トワイライト・ゾーンの”Young Man’s Fancy”を観ました。結婚したばかりのヘンリエッタ夫婦が、結婚式の後、夫の生家に戻って来ています。そこはその夫の母親が一年前に死ぬまで住んでいた家で、その夫が育った場所でした。夫婦はその家を売却するつもりでしたが、家の中に入った夫は、昔の母親との思い出の品物を多数見つけて、その家を売るのを段々渋るようになります。そしてやって来た不動産屋に、ハネムーンから戻るまで待ってくれるよう言います。しかし結局彼は家を売ることを止めてしまいます。奥さんはそこに現れた夫の母親の亡霊(?)に、その息子を昔に戻すことは止めてくれるよう頼みますが、母親は自分がそうしたのではなく、息子自身の希望なのだと言います。そしてやって来た夫は、すっかり少年に戻ってしまっていて、妻に対しもう用は無いので出ていくように言います…
まあ何と言うか妻対姑のバトルをSF調に表現した感じのドラマでした。しかしトワイライト・ゾーンもこの辺りかなりマンネリです。
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「帰ってきたウルトラマン」の「暗黒怪獣 星を吐け!」
「帰ってきたウルトラマン」の「暗黒怪獣 星を吐け!」を観ました。暗黒怪獣というよりほとんどブラックホールのバキューモンが北斗七星とかに座の星々を飲み込み、そこに住んでいたザニカ(何と言う安直なネーミング!)が地球に逃げて来て暴れる、というストーリーです。ちょっと待て、「蟹座」って地球から見た星の並びが巨大な蟹に見えるというだけで、実際の星は蟹とはまるで関係ないだろ!
ともかくも、その可哀想な怪獣をMATもウルトラマンも無慈悲に攻撃します。ウルトラマンがやっと倒す直前に気が付いて、本当の敵バキューモンを倒しに向かいますが、地球が角砂糖一個分になってしまう超引力の怪獣の体内で、ウルトラマンは暴れます。地球上ではあれほど弱っちいのに、何故か今回はブラックホールにも負けないスーパーヒーローぶりです。
それからどうでもいいけど、丘隊員の私服姿の超ミニスカートが時代を感じさせました。
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Home Soil”
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Home Soil”を観ました。これはファーストシーズンの”The Devil In The Dark”のある意味質の落ちたリメイクだと思います。
エンタープライズ号は、Velara IIIを訪れます。目的はその星で行われているテラフォーミング(無生物の惑星を生物が住める惑星に変えるという壮大なプロジェクト)の予定の遅れの理由を確認するためです。しかしそこの責任者のマンデルは非協力的で、何かを隠していました。エンタープライズ号の調査隊が惑星のラボを訪れた際に、研究員の一人が暴走したレーザードリルによって瀕死の重傷を負うという事故が起きます。データが原因を調査しようとしていると彼もまた襲われ、何とか無事でしたが、その事故が誰かによって意図的にプログラムされたものであることを発見します。データとラフォージュはまたある採掘穴の中に光りながらパターンを変えていく無機物を見つけ、それをエンタープライズ号に持ち帰ります。シックベイで分析した所、それは何と無機質で出来た生物でした。しかも知性を持っていて、エンタープライズ号のクルーと通信しようとし、シックベイを乗っ取ります。彼らと話した結果は、テラフォーミングは彼らの住処を破壊して死に至らしめるものであり、何度も警告したのに聞き入られなかったので、戦争を宣告するというものでした。ピカードらは彼らのエネルギー源が光であることを突き止め、シックベイの照明を切ります。そして弱った無機質生物に対し、これまでのことを謝罪し、テラフォーミングを中止し、彼らを元の惑星に戻すことを約束します。無機質生物は承諾しますが、完全に人類を信頼出来るようになるのは後数世紀必要だと言います。つまり彼らの文明は連邦のはるかに先を行っていた、ということです。
ということで、ファーストシーズンの”The Devil In The Dark”がある星で貴重な資源を採掘している際に出てきたセラミックのボールを破壊していたのが、それがある無機質生物の卵であって、復讐で作業員を殺す、という話であり、ファーストシーズンの中でもっとも良く出来た話の一つでした。それに比べると感動という点でははるかに劣りますが、ネクスト・ジェネレーションの話の中では良く出来ている方です。
「帰ってきたウルトラマン」の「この怪獣は俺が殺る」
「帰ってきたウルトラマン」の「この怪獣は俺が殺る」を観ました。このエピソードから、MATの隊長が加藤隊長から伊吹隊長に変わります。後にも先にもこういう防衛組織の隊長が交代するのは他に記憶がないのですが、視聴率の梃子入れでしょうか。
でその新隊長がいきなり強烈な印象を残します。まずは夢の島で発火したのを自主的にマットジャイロで消火に行った郷隊員をいきなり出動停止にします。理由は火を消すと地下のガスが消費されず怪獣ゴキネズラが出現するから、ということですが、それはあなたが指示するのが遅いからでしょ、と突っ込みたくなります。しかし伊吹新隊長は相変わらず弱いウルトラマンがゴキネズラに苦戦する(右腕を怪我してブレスレットが使えない)のに颯爽とマットアローで支援に現れ、他のMAT隊員が全員ゴキネズラの吐く蜘蛛の糸みたいなのにやられたのに見事な操縦でそれをかわします。そして伊吹機が発射したミサイルをゴキネズラがくわえますが、それをウルトラマンがスペシウム光線で撃ってようやく倒すという結末です。しかし伊吹新隊長は厳しいだけではなく、命令違反をして出動して腕を怪我をした郷に対し、「階段から落ちたんだよな」とかばって度量の大きい所を見せます。
トワイライト・ゾーンの”The Dummy”
トワイライト・ゾーンの”The Dummy”を観ました。何と言うか非常にトワイライト・ゾーンらしい話でした。腹話術師のジェリーは売れっ子でしたが、ただ彼は人形のジミーが自分でしゃべるようになったと思っています。マネージャーのフランクはそれをまったく信じず、ただジェリーがそのために酒を飲むのを責めます。またフランクは何度もジェリーを精神科医に連れて行って診てもらいましたが、解決しません。あるステージの後、ジェリーはジミーを捨てて他の人形を使うことを決心しますが、ジミーの声が彼を追いかけます。彼は元の部屋に戻ってジミーをたたき壊しましたが、それは別の人形でした。ジミーは彼に命を吹き込んだのはジェリーだと言います。カンサスシティーのステージでは、人形がジェリーであり、腹話術師がジミーになって二人は完全に入れ替わっていました…
私は元々腹話術師の人形ってちょっと不気味だと思っていたので、かなり怖い話でした。
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”When the Bough Breaks”
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”When the Bough Breaks”を観ました。アルデアと言う、伝説上の天国のような星が何故かエンタープライズ号の前に突然姿を現わします。彼らの星は平和で、科学が発達して星を他のエイリアンから見えないようにし、長い間高度な文明を発達させていました。しかしいつの日か彼らは生殖能力を失ってしまいました。彼らがエンタープライズ号に接触した目的はエンタープライズ号にいる6人くらいの子供を奪って彼らの子供とすることでした。ピカードは子供達が誘拐されたことに対し怒りますが、圧倒的な科学力の差で、自分達で惑星に転送することも出来ません。しかしデータ等の努力で何とかデータとライカーを転送することに成功します。また誘拐されたウェスレーに会いに来たクラッシャー医師が、アルデア人の診察データをウェスレーの協力で手に入れます。クラッシャーが調べた所、アルデア人の生殖能力が無くなったのは、彼らの星を守っているシールドが逆にオゾン層を弱め、宇宙からの放射線が彼らにダメージを与えていることを突き止めます。ピカードはそれをアルデア人に伝えますが、すっかりコンピューターに頼り切りで自分で考える力を失っている彼らはそれを信じようとしません。データとライカーが彼らのコンピューターシステムを一時的に使えなくしたため、子供達は無事にエンタープライズ号に戻れました。クラッシャーが彼らに治療を施し、再び生殖能力を得る見通しが付いた、というWin-Winで終ります。
まあ設定は面白いですが、もう一ひねり欲しいという感じです。
「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣チャンネル」
「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣チャンネル」を観ました。これもリアルタイムで観た時のことをかすかに覚えています。自分でTV放送してしまうという、なかなか面白い怪獣です。小学生がアマチュア無線しているシーンが出てきますが、これは今の子供には理解出来ないでしょうね。ただ電話級は今は第四級ですね。いずれにせよ一番弱い電波しか扱えない筈で、それでビーコンがおびき寄せられるって変ですが…ブレスレットを入手してからのウルトラマンは無敵になったと記憶していましたが、強いのはブレスレットでウルトラマンではありません。このビーコンにもウルトラマンは苦戦し、ほとんどカラータイマーが停止しかけていたのを、ブレスレットの光で蘇生します。やっぱり弱っちいウルトラマンというイメージは変わりません。
トワイライト・ゾーンの”The Gift”
トワイライト・ゾーンの”The Gift”を観ました。アメリカとの国境に近いメキシコのある町にUFOが現れ、そこから出てきたヒューマノイドのエイリアンを警官が撃ちます。その前に同僚の警官がそのエイリアンによって殺されたからです。そのエイリアンは血を流しながらあるバーにやってきてワインを所望します。そこで働いていた孤児のペドロがそのエイリアンの面倒を見ます。彼はそこでは異邦人で友達もおらず孤独だったので、すぐにそのエイリアンが自分と同じだと思い、親しみを感じていました。エイリアンはペドロにプレゼントだと言ってあるタブレットのようなものを渡します。しかし結局他の警官がやって来て、彼を殺人の容疑で逮捕しようとします。彼がペドロに近付こうとしたのをペドロを殺そうとしていたと勘違いし、エイリアンを撃ち殺します。ペドロがもらったタブレットのようなものを人々が悪魔の道具だと言って火にかけます。しかしエイリアンを治療した医者がその内容を読もうとすると、「これは贈り物です。以下はあらゆるガンを予防するワクチンの処方です。」とありました。しかし火にかけられて残りは焼けてしまって読めませんでした…
エイリアンに限らず、閉鎖的なコミュニティの人は外からやってきた見知らぬストレンジャーをしばしば排撃しがちである、という寓意が込められていて、あまり後味は良くないです。
帰ってきたウルトラマン」の「怪獣は宇宙の流れ星」
「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣は宇宙の流れ星」を観ました。強力な磁力を持つマグネドン登場。最初MATは爆弾でマグネドンをバラバラにしますが、雷雨に打たれたマグネドンは蘇り、次にレーザーで溶かそうとしますがこれも失敗し、郷は負傷します。この2つの失敗で、またもMATは上官から「今度失敗したら解散だ」とやられます。MATを解散して一体どこが怪獣を退治するのか、まったくバックアップも無しにやたらと厳しく当たられて、MATは可哀想な部隊です。科特隊やウルトラ警備隊に比べ、MATは本当に立場が弱いです。ウルトラマンは今回はブレスレットをダムの決壊を防ぐのに使ったり、またマグネドンを宇宙に持っていくのにも使い、まったく何でもありの便利武器となっています。最後は月面(?)かどこかの戦いで、やはりブレスレットがマグネドンを粉砕します。話はつまらないですが、最後の戦いの映像はなかなか幻想的です。
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Too Short a Season”
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Too Short a Season”を観ました。モーダン4という惑星の総統のカーナスから、連邦に対しテロリストが連邦の外交官を人質に取って立て籠もった、テロリストは彼の言うことは聞かないので、マーク・ジェイムソン提督を交渉者として派遣する要請があり、エンタープライズ号がジェイムソン提督をモーダン4に送ります。ジェイムソン提督は84歳で足の病気で電動車椅子が無いと動けませんでした。しかし提督は若返りの薬を飲み、急速に元気になっていました。しかしその薬には強い副作用があり、提督の心臓は時々発作を起していました。実は45年前、提督がやはり人質を取ったカーナスからその父の仇のため武器を渡すよう要求され渡し、それだけだと異文明の文明に干渉したことになるので、敵対勢力にも同じ武器を渡しました。結果的にそれが40年以上続く内戦を引き起こしました。それを恨みに思ったカーナスが、テロリストのせいにしてやはり人質を取り、ジェイムソンを呼び出したのが真相でした。しかしジェイムソンはカーナスの前で心臓発作を起して死んでしまい、カーナスはそれを見て復讐心が無くなった、という話です。うーん、若返りと若き日の過ちは何の関係も無いと思いますが…前回は良かったので期待しましたが、やはりこの辺りのエピソードの出来は良くないですね。