原子力潜水艦シービュー号の”Dead Men’s Doubloons”

原子力潜水艦シービュー号の”Dead Men’s Doubloons”を観ました。何だか半分タイムトンネルが混じっているような変な話でした。またミニサブとフライングサブが両方登場し、しかもミニサブは爆破され、フライングサブも2回撃墜されるという珍しい回です。
お話は、16世紀の海賊が敵の船に襲われ沈みますが、その船と一緒に集めた宝(ダブロン金貨)が沈む時に、海賊の親玉が沈んでいく宝に対し呪いをかけます。シービュー号が1978年にアメリカの海底核ミサイル発射装置を点検していますが、その時にダブロン金貨の一部を発見します。それでシービュー号に乗り込んでいるある同盟国の将官が、顔が16世紀に亡くなった海賊そっくりで、自分をその海賊の生まれ変わりと信じ、アメリカの海底核ミサイル発射装置を逆用し、それに電磁波を流して操作する仕組みを作りますが、最後はネルソン提督がミニサブの電源を操作して、その装置に逆に電流を流し込み、その装置の元を爆破します。その当時のアメリカが、潜水艦から発射するポラリス核ミサイルだけではなく、本当にこのような海底発射装置を作っていたのかどうかは知りませんが、どっちにせよ今から見ると狂気の時代、という感じがします。

「原子力潜水艦シービュー号」の”The Shape of Doom”

「原子力潜水艦シービュー号」の”The Shape of Doom”を観ました。またも巨大クジラもので、それも第一シーズンであった話と基本線はほとんど一緒。あるマッドなサイエンティストが、クジラから取るある物質で何かの化学物質を作ろうとして、巨大クジラを追いかけており、その水域で行われる水爆実験についての待避命令もまったく情報を入手していません。結局クジラにモリを打ち込んだけれでも船はクジラに破壊されて、一人生き残ったサイエンティストがシービュー号に救助されて、と第一シーズンとまったく同じ。違うのはクジラがシービュー号が海底にセットしようとしていた新型の水爆を飲み込んでしまって、という所。結局マッドサイエンティストがネルソン提督が金庫に隠していた水爆の起爆装置を手に入れて、ミニサブ(今回は何故かフライングサブはオーバーホール中ということで登場しません)でクジラに向かいますが、麻酔剤で眠らせていたクジラが目覚めて深海へ潜っていき、水爆が爆発することになっている深度を超えて潜って、水爆が爆発し、という身も蓋もない話。かなりの近距離で水爆が爆発しているのに、シービュー号が平気というのも良く分からないです。しかもミニサブは防水性が0なので、乗り込んで海に入った瞬間中に海水が入り込み、起爆装置はすぐに使えなくなる筈ですが、なっていません。

原子力潜水艦シービュー号の”Graveyard of Fear”

原子力潜水艦シービュー号の”Graveyard of Fear”を観ました。今回の巨大海洋生物は、またもクラゲ。しかし、今回のは電気クラゲという所が違います。その電気クラゲとの戦いの話に怪しげな科学者とその恋人の話がからみます。その科学者は”Vita Synthesis”という特殊な薬物を海の資源から開発します。それは人間を不老不死に保つ薬でした。その科学者の恋人は見た眼は20歳代ですが、実は200歳を超えています。しかしその薬は永遠に飲み続けない限り、急速に老化して死んでしまいます。その科学者の調査船が巨大電気クラゲに襲われて沈没し、その科学者はネルソン提督に頼んでシービュー号に乗せてもらい、沈んだ船にある”Vita Synthesis”を何とか回収しようとします。しかしその船の側には巨大電気クラゲが待ち構えていて、シービュー号はダメージを受けます。修理のためにサンタバーバラに引き返すことを決めたクレーン艦長でしたが、その科学者は無断でスキューバギアを装着して海の中に出て、巨大電気クラゲに襲われて動きがとれなくなります。クレーン艦長がフライングサブで電気クラゲの気をそらせようとしますが、フライングサブも電撃を受けて動けなくなります。男はその間にシービュー号に戻り、銃を持って魚雷発射室に押し入り、すぐに電気クラゲに向けて魚雷を発射しなければ、別の魚雷を細工して10分で艦内で爆発するようにした、と言います。クレーン艦長は何とかフライングサブを脱出しシービュー号に戻って来ましたが、その科学者が立てこもっている魚雷発射室に入ってしまいます。科学者はクレーン艦長にもう一度海中に出て船の貨物を取ってくるように命じますが、その時巨大電気クラゲがシービュー号を再び襲い、その衝撃の際にクレーン艦長は男の銃を取り上げ、魚雷の爆発も止めます。その科学者はついに貨物の回収を諦めますが、部屋に戻って目撃したのはすっかり老婆になってしまった恋人の姿でした。
という話ですが、不老不死の薬だけで十分ストーリーを作れるように思い、別に電気クラゲと無理矢理からめる必要は無かったように思います。

「原子力潜水艦シービュー号」の”The Sky’s on Fire”

「原子力潜水艦シービュー号」の”The Sky’s on Fire”を観ました。映画版の「グローバルウォーミングエディション」と同じ話ですが、細部はかなり違います。(出ている俳優が違いますから、さすがのアーウィン・アレンも使い回しは出来なかったのでしょう。)映画版ではヴァン・アレン帯が燃え出すということでしたが、今回はガスが燃えている、ということになっています。(いずれにせよ酸素が無い宇宙空間でどうしてガスが燃えるのかの説明はありません。)また途中の経過はかなりはしょられていて、メインはネルソン提督と違う意見のかなりとち狂った科学者が、何とかネルソン提督が核ミサイルを発射するのを防ごうとして、かなり無茶苦茶なことをする話になっています。このとち狂った科学者は、ネルソン案に賛成する二人の科学者を殺し、またある種の薬剤を使ってシービュー号のクルーを正気ではない状態にしてネルソンに対する反乱を起こすように仕向けます。最後は拳銃と手榴弾を持ってコントロールルームに乱入し、ミサイル発射装置を破壊します。しかしクレーン艦長がダイビングスーツを着て外に出て、外から核ミサイルを発射させて(しかしこれが可能なのであればフェイルセーフシステムはほとんど意味が無いように思います)結局それが成功して火は消えます。しかし、映画版だと確か複数の核ミサイルを発射した筈ですが、今回のはたったの一発です。それで南半球全体に広がる火を消せるというのはかなり無理があります。

「原子力潜水艦シービュー号」の”The Phantom Strikes”

「原子力潜水艦シービュー号」の”The Phantom Strikes”を観ました。このシリーズでは比較的珍しいオカルト物で、幽霊船や「さまよえるオランダ人」の伝説をふまえています。シービュー号がある海で、謎の潜水艦に遭遇します。それは第一次大戦中に撃沈したドイツのUボードの残骸でした。しかしシービュー号が近づくと、何故かシービュー号のエンジンは突然停止し、逆に残骸の筈のUボートが動き始めます。しかしUボートはシービュー号に接近すると、突然消えてしまいます。その場を去り浮上したシービュー号は海上に彷徨う人間を見つけ収容します。その男は潜水艦エーデルワイス号のクルーガー艦長だと名乗ります。しかし近くにそんな潜水艦がいた記録はありません。クルーガー艦長は艦内で不思議な動きを見せ、シービュー号のクルーを翻弄します。そしてネルソン提督の部屋に出現したクルーガー艦長は、自分が亡霊であり、若くて有能なクレーン艦長の肉体に乗り移りたいので、クレーン艦長を殺してくれるようにネルソンに頼みます。もしそれが聞き入れられなかったら、シービュー号のクルー全員を殺すと言います。クレーン艦長はシービュー号のコースが夜中に勝手に変えられているのを発見し、それをクルーガー艦長のやったこととし、クルーガー艦長を牢に入れ、なおかつフライングサブでハワイに送ろうとします。しかしフライングサブは突然発火して使えなくなります。クルーガー艦長は牢を抜け出し、艦内を逃げますが、結局倉庫に隠れた所を撃たれ、死亡します。クレーン艦長らは水葬でクルーガー艦長の遺体を海に流します。しかし、また謎のUボートの残骸が海上に現れ、それにはクルーガー艦長が乗っていました。そのUボートは海上を走りシービュー号との衝突コースを進んで来ます。クレーン艦長は霧の中赤外線サーチライトでUボートの位置を特定し、金属探知型魚雷でUボートを撃沈します。その後シービュー号の中にクルーガー艦長の亡霊が再び現れますが、クレーン艦長にどうやってUボートを撃沈したのか聞き、ようやく自分の潜水艦技術が時代遅れになったことを理解し、どこかに消えていきます。

「原子力潜水艦シービュー号」の”Deadly Creature Below!”

「原子力潜水艦シービュー号」の”Deadly Creature Below!”を観ました。シービュー号がいきなり核ミサイルを発射する場面から始まります。何か新しいミサイルの制御装置のプロトタイプが出来てそれを実験しています。その実験のさなかにシービュー号は海上を転覆したボートの上につかまって漂流している2人の人間を発見し、彼らを収容します。しかしその2人はバハマの刑務所を脱走してきた囚人で、シービュー号がダイビングベルを降ろしているワイヤ装置のクラッチ装置に油を注入し、クラッチが滑って大騒ぎになった隙に、シービュー号の武器庫に忍び込んで武器を盗みます。結局コントロールルームで撃ち合いになり、銃弾がバラストタンクのコントローラーを壊しシービュー号は沈下し始めます。囚人の2人はフライングサブに乗り込んで脱出を図りますが、飛行機+潜水艦のフライングサブをうまく操縦出来ず、そしてたまたま遭遇した海の怪物(第1シーズンのCondemnedで白黒で登場した怪物)に捕まり、おもちゃにされます。2人からのSOSを受信したシービュー号は2人を救出するためというよりフライングサブに積み込んである核ミサイルの制御装置を取り戻すためが主目的で怪物に立ち向かいます。第1シーズンでは近距離の敵には効果的な武器がありませんでしたが、今回はいつの間にかシービュー号にレーザー光線発射装置が付いていました。結局フライングサブは回収出来ましたが、再びバラストタンクが故障し、シービュー号は怪物に捕まって振り回されます。最後は何と核ミサイルまで使ってようやく怪物を倒します。しかしこの怪物何かへドラみたいですが、順番としてはこちらの方が早いです。

山中貞雄監督の映画「盤嶽の一生」のプログラム

白井喬二原作、山中貞雄監督の映画「盤嶽の一生」の当時のプログラムです。ヤフオクで落札。この映画が失われてしまったのは本当に残念です。どこかに奇跡的に残っていていつか観られることを期待しています。
配役見ると、高勢実乗が正直者と評判の医者の役で出ています。盤嶽が期待して会いにいくと、正直な振りを続けていつか一世一代の大きな嘘をつくつもりと告白されて盤嶽ががっかりする、という人物です。

「原子力潜水艦シービュー号」の”The Killers of the Deep”

「原子力潜水艦シービュー号」の”The Killers of the Deep”を観ました。この回は良かったです。正統的な、駆逐艦対潜水艦の戦いです。といっても潜水艦はシービュー号ではなく、ある小国の旧式の潜水艦です。この潜水艦はアメリカが水中のサイロに保管していた核ミサイルを盗み出して自国に持ち帰ろうとしていました。それをフライングサブでネルソン提督とクレーン艦長が探りに来ますが、潜水艦のミサイルでフライングサブは撃墜され、二人は救命胴着とパラシュートで脱出します。ネルソン提督はアメリカの駆逐艦に救助されますが、クレーン艦長は敵の潜水艦に捕まってしまいます。駆逐艦の艦長は潜水艦からの魚雷攻撃で戦死し、ネルソン提督が替わって指揮を執ります。それでここからの潜水艦と駆逐艦の戦いが非常に見応えがあります。敵の潜水艦の艦長もなかなかの知恵者で様々なデコイを駆使して駆逐艦を翻弄します。クレーン艦長は手錠を外して敵の潜水艦の中を逃げ回り、レーダーを破壊したり、警笛を鳴らしてこの潜水艦の位置を駆逐艦に知らせたりと活躍します。駆逐艦は結局3発の魚雷をくらって船は炎上しネルソン提督は乗員に退避命令を出します。しかし潜水艦も爆雷攻撃で損傷して浮上し、最後はネルソン提督が駆逐艦自体を潜水艦にぶつける、という結末で、辛くもクレーン艦長が爆発の寸前で敵潜水艦から脱出します。しかし、今回はシービュー号自体は何の役にも立っていませんでした。

「原子力潜水艦シービュー号」の”Terror on Dinosaur Island”

「原子力潜水艦シービュー号」の”Terror on Dinosaur Island”を観ました。タイトル見てすぐに嫌な予感がしましたが、その予感通りでした。出ました、またもトカゲ恐竜の使い回し!私はこのトカゲ恐竜を見るのって既に4回目です。一応申し訳程度に新顔も登場していることはしていますが。
お話は、海底火山の噴火を観察に行って大爆発に巻き込まれたフライングサブが故障し、パラシュートで脱出を余儀なくされ火山島に着陸したネルソン提督とシャーキーを、クレーン艦長以下が救いに行く話です。ちょっとひねってあるのは、海中でシービュー号が恐竜に襲われて浸水し、クレーン艦長がまだ水没した部屋に一人残っていたのにハッチを閉めてそのクルーを殺したとして、そのクルーの親友だったベンソンが火山島でクレーン艦長を殺そうとします。
しかし、この先何回このトカゲ恐竜を見ることになるのでしょうか。予算が不足しているとはいえ、あまりといえばあまりの使い回しです。

原子力潜水艦シービュー号の”The Monster from Outer Space”

原子力潜水艦シービュー号の”The Monster from Outer Space”を観ました。アメリカの土星無人探査衛星が地球に帰還しようとしますが、その外壁に何か生物のようなものが付着していることにNASAが気がつき、大気圏再突入コースを深めにして熱でその生物を駆除しようとします。それが成功して外壁には何もない状態で衛星のカプセルは海に落ちます。シービュー号がそれを回収に行きますが、クレーン艦長以下が見たのは、生物は死んでおらずカプセルの外壁で成長を続けていました。クレーン艦長以下は海中トーチでその生物を焼き払おうとします。それには成功して外壁はきれいになった状態でシービュー号に回収されます。ネルソン提督は念のためカプセルの外壁をさらに強い酸で洗浄し、また紫外線を浴びせます。こうして生物は完全に駆除されたかと思いきや、生き延びていてミサイル室で作業していたスタッフの一人に襲いかかります。この生物に襲われた人間は脳に何かを埋め込まれ、生物の操るままになります。続いてコワルスキーが操られるようになり、以下チップ・モートン、シービュー号の医者と操られる人間が増えていき、最後はクレーン艦長も寝室で寝ていた所を襲われて、これまた操られるようになります。そうなると後はフライングサブで外に出ていたネルソン提督とシャーキーだけになります。シービュー号に戻って来た二人は、シービュー号がアメリカの艦船とのランデブーコースではなく、サンタバーバラに戻るコースを取っていることを知ります。ネルソン提督はクレーン艦長に理由を問い質しますが、クレーンはミサイル室の一部が故障しているので、とネルソン提督に自分で見に行くように言います。ミサイル室に向かったネルソン提督とシャーキーはそこで謎の生物に襲われますが、トーチを使って何とか逃げます。しかし今度は他のクルー全員が二人も謎の生物の配下に入れようと迫って来ます。艦内を逃げ回った二人ですが、逃げた先でネルソン提督は大量のバッテリーを見つけ、シャーキーにそれを直列でつないで高圧電流を作るように命じます。そして潜水服で簡易的な絶縁服を作り、やがて襲って来た謎の生物にわざと抱きつかせ、そこでスイッチを入れて2万ボルトの高圧を生物の中枢神経に浴びせて怪物を退治ます。怪物が倒れると同時に、シービュー号の他のクルーも倒れます。