし、彼女が幸せいっぱいであることを発見します。何はともあれ、アグネスが幸せであるということは課題を果たしたということになり、カヴェンダーは他の人間を幸せにするように命ぜられます。
しかしカヴェンダーの思っている幸せがきわめて物質的で、アグネスの方が本当の幸せとは何だか知っているという、ちょっと皮肉が込められたエピソードでした。
トワイライト・ゾーンの”Cavender Is Coming”
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