またeBayでPCL86をゲット。今日のはSiemensが2本とMAZDA。MAZDAは既に2本持っていますが、特性がかなりばらついているのと、1本がほとんど死にかけているため追加でゲット。
例によってetracerで測定。(MAZDAは比較のため既に持っている2本の特性も載せました。)Siemensは3極管部はあまり揃っていませんが、5極管部はまあまあペア管と言ってもいいレベルかと思います。MAZDAは既に持っている2本のどちらともあまりマッチしていませんが、正常な方と何とかペアで使えるかも。最終的に出力されるのが5極管から、ということを考えると5極管が揃っていればいいのかとも思いますがまだ良く分かりません。単に左右の音量差だけが問題なら、バランス用ボリュームを付ければいいだけの話です。(これから作ろうとしているKT77プッシュプルは左右独立ボリュームにしようと思っています。)音質の差をきちんと判定するのはなかなか難しいです。
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スター・トレックの第2シーズンの”Mirror, Mirror”
スター・トレックの第2シーズンの”Mirror, Mirror”を観ました。カーク達がハルカン星人達とその星系にある、ある資源を採掘する権利について交渉しています。ハルカン達は拒否しますが、カークはあくまで平和裏に話を進めようとします。一旦上陸組4人(カーク、マッコイ、ウーフラ、スコット)が転送でエンタープライズ号に戻ろうとした時、磁気嵐のせいで、4人はパラレルワールドの別のエンタープライズ号に転送されます。そこは非常に野蛮な世界で、今丁度ハルカンの星をフェイザーで攻撃して皆殺しにしようとしていました。カークはそれを止めますが、命令に背いたということで、チェコフから命を狙われます。この世界では上官を殺せば自分がワンランク上がります。カークの部屋にはこの世界のカークの情婦がいて、カークがどのように競争相手を抹殺してこの地位に上り詰めたかを教えます。スコットがエンタープライズ号のエンジンからエネルギーを取って元のエンタープライズ号に戻れるようにします。しかし、連邦政府の命令を受けたスポック(この世界ではヒゲを生やしています)がカークを殺しにやってきます。4人でなんとかスポックを倒しますが、ドクター・マッコイがこのままではスポックが死んでしまうとスポックを助けようとします。スポックは気がついた後、ヴァルカン式の心を読む力で全てを知り、カーク達を元の世界に戻そうとします。カークはこの世界のスポックに対し、野蛮なやり方を改めることをまずスポックが始めるよう説得します。ようやく元のエンタープライズ号に戻ると、そこには先週配属されたというパラレルワールドであった女性のこちら版がいて、カークがにっこり、というラストでした。
ビクターの真空管ラジオ
真空管趣味が昂じてヤフオクでこんなものを落としてしまいました。ビクターの真空管ラジオです。データを書いておきます。
1.製造会社:ビクター
2.発売時期:1962年頃
3.製品名:5A-2217 GRAY
4.価格:推定で6000円~7000円くらい(現在だと5万円くらい?)
5.仕様:中波と短波(オールウェーブ)と外部入力(電蓄など)、5球スーパー(微小電界用)
6.使用真空管、回路:12BE6-12BA6-12AV6-30A5-35W4のいわゆる5球スーパー(スーパーヘテロダイン)。この構成は当時のトランスレス5球スーパー真空管ラジオの定番で、他の会社のもこれと同じ構成だったようです。真空管はすべて9ピンのミニチュア管です。最後の35W4は傍熱型の整流管です。(35が示すようにヒーター電圧は実に35Vです!電源トランスが無いので、100Vに抵抗つないで電圧落としても35Vぐらいが限界だったのでしょうか。→これはトランスレスの特徴で、全てのヒーターを直列につなぎます。12V+12V+12V+30V+35Vで101Vになります。アメリカで電源電圧が115Vだった場合は、最後の整流管のヒータ-が50Vになります。)電源トランスは無く、いわゆるトランスレスで、増幅用の真空管のプレート電圧も100Vです。
ご承知の通り、最初のトランジスターラジオがソニー(当時東京通信工業)から発売されたのが1955年であり、この当時生産量では既にトランジスターラジオの方が多くなっており、価格も既にトランジスターの方が上でした。日本で真空管ラジオが最後に生産されたのは1964年で、こういった製品はほぼ最後の真空管ラジオということになります。子供の頃家にこれと同じような松下製の真空管ラジオがありましたが、ほとんど使った記憶がありません。
作られてから60年近く経っていますが、状態は良好でガンガン鳴ります。整流管が傍熱管なので、電源を入れてから聞けるようになるまで一分くらいかかります。なお、ボリュームをスイッチが切れる直前にまで回しても音は出ています。切り忘れを防ぐためにわざとこういう仕様にしていたようです。
真空管アンプでクリプトンのKX-3Pを鳴らす。
真空管アンプで現代のスピーカーを鳴らすには、アクティブサブウーファーの助けを借りれば良い、という仮説の検証のため、以前真空管アンプを試して惨憺たる結果だった、クリプトンのKX-3Pをサブウーファー付きで、8W+8WのKT77のシングルアンプで鳴らしてみました。結果は見事に成功で、サブウーファー無しだと高音が耐えられないほど歪むのが、サブウーファーをONにした瞬間ぱっと歪みが消えて無くなります。これでまた楽しめます。このスピーカーはその昔、ビクターから出ていたSX-3というソフトドームスピーカーの設計者の渡邉勝さんがクリプトンに移って開発したものです。筐体が本物のピアノとまったく同じ塗装仕上げになっており、そのせいもあってかピアノの音がとても良いです。
もちろんJBL4307も素晴らしいですが、小型は小型の凝集した音があって良いです。
「杉田敏の現代ビジネス英語」
Philips製のPCL86
NHK杯戦囲碁 村川大介9段 対 余正麒8段
本日のNHK杯戦の囲碁は準決勝の第2局で、黒番が村川大介9段、白番が余正麒8段の対戦でした。この碁の戦いは右上隅で白が黒の二間高ジマリの左側の石の左側に付けていった時から始まりました。星の石の左側に付けていくのは良く見ますが、左側の石に付けたのは初めて見ました。しかし両者この形は研究済みなのか時間を使わず手が進行しました。しかし途中白が取られかけていた2子を引っ張り出した辺りから難解な戦いになり、両者の考慮時間も何度か使われて行きました。結果的に白は黒の種石4子を取り込み、黒は中央で白2子をポン抜いて中央に壁が出来ました。ここだけ見れば互角の別れでしたが、元々黒の強い所で白が捌きに行っていたのを考えると白の成功でした。黒としては右辺の白を攻めつつ、どのくらい中央に地が付くかが勝負のポイントでした。しかし黒は目一杯打って中央に40目レベルの地を付けましたが、その間に白も各所で地を増やしており、逆転には至らず、白の中押し勝ちになりました。余8段は初の決勝進出です。
アンプキット組み立て開始:ファストリカバリーダイオードを試す
確定申告の作業がかなり進んだので、次の真空管アンプの準備に取りかかりました。今回のはKT77のプッシュプルでほとんどが手配線のキットです。今回もかなりの部分の部品を交換して作ります。写真はブリッジダイオードの代りに使う、ファストリカバリーダイオードで作ったブリッジです。左がロームのスーパーファストリカバリーダイオード、右がビシェイのファストリカバリーダイオードです。電流が逆になった時の回復時間が非常に短く、切れの良い音を出すと言われていますが、今回が初トライです。ユニバーサル基板を使い、それにピン端子をくっつけたのですが、なかなか作業は大変でした。まあせっかく2つ作ったので、アンプが完成したら通常のブリッジダイオードも含めて聴き比べてみたいと思います。
Mullardの自称マッチドペアのPCL86
PCL86という真空管は、オークションサイト以外で売っているのは、エレキットのeKジャパンのサイトだけです。そこで最初に2本買ったPCL86はEDICRONブランドのものでしたが、三極管部のIa値が一方が片方の1.45倍という、ペア管としてはまったく使えないレベルのものでした。なのでもう2本買ってその中から選ぼうとしたのですが、何と今度はEDICRONではなくMullard、しかもMade in Great Britainです!(現在新品として売られているMullardの真空管は多くがロシア製です。)更には2本の箱がシールでくっつけてあって「Matched Pair」とあります。おお!と思いましたが、etracerで測定してみたら、三極管部のIaが一方がもう一方の+21%、gmが+9%で、ペア管とはとても言えないレベルでした。こういう風にペア管と称して売っていても、実際はまったくペア管ではないというのは非常に良くあることだと思います。
「巨人の惑星」の”Six Hours To Live”
「巨人の惑星」の”Six Hours To Live”を観ました。ある老夫婦がある人を殺して金を奪ったのを、自分たちが面倒を見ていたリードという若者に罪をかぶせて逃走しようとしています。それをたまたまその家に食料調達のため忍び込んでいたキャプテン達が立ち聞きします。いつも巨人達には関わるなというポリシーのキャプテンが何故かその無実の若者を救おうとする話です。この辺り、脚本家によって基本的な設定が徹底されず、ご都合主義で設定がころころ変るのがアーウィン・アレンの60年代のTVドラマの一つの特長です。
話の中身は、新聞記者のカメラの中に隠れて裁判所に忍び込んだり、電話を使って老夫婦が殺人の話を得意げにするのを中継したりと、これまでも使われた方法が多く、新鮮味がありません。