塩野七生の「ローマ人の物語 迷走する帝国」[上][中][下]を読了。時代としては211年の皇帝カラカラから284年即位のディオクレティアヌスまでの3世紀の混迷するローマ帝国を描いています。この世紀には73年間に実に皇帝22人ともはや名前も覚えられない軍人出身の皇帝が次々に登場します。最終的にローマを滅ぼすことになるゲルマン民族の侵入が常習化し、東方ではオスティアに代わってササン朝ペルシアが登場し、四方八方で戦いが常習化し、そして皇帝ヴァレリアヌスが何とそのペルシアの奸計に引っ掛かって拿捕され、そのままローマに戻らず死ぬということまで起き、ローマの権威は地に墜ちます。更にはガリアではある軍団長がガリア帝国を宣言して独立、そして東方はパルミラのゼノビアも同じく独立し、ローマ帝国の領土は三分されてしまいます。そこに有能な軍人皇帝のアウレリアヌスが登場し、帝国を再統一し、ゲルマン民族も蹴散らしますが、統治6年で部下に謀殺されてしまいます。そういう危機の時代に、キリスト教がじわじわと勢力を拡大していきます。
という訳で下り坂をひたすらころがっていくという印象ですが、それでも大帝国だけにただでは死なないという感じで、まだまだ色々ありそうです。
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ウルトラマンAの「神秘!怪獣ウーの復活」
ウルトラマンAの「神秘!怪獣ウーの復活」を見ました。祖父の家を初めて訪ねるため、良平と小雪の親子が飯田峠を越えようとしています。そこに超獣アイスロンが出撃し、良平は小雪を逃がそうとしますが、雪崩が発生し二人とも雪の中に倒れます。次の朝たまたまスキーに来ていた北斗がある老人と峠を捜索に行きそこで倒れている小雪を見つけ助けます。老人は小雪の祖父でした。老人と小雪が改めて良平を探しに行きますが、良平は既に死んでおり、そこに超獣が再度現れます。すると良平の死体がウルトラマンで登場したウーに変わり、超獣と戦って小雪と祖父を逃がします。ウーは敢え無く崖下に突き落とされ動けなくなりますが、北斗がエースに変身し超獣を倒します。ウーは不死身なので小雪の無事を確認し雪山に消えて行きました。ウルトラマンでのウーはある女の子の母親が変身したものと言われていましたが、今回は男性が変身した別のウーです。デザインも微妙に変えてあったようです。
スター・トレックTNGの”The Survivors”
スター・トレックTNGの”The Survivors”を観ました。エンタープライズ号はRana IVという11,000人の植民星から緊急救助連絡を受け駆けつけますが、惑星は完全に焼き払われて住民は全滅したと思われました。しかしある建物が発見され、そこに2人の生存者がいることが分り、ライカーらが転送で降り立ちます。そこには80代の老夫婦が仲良く暮していました。しかしその2人と家だけが何故助かったのかは不明でした。老夫婦はエンタープライズ号への避難を拒否し、そこに残ります。ライカーらがエンタープライズ号に戻りますが、トロイは何故か老夫婦の家で聴いたオルゴールのメロディーが頭の中で鳴り続け、半狂乱状態に陥ります。そこに巨大な宇宙船が登場し、エンタープライズ号を攻撃して来ます。その攻撃もエンタープライズ号の反撃も双方ダメージは与えられず、宇宙船は逃亡しますが、エンタープライズ号は追跡するも追い付けません。しかしピカードはどうも何かのトリックではないかと思い、エンタープライズ号をRana IVに引き換えさせます。ピカードは再度老夫婦の家に降り立ち、再度説得しますが、今回も断られました。そして宇宙船が再度出現し、エンタープライズ号に対し前回の10倍の威力の攻撃を行い、エンタープライズ号のシールドと武器が使えなくなります。そしてRana IVを再度攻撃し、老夫婦の家を消滅させます。しかし10分後ぐらいにその家は元通りに再生します。ピカードは老夫婦を強制的にエンタープライズ号に転送させます。そして老夫婦の内女性の方が実在していないことを指摘します。結局男が告白したのは、男はダウドという名で、不死で万能のエネルギー体(つまり神)で、リションという女性に恋して夫婦になり、Rana IVで暮していました。しかしリションがエイリアンの攻撃に対して戦い死にます。彼は殺してはいけないという道徳を至上律として持っていたために戦いに参加しませんでしたが、リションの死に怒り狂い、相手のエイリアンの宇宙船を破壊しただけではなく、そのエイリアン何百億人を全て全滅させてしまいます。トロイの症状は彼が正体を見破られるのを恐れてやったことでした。ピカードは我々はあなたを裁く法を持っていない、と言って男はまたRana IVに戻り、彼が作ったリションと一緒にまた暮すことを選びます。
ということで、旧約聖書のヤーウェみたいに「燃える怒り」を爆発させる神のようなエネルギー体の話でした。しかし矛盾しているのは、リションは80過ぎであり、エイリアンと戦わなくても近い内に死んだ筈で、男が不死である限り別れは避けられないのでは、と思いました。なんでピカードがその辺りを見抜けたのかの詳しい説明はありませんでした。
NHK杯戦囲碁 藤沢里奈女流本因坊 対 小山空也6段(2024年6月30日放送分)
ウルトラマンAの「怪談!獅子太鼓」
ウルトラマンAの「怪談!獅子太鼓」を観ました。クリスマスが終ったら正月ということで、獅子舞超獣が登場します。獅子舞の踊り手の男性がある若者に獅子舞を馬鹿にされて足に怪我をしたのを恨んで、どこからか拾ってきたインド・チベット系?の「かいま様」(怪魔様?)にお祈りした結果、息子の新太がかぶったお獅子の面は取れなくなり、巨大化して新太を中に入れたまま超獣になります。そして父親はかいま様に操られて太鼓を叩いて獅子舞超獣を操ります。竜隊長が太鼓だけを撃って男を正気に戻すと、今度はかいま様もカイマンダに巨大化します。二匹に挟み撃ちにあって苦戦するエースですが、まずカイマンダを光線技で爆破し、それからシシゴランもメタリウム光線で倒します。普通それで倒したら超獣は爆発しますが、ご都合主義で超獣の身体が消えて新太が無事に現れます。うーん、ネタに困ってますね、としか言いようがありません。
最近の中央線の事故の多さ
最近の中央線、本当に事故が多いですね。特に23日(日)の16時過ぎ、24日(月)の7時半、26日の8時からの火災による運転見合わせと12時過ぎの八王子での人身事故、この3回の運転見合わせの全てに遭遇しました。5月31日から6月27日までで8回の人身事故だそうです。このまま行くと新記録更新ですね。まったく何だか呪われているんじゃ無いかと思ってしまいます。大体、中央線のホームドアの設置の遅れは何なんでしょう。八王子駅でも横浜線はホームドア化が完了していますが、中央線はまだです。
アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーの「バッドボーイズ RIDE OR DIE」
本日お休みで、「バッドボーイズ」を観て来ました。積極的に観たい映画ではありませんでしたが、まあまあ楽しめました。最初の映画から30年近く経っているので、主人公の2人組も老化が進み、片方がもう片方の結婚式で心臓マヒを起こして死にかけた後蘇生するというエピソードが出て来ます。その経験で自分が不死であると思い込むのがなかなか良い伏線になっています。またフロリダは出張で3回くらい行ったので懐かしいし、巨大ワニが出て来たのには笑えました。しかし、警察と麻薬組織が結託して、麻薬取引を見逃す代わりにテロリストの情報を麻薬組織から得る、という設定はアメリカ人にはある意味でリアリティーのある設定なんでしょうね。
トワイライト・ゾーンの”A Short Drink from a Certain Fountain”
トワイライト・ゾーンの”A Short Drink from a Certain Fountain”を観ました。ハーモンは40歳も若い女性のフローラと結婚しましたが、フローラは年老いて足腰も衰えているハーモンとの暮らしに不満たらたらです。ハーモンは弟で医者のレイモンドを呼びます。そしてレイモンドが開発し、動物実験では成功している「若返りの薬」を自分に打つように頼みます。レイモンドは人間に打ってどうなるかが分っていないと断りますが、ハーモンは打ってくれなければ33m下のコンクリートに身を投げるといい、レイモンドは結局承諾します。薬が効くには6時間ぐらいかかるので、レイモンドはハーモンに寝るように言います。次の朝、ハーモンは30歳くらいにまで若返っていて、それを見たフローラは大喜びです。しかしその後しばらくしてハーモンは苦しみだし、レイモンドは彼を再度寝かせます。フローラがその後制止を振り切ってハーモンの寝室に入ると、そこには赤ん坊に返ったハーモンが…レイモンドはフローラに赤ん坊を育てるように言います。もちろん時間が経てば赤ん坊は成長しますが、その時には逆にフローラが中年以降になってしまう…というエピソードでした。まあ結末は予想通りでした。楳図 かずおの「アゲイン」という漫画を思い出しました。
ウルトラマンAの「パンダを返せ!」
ウルトラマンAの「パンダを返せ!」を観ました。ウルトラマンAは1972年4月から73年3月までの放送ですが、72年11月には日中国交正常化によって中国から贈られた「ランラン・カンカン」が上野動物園で公開され、一大パンダブームが起きています。この回は丁度そのフィーバーの中のもので、スチール星人という宇宙人がパンダの現物だけでなく、ぬいぐるみやオモチャまで全て盗もうとします。そういう意味で名前の通り単なる「泥棒星人」でやることがせこいです。北斗はこのパンダ泥棒の現場に立ち会い、犯人を追いかけますが、山中隊員が例によって「そんなのはTACの仕事じゃ無い!」と怒鳴って否定します。この山中隊員のようなやたら威張っている中堅社員って昭和の時代には多数いました。今なら下手するとパワハラですが。でも結局宇宙人は北斗の追及で正体を現わして巨大化し北斗が危機に陥ります。そしてエースが最近パターン化している2種類の光線技で宇宙人を倒します。
スタートレック・TNGの”The Ensigns of Command”
スタートレック・TNGの”The Ensigns of Command”を観ました。レトリックの研究家?の私にとっては、2つの「説得」が同時進行するという面白いエピソードでした。シャリアックという連邦とは条約を結んでいるけどそれ以外はまったく交渉が無いエイリアンから突然エンタープライズ号に連絡が入ります。それによるとタウ・シグニ・Vの惑星は彼らの領域であり、そこに連邦の人間がいるのでそれを3日以内に排除するようにというものでした。それは条約上その通りですが、その星は強力な放射線が降り注いでいて人間が住むのは不可能ではないかと思われました。しかし放射線の影響を受けないデータが降り立ってみると、それは90年前の植民地開拓船がはるかに目的を逸れてその星に着陸し、放射線と戦いながら今は15,000人のコロニーを築いていることが分りました。しかし、そのリーダーのゴシェヴァンは、自分達の築いて来たものを捨てられない、戦うと退避を拒みます。一方でエンタープライズ号のピカードの方は15,000人の退避に必要なシャトルの準備に3週間かかることが判明します。それでピカードは条約を盾にフェイスツーフェイスの面談を申込み、3週間待ってくれるようシャリアックに頼みますが、向こうは条約の条文を示して撥ね付けます。一方データの方は、コンピューター好きのアードリアンからアドバイスを受け、「感情」に訴える説得に転じますが、これも失敗します。最終的に放射線の下で動かなくなっているフェイザーを自分の回路を移植して動くようにし、そのフェイザーでコロニーの水道を破壊するというデモンストレーションをします。(論理的・感情的説得に失敗して、結局は暴力の実演で無理矢理説得しているので反則だと思いますが…)
一方ピカードの方は、条約の中に両者でもめた場合には第三者の仲裁を要請出来るというのを見つけ、現在冬眠中の種族の仲裁を要請すると言います。冬眠は後半年続きます。こちらはいわば条文の穴を見つけるという、「ベニスの商人」以来の伝統的な方法で解決します。
ということで両方の説得に成功した、というエピソードでした。データとコンピューター好きの女性の間の恋愛?が挿入されています。