ジョー90の”Most Special Astronaut”

ジョー90の”Most Special Astronaut”を観ました。ある宇宙ステーションへ物資を補給に行くためのロケットが打ち上げに失敗して途中でコースを逸れて地上に向かい、爆破されます。パイロットは奇跡的に助かりましたが、意識不明の重体です。再度物資を届けるロケットが必要ですが、それを動かせるベテランの宇宙飛行士がいませんでした。そこでWINは瀕死の宇宙飛行士の脳波パターンをビッグラットに記録し、それをジョーに移します。ジョーは新たに用意したロケットに乗り込み、宇宙ステーションに向かいます。打ち上げは成功し無事に宇宙ステーションに接近出来ましたが、中の2人は酸素不足で倒れてしまっており、ドッキングに必要な内部からの誘導が出来ません。地球側では諦めて戻るように言いますが、ジョーはなんとか宇宙船を操って必要物資の入ったコンテナを宇宙ステーションにドッキングさせることに成功します。しかしドッキングの際に、大気圏再突入に必要なコースを決める誘導装置を壊してしまいます。最後の手段はジョー90自身がマニュアル操作で再突入の操作をするしかありません。最初は間違った角度で突入しようとしますが、再突入寸前で角度を修正し、無事に地表に戻ります。
このドラマが英国で放送されたのは1968年の10月で翌年の7月にはアポロ11号の月面着陸ですから、ロケットの打ち上げシーンとかはかなりリアルでした。また当時の少年にとっては宇宙飛行士というのは夢の職業で、そういう期待に応えるような内容でした。

トワイライト・ゾーンの”Elegy”

トワイライト・ゾーンの”Elegy”を観ました。西暦2185年、3人の宇宙飛行士を乗せた宇宙船が隕石の衝突によって場所を見失って宇宙を彷徨い、燃料が無くなったためある小惑星に着陸します。その星の大気は酸素20%で地球と同じで、重力も地球とまったく同じでした。それどころかその風景はまったく地球と一緒で、しかも19世紀の終わり頃のアメリカそのままでした。そこには人もいましたが、奇妙なことに全員固まってしまっていてまったく身動きしませんでした。彼らは3人で手分けしてあたりを探索しますが、どこに行っても凍り付いた人がいただけでした。彼らはこれは時間がゆっくり進んでいるのではとも思いましたが、時計を見たらそこには針がありませんでした。その内ようやく一人の動く老人が登場し、ウィックワイアと名乗ります。3人は奇妙な老人にここはどこかと問い質すと、墓場の中だと答えます。その説明によると金持ちだけの専用の墓場で、そこでは生前の夢が叶えられその幸福な瞬間のまま永遠に過ごすことが出来るというものでした。本物の死体は一つだけで後はセットでした。3人は何故そんなものが地球から6億マイルも離れた小惑星にあるのか問い質しましたが、老人は地球上には永遠に平和な場所は無い、と答えます。実際に1985年に核戦争が起きてその後約200年間は科学が停滞しています。(墓場が作られたのが1973年。)老人は3人に彼らのもっとも行きたい場所はと聞き、3人とも地球に戻る途上の宇宙船の中と答えます。それから老人は3人にワインを勧め「永遠の幸福に」と乾杯します。そのワインには「永遠化薬」が入っており、3人は倒れます。老人は3人をロケットの中に設置し、まさしく3人は地球に戻ろうとする宇宙船の中で永遠にそのままで過ごすことになります。老人はそこの管理用に作られたロボットで、今回の役目を終えた後、また眠りに就き、次に誰かがやって来るのを待ちます。
という内容でなかなかアイロニカルで楽しめる内容でした。なお、宇宙船の中は「禁断の惑星」で使われたものの流用のようです。

ジョー90の”Double Agent”

ジョー90の”Double Agent”を観ました。WINのエージェントが3人連続して殺され、アタッシェケース(暗号コード入り)を盗まれるという事件が発生します。アタッシェケースは正規の鍵で開けないと爆発するようになっているので、WINの秘密は漏れませんでしたが、WINのシェーン・ウェストンはWINの中にダブルエージェントがいることを疑います。WINには18年も勤務したハリー・スローンがいましたが、状況的に彼がスパイの疑いがあります。WINが中東の支部に重要な使命を入れたコードを伝えるのに、ハリー・スローン自身が行くことを志願しますが、しかしシェーンはハリーの脳波を記録してそれをジョー90に移し、ジョーを使者として行かせます。しかしハリーの脳波を移されたジョー90は奇妙な行動を開始し、中東ではなくパリに行き、そこからまたコペンハーゲンに向かいます。そこで敵のエージェントと落ち合い、スーツケースをエアカーでやって来たハリー・スローンに海上で渡すことになります。それが判明して、WINはジョー90殺害の命令を出します。スーツケースをハリーに渡した後、敵のエージェントとジョーでどちらが先にエアカーに乗り込むかの争いになり、ジョーは眼鏡を落としてしまいます。しかしそれでハリーの脳波の支配が解け、ジョーは敵のエージェントと撃ち合いになります。(眼鏡が無いジョー90は単なる9歳の子供で、射撃の腕は無いと思いますが…)結局サムやマクリーン教授が駆けつけジョーは無事救助されますが、暗号コード入りのアタッシェケースは奪われたままです。しかしシェーンはリモートの爆破装置を作動させアタッシェケースを爆発させます。(であるなら別にジョー90射殺命令は不要だったはずですが。)
ということでかなり本格的なスパイものですが、そういう危険な任務に子供を使うという一種の児童虐待ドラマになってしまっています。

トワイライト・ゾーンの”The Purple Testament”

トワイライト・ゾーンの”The Purple Testament”を観ました。舞台は1945年のフィリピン(おそらくルソン島?)で、米軍と日本軍が激しい戦いを繰り広げていました。(ご承知の通り、1944年10月のレイテ沖海戦で連合艦隊はほぼ潰滅状態になりましたが、陸軍はその後も終戦まで米軍と戦い続けています。)中尉のウィリアム・フィッツジェラルド(フィッツ)は、ある時から急に、ある兵士の顔が一瞬何かの光に包まれるのを見るようになりますが、その顔が光った兵士はことごとく死んでしまいます。フィッツは戦時病床に自分の部隊の負傷した部下を見舞いますが、その部下の顔も光り、その一分後には死んでしまいました。そしてフィッツに対し単なる偶然だと説得していた上官の顔も光り、翌日の戦いで死んでしまいます。軍医よりフィッツに対し一度本部に戻って休養を取るように命令が下ります。出発の時、自分の顔を鏡で見たフィッツは自分の顔が光るのを見ます。そして乗り込んだトラックの運転手の顔も光って見えました。出発した2人ですが、残った部隊はその10分後ぐらいに大きな爆音を聞きます…
という話です。「人が死ぬのが分かる」という話は、百田尚樹の「フォルトゥナの瞳」もそうでしたが、案外ヒントはこのドラマかも。大平洋戦争中のフィリピンでの戦いというと、例の「出て来いミニッツ、マッカーサー」の歌(古関裕而作曲)を思い出しますが、実際はかなりの長期に渡って戦いが繰り広げられたんだということを今日調べて初めて知りました。

ジョー90の”King for A Day”

ジョー90の”King for A Day”を観ました。ある中東の王国で、王位を狙う者が現在の国王をトンネルの中で鏡を使ったトリックで事故で殺します。そしてその後継者である王子(イギリスに留学中)を誘拐します。そのために、ジョーがビッグラットで王子の知識を身につけ、王子に扮してその王国に向かいます。ビッグラットで得た知識のお陰でうまく誤魔化すことが出来ましたが、王位を狙うシャザールはジョー一行の食事に薬を入れ、全員が寝こんだ所をジョーを誘拐します。その間にWINは囚われていた本物の王子を救い出し、戴冠式に向かいます。シャザールはジョーを誘拐している間に本物の王子が到着して戴冠式が始まります。ジョーの指輪に仕込まれていたホーミングデバイスで、シャザールの隠れ家は突き止められ、間一髪でジョーは助かります。シャザールは逃げ出しましたが、例のミラーによるトリックのあるトンネルの中で対向車線のトラックをミラーによるトリックだと思い込み、正面衝突して死にます。
まあちょっとお話が緩いかな、と思います。もっとジョーがビッグラットと通信する眼鏡を無くして危機に陥るとかがあってもいいかと思います。

トワイライト・ゾーンの”The Last Flight”

トワイライト・ゾーンの”The Last Flight”を観ました。第一次世界大戦中の1917年、フランスの上空を複葉機でパトロールしていたイギリス空軍のテリー・デッカーは完全に迷ってしまい、フランスにある空港に着陸します。彼がそこで見たのはしかしはるかに進歩した飛行機群でした。そこは1959年でした。すぐに基地の者に逮捕され、基地の責任者の尋問を受けます。彼はそこで今年が何年か聞かれ、1917年と答えます。基地の者は困惑しますが尋問を続けます。そしてデッカーはたまたまその日にアレクサンダー・マッケイというお偉いさんが基地に視察にやって来ることを聴きます。思わずその名前を聴き返したデッカーでした。何故ならその者は彼の同僚のパイロットだったのであり、ドイツの飛行機にやられて死んだ筈だったからです。しかし基地の者はマッケイは第二次世界大戦でドイツの爆撃機を撃墜しロンドンの市民何千人の命を救った英雄だと言います。デッカーはさらに尋問され、本当は彼はパイロットと言っても戦場では常に逃げ回っていただけだと言います。しかし彼はマッケイが生きていることを聞き、もしかするとこれはあの時の自分の卑怯な行為をやり直すために神が与えたチャンスではないかと思い、見張りを殴り倒して彼の飛行機にまた乗り込み、雲の中に消えていきます。基地ではマッケイが到着したので、テリー・デッカーのことを知っているかと聞きます。そうしたらデッカーは彼は自分の命の恩人で、ドイツ機に囲まれた時、一度は彼は逃げ出したと思っていたら、突然雲の中から現われてドイツ機を撃墜してくれたが、その直後彼も撃たれて死んだ、と言います。それを聴いて、基地の者はデッカーがやり直しに成功したことを悟ります。
まあタイムスリップものは良くありますが、どちらかというと現代の軍隊が過去に行くというのが多いと思いますが、逆のパターンはちょっと面白かったです。

ジョー90の”Business Holiday”

ジョー90の”Business Holiday”を観ました。マクリーン教授とジョー90は何年かぶりに休みを取ってどこかに出かけようとしており、WINのサムが持ってきた仕事を断ります。サムは諦めた振りをして、バカンスの場所にボローヴァを推薦し、ジョーに水泳の達人の脳波データをビッグラットで移すことを提案します。しかしサムはビッグラットで移すデータを指定する時、スイマーのではなく、軍用車輌の運転のエキスパートの脳波パターンをジョーに入れさせます。ボローヴァについた教授とジョーでしたが、何者かがジョーの水着を盗んだので泳ぐことが出来ません。しかもマクリーン教授が代わりの水着を買ってやろうとしたら、誰かに買い占められてしまっていました。結局サムの陰謀(?)で、このボローヴァのビーチに元世界軍の基地がありました。この国の新しい政府が世界軍が放棄した基地を入手して、本来は破壊しなければならないのを、自分達で利用しようとしていました。それを破壊するのがサムが元々持ってきた仕事でした。結局ジョーはその仕事を受け、爆薬を満載した特殊軍用車輌で相手の戦車やミサイルの攻撃をかわし、そのまま基地に突っ込んで自分は脱出します。基地は大爆発を起して破壊されます。最後にWINはマクリーン教授から休暇の費用の交通費・ホテル代全ての請求書を渡されて…というオチです。
やっと人助け路線に変わったのかと思いきやまたも後味の悪いミリタリー路線でした。

トワイライト・ゾーンの”The Fever”

トワイライト・ゾーンの”The Fever”を観ました。フランクリンとフローラのギブソン夫妻はラスベガスのホテルに2泊3日で招待されます。それはフローラの広告コピーが優勝した賞でした。フローラはスロットマシンをちょっとやってみようとしましたが、フランクリンはギャンブルが大嫌いで強く止めます。それでもコイン一枚だけやってみましたが、それは外れます。部屋に帰ろうとしたフランクリンでしたが、そこに酔っ払いがやってきて、彼に無理矢理一ドルを渡し、スロットマシンをやらせます。するとそれは小アタリとなり、フランクリンは10ドルを稼ぎます。それでも部屋に帰ったフランクリンでしたが、真夜中にそのコインが彼を呼ぶのを聞き、それが2倍にも3倍にもなった幻覚を見ます。それで深夜に彼はカジノに出かけ、先ほどのスロットマシンに儲けたコインを投入します。それは5枚コインを使うと4枚返ってくるという調子で、次々にコインを投入したフランクリンは止められなくなり、小切手を切ってコインを買い、次々にそれをスロットマシンに投入します。それを5時間以上続けて朝になり、とうとう最後の1枚のコインになります。それを入れてレバーを引こうとしましたが、マシンは故障してしまいレバーが引けません。フランクリンは興奮して俺の1ドルを返せとマシンに怒鳴り、とうとうマシンを叩いて倒してしまいます。フローラとカジノの職員によって部屋に戻されたフランクリンですが、しかしベッドでまた彼を呼ぶ声が聞こえます。ドアを開けるとなんと先ほどのスロットマシンが彼を求めて動いてやって来ていました。恐怖に駆られたフランクリンは逃げようと後ずさりし、それでホテルの窓から下に落ちて死んでしまいます。その側にさっきのスロットマシンがやって来て、彼の最後の1ドルを返して去って行きます…
という今回もかなりホラー調のストーリーでした。まあでもこの手のギャンブルで、ビギナーズラックで最初大当たりしてはまる、というのは一つのパターンですよね。私も会社の出張で展示会に出るためにラスベガスのホテルに泊まったことがありますが、ともかく空港に降りた瞬間に空港の中にまでギャンブルマシンが溢れていたのにはあきれた思い出があります。

ジョー90の”Relative Danger”

ジョー90の”Relative Danger”を観ました。今回は、ある鉱山の採掘用の坑道で、そこは昔銀山でしたが銀が掘り尽くされた後放置されていたのが、今度はその地下にウランがあるかも、という所で3人の調査員が坑道に入り、ダイナマイトを使った所で坑道が崩れ3人が閉じ込められる、という話です。何だかサンダーバード的な話ですが、サンダーバーならジェットモグラが活躍するシーンですが、ジョー90はあくまでジョー一人の救助なんで地味です。しかし最初はジョーがスパイとなって人殺しを厭わないという話が多かったですが、さすがに批判が多かったのか、人助けの話が増えて来たように思います。今回の話がちょっと特異なのは、閉じ込められた内の一人がWINのサムの実の父親で、サムが公私混同になるので、ジョーを使わずに自分で何とかしようとする所です。まあでも結局ジョーが地下に潜っていって3人を助けます。
ちょっと気がついたのはこのジョー90は1968年に放送されていますが、その頃の流行りで「サイケ」感が溢れています。バリー・グレイの主題メロディーも、またビッグラット自体が、変なテープがうねうね、光がピカピカでとてもサイケです。ビッグラットってそういう意味では知識伝達マシンというより、洗脳マシンにしか見えませんが。(笑)

トワイライト・ゾーンの”The Hitch-Hiker”

トワイライト・ゾーンの”The Hitch-Hiker”を観ました。ナン・アダムスは27歳の女性で休暇を取ってニューヨークからロサンゼルスまで車で行こうとします。途中でタイヤがパンクし、それを修理してもらっている時に、おかしなヒッチハイカー、黒い服と帽子をかぶった冴えない中年男を目撃します。彼女は当然無視しましたが、数マイル離れたガソリンスタンドまで行った後もまたそのヒッチハイカーを目撃します。今度も無視しましたが、そのヒッチハイカーは彼女の車に先回りするように彼女の行く先々で現われます。耐えられなくなったナンはハイウェイを降りて回り道をしようとしますが、そこでガス欠になってしまいます。そこで知り合った若い水兵でサンディエゴまで行くのを乗せて、何とかヒッチハイカーの姿から逃れようとします。しかしまたも現われたヒッチハイカーに思わず事故を起しそうになり、若い水兵は去っていってしまいます。たまらなくなった彼女は誰か知っている人に話を聴いてもらいたいと、自分の実家に電話します。しかし見知らぬ人が電話に出て、彼女の母親は神経がやられて入院しているということです。その理由は6日前に彼女の娘(=ナン)が自動車事故を起して死んでしまったからだ、と言います。呆然として車に戻った彼女にまたもヒッチハイカーが現われ、彼女の車に乗り込み「私の行く場所に行ってくれますね」と言います…
という、何だか笑うセールスマンを思い出すホラーな話でした。しかし、普通車でニューヨークからロスまで若い女性が一人で行こうとするか、という疑問は残りました。Wikipediaによると元はラジオドラマで主人公は男性だったようです。