天頂の囲碁4 30秒モード 九路盤定先3目勝ち

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天頂の囲碁4との対戦、今度は黒3目勝ちでした。黒5と付けて、白6とハネた時、黒7とぶつかるのは定石にない手で変な手ですが、何故かこの手はコンピューター相手に勝率がいいです。最近アルファ碁が李世ドルに勝ったのが話題ですが、プロ棋士側にコンピューター囲碁を研究する時間が事前に与えられたら結果は違ったのではないかと思います。

天頂の囲碁4 30秒モード 九路盤定先1目勝ち

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天頂の囲碁4(Zen)は、思考時間を30秒にすると、「最強の囲碁~名人への道~」(Crazy Stone)の最強モードより強いです。その天頂の囲碁4と九路盤定先で対局、結果1目勝ちでした。このソフト、Windows 10で動かすと、目数計算がおかしいみたいで、この碁も「黒5目勝ち」と判定されました。

NHK杯戦囲碁決勝戦

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NHK杯戦の囲碁は、黒番が張栩九段、白番が寺山怜四段の決勝戦です。序盤大きな劫の振り替わりがあり、白番寺山四段が優位に立ちました。そこからの張栩九段の追い上げが見事で、少しずつ少しずつ得をして、いつの間にか白を抜き去って黒ペースに持っていく運び方は、張栩九段一流のものです。結局終盤ヨセに入ってからは白にチャンスがない碁になってしまっており、白が投了しました。張栩九段はNHK杯戦は8年ぶりの優勝です。張栩九段こそ、井山裕太棋聖にタイトルを奪取されて不調に落ちた棋士の最たるものですので、これをきっかけにして、井山棋聖が独占しているタイトルを奪い取って欲しいと思います。