Facebookで円谷プロの投稿で出て来た科特隊メンバーの写真ですが、あまりに電球色かぶりがひどいので補正しました。(おそらく昼光色用のリバーサルフィルムで、電球色の照明の室内を撮影したのかと。)
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ウルトラマンAの「怪談 雪男の叫び」
ウルトラマンAの「怪談 雪男の叫び」を観ます。北斗とダンと香代子は上越国際スキー場にスキーに来ています。今のスキーは私がやっていた頃とは板も滑り方も大きく変わりましたが、この頃のは私の頃と基本的には滑り方は同じで安心しました。(笑)北斗はスキー場で突然の吹雪に遭遇し、超獣の可能性を感じてTACに通報しますが、いつもだったら山中隊員が「北斗お前夢でも見たんだろう」的に否定しますが、今回は何故か信用され、TAC出動になります。しかしTACは超獣フブギララという雪男超獣にまったく歯が立たずホテルに引き返しますが、そこに避難していたスキー客から超獣が来るから出ていけと冷たく言われ、仕方なく出ていくとその間にホテルが超獣に襲われ、ダンも香代子も凍り付いてしまいます。TACはファルコンとアローで超獣を攻撃しますが通用せず、結局自爆攻撃をして、例によって北斗が脱出出来ず、エースが登場します。しかしウルトラ兄弟共通の弱点として寒さに弱いエースは苦戦しますが、最後になんとか切断技でフブギララを倒します。しかしタイトルの「怪談」はなんか看板倒れ。
トワイライト・ゾーンの”Ninety Years Without Slumbering”
トワイライト・ゾーンの”Ninety Years Without Slumbering”を観ました。歌の「おじいさんの古時計」そのままのお話し。というかこの歌の元はイギリスの”My Grandfather’s Clock”だということを今回初めて知りました。サム・フォルストマンは76歳の元時計職人で、彼が生まれた時に祖父から贈られた時計をとても大事にしていました。しかしそれがあまりに度が過ぎて、夜中も寝ずに時計の調整をしているサムを孫娘夫婦が心配して、彼を精神科医に診せます。サムは時計が動かなくなると自分も死ぬと思っていて、精神科医は時計を手放すことを勧めます。結局時計は隣に住む孫娘の友人に売りましたが、彼は毎日時計の調整にその家に出かけます。しかしある日その家の者は一週間の旅行に出かけます。時計は2日に1回ネジを巻かないと止まってしまいます。サムは夜中にその家の窓を割って中に入ろうとし警察官に捕まってしまいます。結局時計は止まり、サムも危篤になりますが、その時にサムの霊魂が肉体を離れ、サムと対話します。ここでアメリカらしくハッピーエンドに変わり、サムはもうすぐ生まれてくる曾孫を楽しみに生きると言って、無事に危篤状態を乗り越えます。そして孫娘にあの時計は実は一度過去に止まったことがあるのを告白します。目出度し、というお話。日本だったら間違いなくサムは死んでいたでしょうね。ちなみに「フランダースの犬」の映画もアメリカで作られたものは、ネロとパトラッシュは死なずに幸せになります。
ウルトラマンAの「神秘!怪獣ウーの復活」
ウルトラマンAの「神秘!怪獣ウーの復活」を見ました。祖父の家を初めて訪ねるため、良平と小雪の親子が飯田峠を越えようとしています。そこに超獣アイスロンが出撃し、良平は小雪を逃がそうとしますが、雪崩が発生し二人とも雪の中に倒れます。次の朝たまたまスキーに来ていた北斗がある老人と峠を捜索に行きそこで倒れている小雪を見つけ助けます。老人は小雪の祖父でした。老人と小雪が改めて良平を探しに行きますが、良平は既に死んでおり、そこに超獣が再度現れます。すると良平の死体がウルトラマンで登場したウーに変わり、超獣と戦って小雪と祖父を逃がします。ウーは敢え無く崖下に突き落とされ動けなくなりますが、北斗がエースに変身し超獣を倒します。ウーは不死身なので小雪の無事を確認し雪山に消えて行きました。ウルトラマンでのウーはある女の子の母親が変身したものと言われていましたが、今回は男性が変身した別のウーです。デザインも微妙に変えてあったようです。
スター・トレックTNGの”The Survivors”
スター・トレックTNGの”The Survivors”を観ました。エンタープライズ号はRana IVという11,000人の植民星から緊急救助連絡を受け駆けつけますが、惑星は完全に焼き払われて住民は全滅したと思われました。しかしある建物が発見され、そこに2人の生存者がいることが分り、ライカーらが転送で降り立ちます。そこには80代の老夫婦が仲良く暮していました。しかしその2人と家だけが何故助かったのかは不明でした。老夫婦はエンタープライズ号への避難を拒否し、そこに残ります。ライカーらがエンタープライズ号に戻りますが、トロイは何故か老夫婦の家で聴いたオルゴールのメロディーが頭の中で鳴り続け、半狂乱状態に陥ります。そこに巨大な宇宙船が登場し、エンタープライズ号を攻撃して来ます。その攻撃もエンタープライズ号の反撃も双方ダメージは与えられず、宇宙船は逃亡しますが、エンタープライズ号は追跡するも追い付けません。しかしピカードはどうも何かのトリックではないかと思い、エンタープライズ号をRana IVに引き換えさせます。ピカードは再度老夫婦の家に降り立ち、再度説得しますが、今回も断られました。そして宇宙船が再度出現し、エンタープライズ号に対し前回の10倍の威力の攻撃を行い、エンタープライズ号のシールドと武器が使えなくなります。そしてRana IVを再度攻撃し、老夫婦の家を消滅させます。しかし10分後ぐらいにその家は元通りに再生します。ピカードは老夫婦を強制的にエンタープライズ号に転送させます。そして老夫婦の内女性の方が実在していないことを指摘します。結局男が告白したのは、男はダウドという名で、不死で万能のエネルギー体(つまり神)で、リションという女性に恋して夫婦になり、Rana IVで暮していました。しかしリションがエイリアンの攻撃に対して戦い死にます。彼は殺してはいけないという道徳を至上律として持っていたために戦いに参加しませんでしたが、リションの死に怒り狂い、相手のエイリアンの宇宙船を破壊しただけではなく、そのエイリアン何百億人を全て全滅させてしまいます。トロイの症状は彼が正体を見破られるのを恐れてやったことでした。ピカードは我々はあなたを裁く法を持っていない、と言って男はまたRana IVに戻り、彼が作ったリションと一緒にまた暮すことを選びます。
ということで、旧約聖書のヤーウェみたいに「燃える怒り」を爆発させる神のようなエネルギー体の話でした。しかし矛盾しているのは、リションは80過ぎであり、エイリアンと戦わなくても近い内に死んだ筈で、男が不死である限り別れは避けられないのでは、と思いました。なんでピカードがその辺りを見抜けたのかの詳しい説明はありませんでした。
ウルトラマンAの「怪談!獅子太鼓」
ウルトラマンAの「怪談!獅子太鼓」を観ました。クリスマスが終ったら正月ということで、獅子舞超獣が登場します。獅子舞の踊り手の男性がある若者に獅子舞を馬鹿にされて足に怪我をしたのを恨んで、どこからか拾ってきたインド・チベット系?の「かいま様」(怪魔様?)にお祈りした結果、息子の新太がかぶったお獅子の面は取れなくなり、巨大化して新太を中に入れたまま超獣になります。そして父親はかいま様に操られて太鼓を叩いて獅子舞超獣を操ります。竜隊長が太鼓だけを撃って男を正気に戻すと、今度はかいま様もカイマンダに巨大化します。二匹に挟み撃ちにあって苦戦するエースですが、まずカイマンダを光線技で爆破し、それからシシゴランもメタリウム光線で倒します。普通それで倒したら超獣は爆発しますが、ご都合主義で超獣の身体が消えて新太が無事に現れます。うーん、ネタに困ってますね、としか言いようがありません。
トワイライト・ゾーンの”A Short Drink from a Certain Fountain”
トワイライト・ゾーンの”A Short Drink from a Certain Fountain”を観ました。ハーモンは40歳も若い女性のフローラと結婚しましたが、フローラは年老いて足腰も衰えているハーモンとの暮らしに不満たらたらです。ハーモンは弟で医者のレイモンドを呼びます。そしてレイモンドが開発し、動物実験では成功している「若返りの薬」を自分に打つように頼みます。レイモンドは人間に打ってどうなるかが分っていないと断りますが、ハーモンは打ってくれなければ33m下のコンクリートに身を投げるといい、レイモンドは結局承諾します。薬が効くには6時間ぐらいかかるので、レイモンドはハーモンに寝るように言います。次の朝、ハーモンは30歳くらいにまで若返っていて、それを見たフローラは大喜びです。しかしその後しばらくしてハーモンは苦しみだし、レイモンドは彼を再度寝かせます。フローラがその後制止を振り切ってハーモンの寝室に入ると、そこには赤ん坊に返ったハーモンが…レイモンドはフローラに赤ん坊を育てるように言います。もちろん時間が経てば赤ん坊は成長しますが、その時には逆にフローラが中年以降になってしまう…というエピソードでした。まあ結末は予想通りでした。楳図 かずおの「アゲイン」という漫画を思い出しました。
ウルトラマンAの「パンダを返せ!」
ウルトラマンAの「パンダを返せ!」を観ました。ウルトラマンAは1972年4月から73年3月までの放送ですが、72年11月には日中国交正常化によって中国から贈られた「ランラン・カンカン」が上野動物園で公開され、一大パンダブームが起きています。この回は丁度そのフィーバーの中のもので、スチール星人という宇宙人がパンダの現物だけでなく、ぬいぐるみやオモチャまで全て盗もうとします。そういう意味で名前の通り単なる「泥棒星人」でやることがせこいです。北斗はこのパンダ泥棒の現場に立ち会い、犯人を追いかけますが、山中隊員が例によって「そんなのはTACの仕事じゃ無い!」と怒鳴って否定します。この山中隊員のようなやたら威張っている中堅社員って昭和の時代には多数いました。今なら下手するとパワハラですが。でも結局宇宙人は北斗の追及で正体を現わして巨大化し北斗が危機に陥ります。そしてエースが最近パターン化している2種類の光線技で宇宙人を倒します。
スタートレック・TNGの”The Ensigns of Command”
スタートレック・TNGの”The Ensigns of Command”を観ました。レトリックの研究家?の私にとっては、2つの「説得」が同時進行するという面白いエピソードでした。シャリアックという連邦とは条約を結んでいるけどそれ以外はまったく交渉が無いエイリアンから突然エンタープライズ号に連絡が入ります。それによるとタウ・シグニ・Vの惑星は彼らの領域であり、そこに連邦の人間がいるのでそれを3日以内に排除するようにというものでした。それは条約上その通りですが、その星は強力な放射線が降り注いでいて人間が住むのは不可能ではないかと思われました。しかし放射線の影響を受けないデータが降り立ってみると、それは90年前の植民地開拓船がはるかに目的を逸れてその星に着陸し、放射線と戦いながら今は15,000人のコロニーを築いていることが分りました。しかし、そのリーダーのゴシェヴァンは、自分達の築いて来たものを捨てられない、戦うと退避を拒みます。一方でエンタープライズ号のピカードの方は15,000人の退避に必要なシャトルの準備に3週間かかることが判明します。それでピカードは条約を盾にフェイスツーフェイスの面談を申込み、3週間待ってくれるようシャリアックに頼みますが、向こうは条約の条文を示して撥ね付けます。一方データの方は、コンピューター好きのアードリアンからアドバイスを受け、「感情」に訴える説得に転じますが、これも失敗します。最終的に放射線の下で動かなくなっているフェイザーを自分の回路を移植して動くようにし、そのフェイザーでコロニーの水道を破壊するというデモンストレーションをします。(論理的・感情的説得に失敗して、結局は暴力の実演で無理矢理説得しているので反則だと思いますが…)
一方ピカードの方は、条約の中に両者でもめた場合には第三者の仲裁を要請出来るというのを見つけ、現在冬眠中の種族の仲裁を要請すると言います。冬眠は後半年続きます。こちらはいわば条文の穴を見つけるという、「ベニスの商人」以来の伝統的な方法で解決します。
ということで両方の説得に成功した、というエピソードでした。データとコンピューター好きの女性の間の恋愛?が挿入されています。
ウルトラマンAの「セブンの命!エースの命!」
ウルトラマンAの「セブンの命!エースの命!」を観ました。前回はウルトラの父の霊体でしたが、今回はウルトラセブン登場で、ウルトラファミリーがはっきりいって濫用されています。TACが開発中の新兵器を宇宙人が邪魔しようとして、ダンの叔父さんに化けてダンの家に入り込みます。その宇宙人ファイヤー星人は超獣ファイヤーモンスに炎の剣を与え、エースは敢え無くその剣に刺されて死にます。そのままだと最終回なので、ここでウルトラセブンが登場し、エースを復活させます。まあご都合主義。しかし復活したエースは超獣を倒せず、TACの新兵器が超獣を爆破します。この辺り初代ウルトラマンのゼットンの時の展開と同じです。結局エースは巨大化したファイヤー星人を何とか倒し面目をようやく保ちます。