スター・トレック ニュージェネレーションの”The Naked Now”を観ました。これはファーストシーズンの”The Naked Time”を踏まえた話になっています。エンタープライズ号はある赤色巨星でもうすぐ大爆発して白色矮星と化そうとしている星の監視をしていたツィオルコフスキー号から通信を受け取りそちらに向かいます。しかしツィオルコフスキー号のスタッフからの通信は正気を失ったものでした。やがて爆発が起き、ツィオルコフスキー号は誰かによりハッチを爆破され、そのため急激に温度が低下し、全クルーが死亡していました。転送で艦内に降り立ったエンタープライズ号のクルーがそこで見たのは乱痴気パーティーの後で、ゴミが散らかり、またほとんどの人が裸で、ベッドで抱き合っているのもいました。あるクルーは衣服を着けたままシャワーを浴びようとして凍り付いていました。エンタープライズ号のクルーが戻って感染検査を受けますが、ラフォージがおかしなことを言い出し、またとても暑いと訴えます。ライカーはデータに命令し、「服を着たままシャワーを浴びる」という事例をデータベースから検索させます。そこでヒットしたのが、カーク船長のエンタープライズ号の事例で、ある細菌が体内に入ると、アルコールが生成され、感染者は全員酔っ払ったようになる、というものでした。(ファーストシーズンの第4話。)感染はエンタープライズ号の中にどんどん広がり、女医の子供のウェズリーも感染します。彼はトラクタービームの原理でフォースフィールドを作り、またピカード船長の偽命令を出す装置も作り、エンジンルームを自分のコントロール下に置いてしまいます。そうしている内に、赤色巨星の表面で爆発が起き、大きな岩がエンタープライズ目がけて飛んで来ました。しかしエンジンルームはしゃ断されている上に、何百とある制御チップを酔っ払い状態のエンジニア(日本人だと思います)がオモチャにするため全部抜いてしまい、エンタープライズは危機に陥ります。ようやくウェズリーがフォースフィールドに使っているエネルギー源を切り離し、ライカーらが中に入りますが、チップを全部元に戻す時間がありません。そこにウェズリーが、データにやらせらば速い、と提案し、データがチップを元通りに挿す作業を開始します。しかしわずかながらに時間が足りません。そこでウェズリーがまたもやエンタープライズ号を操作し、ツィオルコフスキー号を牽引していたトラクタービームを切り離し、そちらを先に岩石に当ててわずかな時間を稼ぎます。この間にデータがチップを全部元に戻すのに成功し、エンタープライズ号は危機一髪で脱出します。なおこのエピソードでは、酔っ払ったターシャとデータが肉体関係を持つというアダルトな展開があります。なお、細菌はエンタープライズ号のワクチンデータを使ってワクチンを作り、最初のは利かなかったのが、より変異型にも対応出来るように改良されたワクチンのお陰で駆除されます。
私には結構面白かったエピソードですが、放映時は「新シリーズは結局ファーストシーズンの焼き直しなのか」という批判が出て、低評価だったみたいです。
スター・トレック ニュージェネレーションの”The Naked Now”
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