ヤフオクでピアノのLPを46枚入手

先日ヤフオクでジャズのLP45枚を1枚380円くらいで落札しましたが、今度はクラシックのピアノのLPを46枚、何と1枚当たり130円という低価格で落札しました。ジャズの方はクリーニングマシンで洗浄してほとんど問題なく聴けています。このピアノのLPもそうだと非常にお買い得です。どうも最近若い時にLPを多数買っていた人が80歳代に入って、終活・身辺整理で大量にLPを手放しているのではないかと思います。個人的な趣味はもちろんありますけど、LPの中にはCD他になっていないものもあり、貴重な文化資産だと思います。ヤフオクではこれ以外にも2件クラシックのLPを入札中です。

絶対やるな-木工用ボンドによるレコードクリーニング

レコードのクーニング方法として、昔から一部の人の間で行われていたのが、レコードの表面に薄く木工用ボンドを塗り、乾いた後に剥がすと、ボンドにゴミがくっついて綺麗になるというやり方です。しかし今やこの方法のメリットはほとんど無く、逆にレコードを傷めてノイズだらけにする危険性があるので、100%お勧めしません。以下が理由:

(1)ボンドを均一に塗るのが結構難しく、厚みにむらがあると剥がす時に上手く剥がせないことがある→これをやるとボンドの薄膜が部分的にレコードの表面に残り、ノイズの原因になります。
(2)塗ってから完全に乾くまで、最短で一晩くらいかかります。非常に能率が悪いです。十分乾いていないのに無理に剥がそうとすると、(1)と同じでトラブルの元になります。また基本的に片面ずつの処理となり、両面やるには倍の時間がかかります。
(3)乾かす場所を確保するのが大変です。
(4)クリーニングの効果としても、液体のウオッシャーで洗うのに比べて高いとはいえません。表面についた汚れ等は良く落ちますが、音溝に入り込んだダストは取り切れないです。
(5)剥がす時に静電気が発生しやすく、その際にまたホコリを吸ってしまう。

昔と違って今は私が買ったようなクリーニングマシンもあります。それが高くて買えなくても、レイカのバランスウオッシャーというのがあって、そちらを使った方が木工用ボンドなどを使うよりはるかにいいです。
ググったら未だに木工用ボンドを推奨しているサイトがあったので、注意のため書いておきます。
化学的に言えば、レコードは塩化ビニール、木工用ボンドは酢酸ビニールで似ているので、濡れ性という意味では良いですが、真空下でコーティングしている訳ではないので、木工用ボンドが音溝の奥まで入ってるのか疑問ですし、逆に入り込んで上手く剥がせなければノイズになります。私はこれをやって数枚のLPをノイズだらけにしてしまいましたし、ネットで買った中古のLPにもおそらくこの方法をやってノイズだらけになったものに時々遭遇します。

SPレコードの頭出し

LPレコードは外周部に針を落とすと自動的に針が内周部へ移動し音楽が始まりますが、SPの場合は、後期のものはLPと同じようになっていますが、多くは外周部と音楽が録音されている溝の部分はつながっておりません。従ってLPと同じように外周部に針を落とすと、いつまで経っても音楽が始まらないどころか、遠心力で針がレコードから落ちてしまいます。かといって直接音楽が録音されている溝に針を落とすと、頭出しに失敗して曲の途中から再生が始まってしまうことが起きます。
昔の人はではどうしていたのかというと、コロンブスの卵で、針を外周部に落とした後、手でカートリッジを円の中心方向に軽く押してやると、針が音楽が録音されている溝にうまく移動します。LPでこれをやると下手をするとレコードに傷が付きますが、蓄音機の鉄針での100g超の針圧に耐えるように作ってあるSPレコードはこの位ではびくともしません。「今日からはじめる蓄音機生活」(梅田英喜)という本に書いてありました。

白いLPレコード

真っ白なレコードというのを初めて見ました。ビートルズに「ホワイトアルバム」ってあったと思いますが、あれは確かジャケットが白でレコード自体が白では無かったと思います。
アルバート・アイラーという人のフリージャズのLPです。音は特に問題は無かったです。
透明なレコード盤なら、手持ちで原田知世の16歳の時のバースディ・アルバムがそうです。

LPレコードのお引っ越し

今のリスニングルームというか寝室にアナログレコードを聴くことが出来る体制が完成したので、それに合わせ荷物置き部屋に置いていたLPレコード約1,000枚のお引っ越しをしました。オーディオユニオン特製の上下の棚で合わせて約200枚のLPが収録可能なボックスを5つ使っています。CDは今現在4,000枚くらいでLPはその1/4ですが、LPは本当に嵩張りますし、また重くて収納が大変です。SPレコードと違って床に落としても割れたりしないことは利点ですが。これからこの1,000枚のLPを全部リーンメイトNEOでクリーニングする積もりです。現在までに完了したのが170枚くらいです。後大体3ヵ月はかかりそうです。ちなみに1,000枚の内、140枚くらいがジャズで後はクラシックです。クラシックの方は以前渋谷のレコファンでまとめて買い込んで、実はまだ聴いていないのもあります。

ヤフオクでジャズのLP45枚を落札

ヤフオクで、ジャズのLPを40アルバム、45枚を送料込みで16,027円で落札出来ました。もっと落札価格が高くなると思っていましたがこの程度で済みました。ジャズはLPで80枚くらい、CDで120枚くらい持っているので当然何枚かダブるのを覚悟していましたが、ダブったのはチャーリーパーカーの1枚だけで、とてもお得なお買い物でした。これからせっせとクリーニングマシンで洗います。HMVで買った中古のLPもクリーニングマシンで洗えばほとんど新品同様になっていますので、これも同じだと思います。

SP用カートリッジ交換

手持ちのSPも増えて来たので、カートリッジをAT-VM95SP(VM型)から同じオーディオテクニカのAT-MONO3/SP(MC型)に変えてみました。このカートリッジ、MC型ですけど出力電圧は1.2mVあるので、トランス使わないでもいけるかと思いましたが、一応昇圧トランスを使いました。そして音が素晴らしいです!針音が小さくまた音楽とは別に鳴るようになり、また歌手の声が非常にリアルになり、歪みも減ったようです。こんなに違うんだったら最初からこちらにしておけば良かったのですが、SPレコードは針交換の頻度が高そうなので、針交換が出来るVM型にしたものです。AT-VM95SPは要するに普通のLP用のカートリッジの針の所だけをSP用に変えたものですが、AT-MONO3/SPは最初からSPレコード用に設計されたものでそこが違います。

SPレコードで大編成のオケ→ちょっと辛い…

SPレコード、今度は大規模なオーケストラということで、ストコフスキーのワーグナー、ニュルンベルクのマイスタージンガーの第一幕への前奏曲とローエングリンの第三幕への前奏曲を買いました。音はオケの強奏で歪みまくってある意味聴くに堪えない音ですが、ちょっとびっくりしたのは12インチ2枚のSPレコードの入れ物が実に立派で、文字通り「アルバム」です。LPレコードのことをアーティストがアルバムというのは、元々文字通りアルバムに入れてレコードを売っていたからとWikipediaにありましたが、その実例を見ることが出来ました。

このレコードクリーニングマシン本当にいいです。

このクリーンメイトNEO レコードクリーナーを使い始めてもう80枚くらい処理しましたが、本当に効果抜群です。特にいいのは、HMVの中古レコードのジャズのLPで、盤質Bで500円くらいで売られているものを、これで処理するとほとんど新品同様でとてもお買い得です。手持ちのLPは約1,000枚ちょっとですが、全部これでクリーニングするつもりです。
こつですが、クリーニング液はマニュアルには4mlとか書いてありますが、けちらず十分に使うこと。そしてブラシを使う時にこのクリーニング液が白っぽく泡立つくらいにブラシを小刻みに揺らしながら洗浄することです。ブラシを15°くらいちょっと傾けるといいようです。あまり力を入れる必要はありませんが、逆にこのブラシならレコードの盤面を傷つけることはありませんので、こするような感じでやった方がいいと思います。

SPレコードのデジタル化

手持ちのSPレコードが40枚くらいになりましたが、SPを聴くためには、カートリッジをSP用に交換し、またフォノイコライザーも専用のものに付け替えてと結構面倒です。なので、少しずつデジタル録音していこうとしています。方法は、アンプのRec OutをタスカムのUS-366-CUというUSBオーディオインターフェースにつないで、これをPC上のSound Engine Freeというソフトで録音します。不思議なのは、モノーラルなんですが、何故か波形のプラスとマイナスがアンバランスになっています。聴感上はまったく問題ありませんが。SPの音はコンプレッサーがかかっている感じでダイナミックレンジはやはり狭いですね。そのためピアノとかは苦手のように思います。やはりボーカルが一番いいです。