トワイライト・ゾーンの”An Occurrence at Owl Creek Bridge”を観ました。これは中々異色のエピソードで、本来はトワイライト・ゾーンと関係無く、カンヌ映画祭で賞を取ったショートフィルムです。お話しは「悪魔の辞典」で有名なアンブローズ・ビアスの原作に基づくものです。南北戦争で、おそらく北軍に南部の民間人が捕まっていて、橋の上から吊されて死刑にされようとしています。死刑が執行されましたが、ロープが長すぎて男の体は川の中に入り、底について男は手のロープをなんとか外して泳いで逃げ出します。兵士達が銃やライフル、大砲を撃って男を殺そうとしますが、丁度川の急流に流されて男は何とか逃げ延びます。しかしそこにも大砲が追って来て、男はさらに駆けだして逃走を続けます。その内並木道になりその先に家が見えました。そこに待っていたのは彼の最愛の妻でした。男は何とかたどり着いて妻を抱きしめようとしますが、その瞬間彼の体は衝撃を受け、結局男は橋からぶら下がって処刑されており、今までのは男のその瞬間の夢だった…というお話です。これはビアスの短篇でもっとも有名な話のようです。しかしトワイライト・ゾーンのお話としては、ちょっと違うと思います。SF性がほとんどないですし。