スター・トレックTNGの”The Survivors”を観ました。エンタープライズ号はRana IVという11,000人の植民星から緊急救助連絡を受け駆けつけますが、惑星は完全に焼き払われて住民は全滅したと思われました。しかしある建物が発見され、そこに2人の生存者がいることが分り、ライカーらが転送で降り立ちます。そこには80代の老夫婦が仲良く暮していました。しかしその2人と家だけが何故助かったのかは不明でした。老夫婦はエンタープライズ号への避難を拒否し、そこに残ります。ライカーらがエンタープライズ号に戻りますが、トロイは何故か老夫婦の家で聴いたオルゴールのメロディーが頭の中で鳴り続け、半狂乱状態に陥ります。そこに巨大な宇宙船が登場し、エンタープライズ号を攻撃して来ます。その攻撃もエンタープライズ号の反撃も双方ダメージは与えられず、宇宙船は逃亡しますが、エンタープライズ号は追跡するも追い付けません。しかしピカードはどうも何かのトリックではないかと思い、エンタープライズ号をRana IVに引き換えさせます。ピカードは再度老夫婦の家に降り立ち、再度説得しますが、今回も断られました。そして宇宙船が再度出現し、エンタープライズ号に対し前回の10倍の威力の攻撃を行い、エンタープライズ号のシールドと武器が使えなくなります。そしてRana IVを再度攻撃し、老夫婦の家を消滅させます。しかし10分後ぐらいにその家は元通りに再生します。ピカードは老夫婦を強制的にエンタープライズ号に転送させます。そして老夫婦の内女性の方が実在していないことを指摘します。結局男が告白したのは、男はダウドという名で、不死で万能のエネルギー体(つまり神)で、リションという女性に恋して夫婦になり、Rana IVで暮していました。しかしリションがエイリアンの攻撃に対して戦い死にます。彼は殺してはいけないという道徳を至上律として持っていたために戦いに参加しませんでしたが、リションの死に怒り狂い、相手のエイリアンの宇宙船を破壊しただけではなく、そのエイリアン何百億人を全て全滅させてしまいます。トロイの症状は彼が正体を見破られるのを恐れてやったことでした。ピカードは我々はあなたを裁く法を持っていない、と言って男はまたRana IVに戻り、彼が作ったリションと一緒にまた暮すことを選びます。
ということで、旧約聖書のヤーウェみたいに「燃える怒り」を爆発させる神のようなエネルギー体の話でした。しかし矛盾しているのは、リションは80過ぎであり、エイリアンと戦わなくても近い内に死んだ筈で、男が不死である限り別れは避けられないのでは、と思いました。なんでピカードがその辺りを見抜けたのかの詳しい説明はありませんでした。
スター・トレックTNGの”The Survivors”
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