キャプテン・スカーレットの”The Launching”

キャプテン・スカーレットの”The Launching”を観ました。今回はある新聞社のジェット機のパイロットが落雷を受けて墜落死したのがミステロナイズされます。それで今回のミステロンズの目的は大統領の殺害です。1回目も大統領でしたが、今回のはホワイトハウスらしきものが出てきたので、アメリカ大統領でしょうか。それでパイロットなのでジェット機で大統領官邸に突っ込むのかと思ったら、あっさりエンジェルスに威嚇射撃されて諦めます。しかし人間の大統領の方への攻撃は無く、ミステロンズの予告時間まで後一時間くらいで、キャプテン・スカーレットがミステロンズの攻撃目標は大統領本人ではなく、大統領の名前がついた新原子力船の方ではないかと気がつきます。ジェット機のパイロットが進水式に入り込み、進水式用のシャンパンを爆薬に変えます。あわやという所でキャプテン・スカーレットが駆けつけ、その男を撃って倒します。しかしその男が最後の力で、シャンパンを開放するスイッチを押します。しかしキャプテン・スカーレットが警告を発して船は動き出していて、シャンパンには接触せず、ジェット機のパイロットやキャプテン・スカーレットが居たビルにシャンパンの瓶が当たって爆発します。そして例によってキャプテン・スカーレットは無傷(実際には重傷からすぐ回復)というオチです。

スター・トレックの第3シーズンの”That Which Survives”

スター・トレックの第3シーズンの”That Which Survives”を観ました。エンタープライズ号は今まで連邦に知られていなかった不思議な星を発見します。その星は誕生してからまだ数千年しか経っていないのに、地球と同じような大気がありました。カークとスールー、マッコイと地質学者のダーマトがその星に転送されます。その直後に激しい地震が発生すると同時に、エンタープライズ号も強い衝撃を受けます。それが治るとエンタープライズ号のモニターから惑星が消えていました。何と一瞬の内にエンタープライズ号は990.7光年もの距離を飛ばされていました。カーク達は水と食料を求めて惑星上を探査しますが、ダーマトの前にミステリアスな女性が現われ、ダーマトに触れるとダーマトは死んでしまいました。カークはダーマトを葬るためにフェイザーで地表に穴を開けようとしますが出来ず、この惑星が人工のものであることに気がつきます。その後スールーも同じように女性に襲われますが、すぐに助けを呼んだので、肩を少し怪我しただけで済みました。この時にミステリアスな女性は特定の個人しか殺せないことが判明します。一方飛ばされたエンタープライズ号は、最大速で元居た場所に戻ろうとします。しかしやはりミステリアスな女性がエンジンルームに現われ、スコッティの部下のワトキンスを殺します。その直後、エンタープライズ号は急加速を始め、ワープ14を超えてしまいます。スコッティは反物質エンジンの中に入ってミステリアスな女性が何かエンジンに工作したのを何とか無効にしようと頑張り、エンジンが爆発する数秒前で何とか成功します。一方カーク達は、惑星内部への入り口を見つけ中に入ります。そしてミステリアスな女性が今度は3人現われ、カーク、マッコイ、スールーを殺そうとします。その時スポック達が転送でやって来て、コンピューターを破壊し、3人の女性は消えます。この惑星はカトランズというエイリアンの前線基地でしたが、何かの疫病で全滅してしまいます。しかし全員が死ぬ前に最後の司令官であったロシーラのイメージを使った防衛システムが作られ、一行を襲ったミステリアスな女性の姿はロシーラでした。今回は、エンタープライズ号の反物質エンジンの中が見られました。それからスコッティが必死にエンジンを修理したのに、スポックが何の感謝の言葉も述べない、というスポックの指揮の問題点が描写されていました。

キャプテン・スカーレットの”Fire at RIG 15″

キャプテン・スカーレットの”Fire at RIG 15″を観ました。ミステロンズは今回はスペクトラムの生命線を狙うという予告です。その中身はスペクトラムのすべての乗り物が使っている特殊な燃料の製油所・精製所でした。まずはそこで新規の油田の発掘調査を行っていた時、ミステロンズの破壊工作でそれが爆発します。それで起こった火災の処理に、ある爆発物の専門家が爆発による消火を試み成功します。しかしその専門家は逃げ遅れ、爆発に巻き込まれて死んでしまいます。それをミステロンズがミステロナイズします。その男は爆発物を満載して次の日にスペクトラムの燃料精製所を狙います。爆発の後から死体が見つかり、今生きている爆発物の専門家がミステロンズに操られていることが判明します。エンジェルスがすぐに発進してトラックの位置を突き止めますが、攻撃するにはあまりにも精製所に近すぎて出来ません。そこでキャプテン・スカーレットがSPVでトラックを追い、砂漠を横切ってトラックに追いつき、トラックと併走してトラックを道から外に追いやり爆発させます。しかしSPVも石油タンクに突っ込み爆発しますが、例によって回収されたキャプテン・スカーレットの身体は復活します。という訳で今回のミステロンズの作戦は非常に理にかなったもので、またキャプテン・スカーレットも久し振りにその不死性を活かして活躍しました。

スター・トレックの第3シーズンの”The Mark of Gideon”

スター・トレックの第3シーズンの”The Mark of Gideon”を観ました。エンタープライズ号は惑星ギデオンとの外交交渉に来ています。ギデオンはまだ連邦に入っていません。ギデオン側は、連邦側で一人だけが交渉に来るように言い、カーク船長を指名します。カークは指定された座標に転送装置で移動しますが、しかしそこはまたエンタープライズ号の中でした。ただ、クルーは誰もいません。カークは船内を彷徨う内に、もう一人オドンナという女性を発見します。彼女はギデオンという名前を知らないと言い、ただとても人口が多く混雑していてプライバシーを持つことが出来ない星から来て、カークと二人だけで過ごせることを幸福だと言います。その内船外から奇妙な音が聞こえ、カークとオドンナは船外から覗いている20人くらいの人々を発見します。そうこうしている内に、オドンナはカークの血液中の何かのウィルスに感染し高熱を出します。カークはオドンナをシックベイに連れて行きますが、そこにギデオンの大使のホーディンを発見します。すべてはギデオンの企みで、ギデオンは以前は天国のような星だったのが、病気も無く人々が非常に長生きすることになった結果、人口が爆発し、住む場所に不足するようになっていました。そこでカークからウィルスを仕入れて、それによって病気になって人々が死ぬことで人口を調整しようとしていました。オドンナはホーディンの娘でした。その内スポックがギデオンの嘘を見破り、カークを追ってやってきます。そこのエンタープライズ号は正確なレプリカでした。カーク達はオドンナを本物のエンタープライズ号に連れて行ってマッコイに治療させます。オドンナは結局カークと別れ、自分の体の中のウィルスを使って人口を調節しようとします。
どうでもいいですが、第3シーズンは今回のようなカークとある女性とのラブシーンが多いですね。映画の007シリーズの影響でしょうか。
なお、タイトルのギデオンというのは旧約聖書に出て来る士師の一人でイスラエルの敵を打ち倒しますが、増長して姦淫にふけり、多数の妻を得て70人もの息子を作ったという男です。ギデオンの星の人口増加にかけているんでしょう。

キャプテン・スカーレットの”The Heart of New York”

キャプテン・スカーレットの”The Heart of New York”を観ました。今回のミステロンズの予告は「ニューヨークの心臓部を破壊する」でした。その前に泥棒3人組がスペクトラムの資料室に忍び込み、大金があると思って大金庫の扉を爆破して開けますが、中にあったのは書類だけでした。しかし機密書類を読んで、ミステロンズの能力を知ります。それでミステロンズの攻撃を利用して、避難して誰もいなくなったニューヨークのある銀行の大金庫を破ろうとします。しかしそれは逆にミステロンズに操られているキャプテン・ブラックに利用され、3人は銀行の大金庫に閉じ込められたまま爆破される、という話です。まあミステロンズ側からすると成功なのかもしれませんが、「ニューヨークの心臓部」という割りには、戦果がチャチなような気がします。カーネル・ホワイトはまんまとミステロンズに目的を達成されておいて「地球人が皆あの3人組のように強欲ではない」と負け惜しみを言います。

スター・トレックの第3シーズンの”Let That Be Your Last Battlefield”

スター・トレックの第3シーズンの”Let That Be Your Last Battlefield”を観ました。エンタープライズ号は惑星アリアナスで疫病が流行ったのを消毒するためにそこに向かっている途中で、数日前に盗まれた連邦の脱出シャトルが宇宙空間に漂っているのを発見し、牽引ビームで収容すると、その中には窒息しかけた、惑星シェロンから逃げて来たロカイという男がいました。ロカイは体の左半分が黒で右半分が白でした。そうしていると今度はまた別の見えない宇宙船がエンタープライズ号にぶつかりそうになりますが、ぶつかる寸前に宇宙船は消え、代わりにやはりシェロンの男であるベレがエンタープライズ号に転送して来ます。ベレはロカイがシェロンの政治犯であるといい、惑星シェロンに行くように依頼します。カークはアリアナスへ行きその後は第4ベースに戻って二人を引き渡すといいます。そうするとベレは何かの力でエンタープライズ号の制御を奪い、エンタープライズ号はシェロンに向かいます。しかしカークはエンタープライズ号の自己破壊コマンドを発動させ、カーク、スポック、スコッティがそれぞれ暗号を言うことで、エンタープライズ号は爆発寸前になり、ベレが折れて、エンタープライズ号はアリアナスに向かいます。そこで消毒を終えて第4ベースに戻ろうとしたら、ベレは自己破壊装置を破壊し、エンタープライズ号を再び惑星シェロンに向かわせます。ベレはロカイとは黒白が左右逆で、二つの種族はベレの種族がロカイの種族を長年奴隷にして搾取して来ていました。しかし、シェロンに近づいてみると、そこでは二つの種族の間の最終戦争が勃発してしまっており、惑星上に生存者はいませんでした。それでも二人はお互いに争いを続けながら、転送装置でシェロンに降りたって行った、というものです。ロカイとベレの色の違いは、エンタープライズ号のクルーは最初は誰も気がついていませんでした。またエンタープライズ号の自爆システムが最初に出てきたエピソードです。

キャプテン・スカーレットの”Shadow of Fear”

キャプテン・スカーレットの”Shadow of Fear”を観ました。スペクトラムはミステロンズへの反撃のため、オペレーション・ソードを実施します。それは小形衛星を火星の月であるフォボスに着陸させ、そこから火星表面の写真を撮って地球に送ることでした。最初の衛星はミステロンズ側に破壊されますが、2回目のは無事フォボスに着陸し、写真を送る準備が完了しました。その送って来た写真を受ける基地がヒマラヤの中にあり、クラウドベース(今回初めてクラウドベースが自分で移動します)もそこに移動します。しかし研究者の一人が火星を望遠鏡で観察している時に、火星からの不思議な光で殺され、ミステロナイズされます。彼はレーダーアンテナの回転装置に爆弾を仕掛けます。その研究者が基地から逃げ出したのをスペクトラムのヘリが追いかけ発見し、キャプテン・スカーレットとキャプテン・ブルーが追い詰め、射殺します。しかし結局アンテナの回転開始で爆薬が作動し、基地は完全に破壊されます。カーネルホワイトはそれでもオペレーションソードはまだ続くといいます。ということでまんまとミステロンズの破壊工作が成功するという不思議なエピソードです。

スター・トレックの第3シーズンの”Whom Gods Destroy”

スター・トレックの第3シーズンの”Whom Gods Destroy”を観ました。カークとスポックがエルバ3という惑星に降り立ちます。そこは連邦で犯罪性の精神疾患者を収容する星でした。目的は新たにそういう患者を治療する特効薬が開発されたのでそれを届けるためでした。しかしそこの医者は実はガースという元スターシップの艦長が姿を変えて化けていたものでした。ガースは教科書にも載っているような模範的な船長でしたが、ある怪我が元で精神錯乱を起こし、この星に収容されていました。カークとスポックは捕らえられます。ガースは自分が宇宙の支配者だと言い張ります。ガースはカークに化けて、エンタープライズ号に乗り込もうとしますが、スコッティが要求したチェスに関する合言葉を言うことが出来なかったため、乗り込みは不成功に終りました。ガースはカークを苦痛を与える椅子に座らせ合言葉を聞き出そうとしますが不成功に終ります。続いてマータという女性を使ってカークを懐柔しようとします。そこにスポックが現われ二人は制御室に向かいますが、そのスポックはガースが化けた者でした。本物のスポックは気絶した振りをしてヴァルカンピンチで見張り2人を倒し制御室にやって来ます。そこでは2人のカークが争っていてどちらが本物か分かりません。スポックは結局最後に「2人とも撃て。それがエンタープライズ号を救う唯一の方法だ」と言ったのが本物と見破ります。これはソロモン王が一人の子供を2人の母親がどちらもが自分の子供だといって争った時に、2人で子供の引っ張り合いをさせて、子供が痛がって泣いたので思わず手を放した方を本物と判定したのに良く似ています。(この話は大岡政談にも使われています。)

キャプテン・スカーレットの”Avalanche”

キャプテン・スカーレットの”Avalanche”を観ました。珍しくキャプテン・スカーレットが普通に主人公で死ぬような目に遭わずに活躍します。ミステロンズの今回の標的は、極北の地にある対外宇宙防衛ラインの基地です。基地に資材を届けるスノーモービルの運転手がミステロナイズされ、基地の空調システムに酸素を奪う薬品を投入し、基地のスタッフを窒息死させます。この手口で2つの基地がやられ、対外宇宙防衛ラインの司令官は、もう1回やられたら火星に対しミサイルを発射すると言い張ります。カーネルホワイトはそんなことをしたらミステロンズがどんな報復攻撃に出るか分からないとして、キャプテン・スカーレットにスノーモービルを追跡させます。次の標的は防衛ラインのメインの基地です。しかしキャプテン・スカーレットが運転するSPVは、スノーモービルが撒いた液体酸素で路面が完全凍結し、スリップして動けなくなります。しかし何故だかキャプテン・スカーレットは先回りし、基地の前で道の両脇にある雪山を銃で撃って、人為的な雪崩を起してスノーモービルを脱線させ破壊します。何というか地球側も縄張り争いみたいなのがあって、一枚岩ではないことを示したエピソードでした。まあミステロンズ側も全面的に地球を攻撃して撃破する軍事力はないので、war of nerves(神経戦)を仕掛けているのだと思いますが。

スター・トレックの第3シーズンの”Elaan of Troyius”

スター・トレックの第3シーズンの”Elaan of Troyius”を観ました。連邦とクリンゴンとの境界に近い星域の2つの星系が戦争をしていて、このまま行くと両方が全滅するという危機に陥ります。これを解決するために政略結婚が行われることになり、ドールマンからエラーンという女性が結婚式に向かうためエンタープライズ号に転送されて来ます。そこでもう一方のトロイアスの外交官のペトリとカーク達が出迎えますが、エラーンは見た目はクレオパトラみたいですが、とても野蛮でカーク達やペトリを口汚く罵り、また隷従を求めます。エラーンはペトリからの花嫁衣装や首飾りなどの贈り物を全て撥ね付け、あげくの果てはペトリを刺してしまいます。ペトリは何とか命が助かりますが、すっかりこの結婚を遂行する意欲を失います。カークはエラーンに何とか礼儀を教えようとしますが、間違ってエラーンの涙に触れてしまいます。ドールマンの女性の涙に男が触れると、その女性を愛してしまいます。カークも例外ではありませんでした。そうこうするうちに、エラーンの配下の者がエンタープライズ号のエンジンに何かを仕掛け、接近してきたクリンゴンの宇宙船に逃走します。その仕掛けはエンタープライズ号がワープエンジンを使用すると大爆発を起すというもので、クリンゴンの宇宙船から攻撃を受けますが、的確な反撃が出来ません。またエラーンの部下はエネルギー源であるデリリウムもダメにしていったため、このままだとエンタープライズ号はまったく動けなくなります。そんな中エラーンが首に巻いた首飾りの宝石がエネルギー反応を示し、それがデリリウムであることが分かります。スコッティはそれをエンジンにセットし、ようやく動けるようになったエンタープライズ号は光子魚雷でクリンゴンの宇宙船を撃退し、ワープスピードに移って、無事トロイアスに向かいます。カークがエラーンへの愛を振り切れたのは、カークがよりエンタープライズ号(普通宇宙船は女性扱い)を愛していたから、というオチでした。