ウルトラマンレオの「泥まみれ男ひとり」

ウルトラマンレオの「泥まみれ男ひとり」を観ました。今回登場のケットル星人は、何故か等身大で登場し、やたらとMACの隊員と肉体で戦います。MACの隊員も武器を使えばいいのに肉体で戦ってやられていき、あろうことが通りがかりの一般人にそいつを捕まえてくれ、と頼み、その人はボクシングの世界チャンピオンでしたが、星人には敵わず敢え無く死んでしまいます。大体この星人は何をしに地球に来ているのか目的が不明です。ゲンは例によって相手を放り投げておいてバックドロップを決めるという技で星人を倒そうとします。巨大化した星人とレオが戦いますが、レオは近くの工場の煙突を折ると、何故かそれに鎖が付いていてヌンチャクとなり、星人の剣に対抗します。最後はキックで星人を倒しますが、この星人は本当に何しに来たのか最後まで不明でした。

スペース:1999の”Force of Life”

スペース:1999の”Force of Life”を観ました。何と言うかウルトラQの”恐怖!冷凍人間”とでも名付けてもいいような、全く説明不足の怪奇スリラーという感じで、ある青く光る球体がムーンベースαに接近すると、突然時が止まり、核反応炉室で勤務していたゾレフだけが動いていて、その球体の影響を受けて倒れます。その後ゾレフは無意識の内に、複数の人間の熱を吸い取って凍り付かせて殺す、ということを繰り返します。コーニック司令官は結局基地の全エネルギーをストップして、ゾレフに取り付いた何かにエネルギーが行かないようにしますが、ゾレフは追いかけて来たコーニック司令官を襲おうとしたので、レーザーで撃たれて黒焦げになりますが、しかしそのレーザーからエネルギーを得て、核反応炉の一つを開けて中に入り、結果としてその反応炉が大爆発します。普通ならこれでムーンベースαは全滅の筈ですが、何故か犠牲者はほとんど出なかったご都合主義で、青い球体がムーンベースαを去っていって良かった、良かったというものです。ちなみにUFO以来の伝統(?)の男性視聴者サービスシーンなのか、ゾレフが日焼けルームを襲って写真のようにビキニスタイルの女性が逃げ惑うというシーンがあります。

ウルトラマンレオの「かなしみのさすらい怪獣」

ウルトラマンレオの「かなしみのさすらい怪獣」を観ました。隕石と共に地球にやって来た怪獣ロンをゲンが撃とうとしたら、その正体はゲンがL77星で可愛がっていたペットのなれの果て、ということでゲンは撃てず当然他の隊員から糾弾されます。今回は特訓とかはありませんが、ゲンが自分以外にもう一匹のL77星の生き残りを倒すことが出来るかという葛藤がメインです。結局ゲンはロンを小さくして宇宙に返し、殺すことはしませんでした。しかしちょっとペットにしてはまったく可愛げがなかったんですが。

スタートレック・TNGの”Data’s Day”

スタートレック・TNGの”Data’s Day”を観ました。データが、ある科学者に対して彼の一日を通して人間性をどう理解しているかしていないかのレポートを送るという形式で作られています。しかしその中でトペルというバルカン人の大使が実はロミュランのスパイであったという重大な事件が起きますが、ピカードは中立地帯でロミュランの複数の宇宙船に対して戦うことをせず逃げ帰りちょっとフラストレーションが残ります。笑えるのが医師のクラッシャーがタップダンスの達人だったという設定で、データがダンスをケイコの結婚式のために習おうとする、というのがあります。そのケイコは名前の通り日本人という設定で、オブライエンと結婚式を挙げるのですが、変な高島田とか、全然違う三三九度とか日本人から見たらツッコミどころ満載です。まあでもそれなりに楽しめたエピソードでした。

ウルトラマンレオの「宇宙にかける友情の輪」

ウルトラマンレオの「宇宙にかける友情の輪」を観ました。なかなかの問題回で、トオルがギロという怪獣と仲良くなるのですが、ダンは「今は大人しくしているが怪獣だから暴れるに決まっている」と決めつけ、ゲンにギロの武器を教え例によってその対策の特訓をさせます。しかし結局ギロは自分から暴れることはなく、常にレオやマック側から攻撃されて自衛上戦っているように見え、トオルもそう主張します。ダンの理屈は「外国人労働者は犯罪を起こすから受け入れるべきではない」というヘイトスピーチとほとんど同じです。結局レオがギロを倒した後に、抗議するトオルに対して、ダンは謝ってレオにギロを復活させ、宇宙に追い出します。このレオにおけるモロボシダンは本当に嫌な奴という感じで、ウルトラセブンのリアルタイム世代としては観ているとうんざりします。

スペース:1999の”Guardian of Piri”

スペース:1999の”Guardian of Piri”を観ました。月の近くに赤い惑星Piriが接近し、その結果ムーンベースαのコンピューターが全ておかしくなりますが、その星では人間が住めると言います。イーグルで調査に行った二人は途中で通信が途絶えてしまいます。コーニック司令官はコンピューター担当のカノー(実は頭の中にコンピューターが埋め込まれていることが今回初めて暴露されます)に対しコンピューターと接続しておかしくなった原因を調査するよう命じましたが、その調査の途中でカノーは消えてしまいます。コーニック司令官は結局自分で調査に出かけ、そこでミステリアスな女性に遭遇します。それによると惑星Piriの守護神が彷徨う月を哀れに思って救いに来たのだと言います。しかしコーニックはそれを信用せずムーンベースαに戻ります。しかしそこでは全員がPiriからの光線の影響でおかしくなって狂乱のパーティーの真っ最中で、コーニックがPiriに支配されているコンピューターを止めようとしますが、麻酔薬を打たれて病室に閉じ込められます。その間に全クルーはイーグルでPiriに移住してしまいます。コーニックは残ったイーグルで追いかけてPiriに行き、結局ミステリアスな女性がロボットであること、この守護神を作ったエイリアンはそのせいで活力を失い死んでしまったことを悟り、女性を破壊し、また守護神のシステムを破壊します。ようやく正気に戻った全員が爆発し始めたPiriを離れてムーンベースαに戻ります。
なんか司令官だけが真相を知っていて異常な行動に出るというのはUFOの「UFO時間凍結作戦」(Timelash)を思い出しました。

Combat!の”Rear Echelon Commandos”

Combat!の”Rear Echelon Commandos”を観ました。サンダースの部隊に補充の兵が3人やって来ますが、3人とも戦争の経験の無い素人で、一人は元コックで肥った中年、二人目は生意気な口が先行するタイプの元DJ、三人目はバレーダンサーのなりかけ、でした。サンダースの部隊は空き家ばかりに見える町に侵入しますが、そこは全部空き家に見えてある家にはドイツ兵が3人潜んでいました。新人兵の一人が暖炉に火をつけて煙突から煙りを出すという失態を演じ、ドイツ兵に見つかってサンダースを含む二人が傷ついてしまいます。三人の兵の内の元コックは命令に背いて外に出てドイツ兵に撃たれて死んでしまいます。しかし元バレーダンサー志望が、サンダースの手榴弾を取って、屋根伝いにドイツ兵がいる家を攻撃しようとします。その間に元DJも見事ドイツ兵を撃ち殺します。バレーダンサーは見事手榴弾をドイツ兵のいる部屋に投げ込んでドイツ兵を倒します。全然期待出来なかった新兵が見事に敵を倒した、という逆説的な話でした。今回のサンダースはちょっと活躍する場面が少なかったです。

ウルトラマンレオの「必殺!怪獣仕掛人」

ウルトラマンレオの「必殺!怪獣仕掛人」を観ました。今回はゲンがダンに怒られるのではなく命令違反をやってマックの同僚から糾弾されます。ダンはゲンに一週間の謹慎を申しつけ、その間にある山に住む坊さんに会いに行けと言います。そうですこのパターンは剣豪小説でおなじみの「山の中の老師」であって、ゲンはその坊さんの凄い技を見せられてそれを徹夜で特訓します。それで出来た時、坊さんが「出来たの」でもう完全にそのパターンで陳腐でした。そして今回初めてレオが光線技らしきものを使います。あるんだったら最初から使えばいいのに。おそらく視聴率がどんどん低下していったので梃子入れで設定変えたんでしょう。

スタートレック・TNGの”The Loss”

スタートレック・TNGの”The Loss”を観ました。エンタープライズ号は突然何かの物体?に引っ張られてそれを振り切ることも出来ないという状態になります。それは結局2次元世界に住む生物でした。しかもその生物は「宇宙の紐」と呼ばれるミニブラックホールにエンタープライズ号を引っ張っていっていました。その生物と遭遇した時からカウンセラーのトロイは激しい頭痛を経験し、その後人の感情を読み取る能力を失ってしまい、ピカードに辞職を申し入れます。しかし結局ピカードは例え感情が読み取る能力が無くなっても、依然としてトロイが必要だと説得し、トロイはその生物の思考を読み取ろうとします。おそらくはトロイの症状はその2次元生物の思考にシンクロして2次元的な読み取りしか出来なくなった結果というのが暗示され、トロイはそれを逆用して、その生物が蛾が光に向かって飛ぶように宇宙の紐に吸い寄せられているのではという仮説を出し、エンタープライズ号にその紐と同じ周波数の音を出してその生物の方向を逸らすことを提案し、結局それに成功してエンタープライズ号は助かります。それと同時にトロイの能力も戻ります。今回は日頃ある意味お高く止まった系のトロイが感情的になってヒステリックにわめくのが見所でした。

ウルトラマンレオの「美しい男の意地」

ウルトラマンレオの「美しい男の意地」を観ました。またも怪獣にやられる→ゲンがダンに叱責される→特訓する→勝つ、のワンパターン話でした。何故か怪獣がある花を武器にするというのが目新しく、その花をゲンが可愛がっている女の子が両親の写真に供えるのを止められなかったということで、ダンがまたゲンを叱ります。そしてその花は怪獣と合体してブーメラン式の飛び道具になりレオは敗れます。そしてお約束でダンがゲンに対し複数のブーメランを投げつける特訓(と言う名の体罰、いじめ)を行って、結局レオが勝つ、というものです。うーん、一体どこまでこのパターンで引っ張る気なんでしょうか。