宇宙家族ロビンソンの”Kidnapped in Space”

宇宙家族ロビンソンの”Kidnapped in Space”を観ました。出ました、銀色顔塗りエイリアン!タイムトンネルでのおなじみのエイリアンの再利用のようです。ジュピター2号にエイリアンの宇宙船からの通信が入り、医者がいないかと問い合わせて来ます。患者を治療したら謝礼はいくらでも、と聞いて例によってドクター・スミスがしゃしゃり出ます。この回から何故かジュピター2号に突然脱出ポッドみたいなのが現れ、ロボットもその中に閉じ込められてエイリアンの宇宙船に向かいます。結局、患者は巨大な時計風のコンピューターで、その部品のいくつかがダメになって止まりかけていました。エイリアンはすべてこの時計型コンピューターに操られていました。結局ドクター・スミスは人間の患者だろうが、機械だろうがどちらも手術は出来ませんが、ロボットが実は医療ロボットのコースを2年間学んだことがあるということで、手術を行います。(この時ロボットに手術を強いるために、ジュピター2号にいたウィルがエイリアンに捕まるのですが、不思議なことに、ロビンソン博士、ドン、ドクター・スミス、ロボットがエイリアンに捕まっているのに、残りのメンバーはジュピター2号でぐっすり寝ていました!)結局手術は成功しますが、ドクター・スミスはエイリアンの時間を操作する装置をいじって9歳の少年に戻ってしまいます。それでもロボットが時計型コンピューターを説得してドクター・スミスを元の姿に戻してもらい、他のメンバーも全員無事に帰してもらったという話でした。

宇宙家族ロビンソンの”Visit to a Hostile Planet”

宇宙家族ロビンソンの”Visit to a Hostile Planet”を観ました。宇宙を彷徨うジュピター2号で、サブ燃料タンクの燃料に不純物が混じっているとのことで、それを燃やしてしまう目的でフルスピードに入りますが、何かの手違いでスロットルが戻らず、ジュピター2号は加速を続け、ついに光速に達し(1960年代の後半の時点で1990年代後半には光速航行が実現していると想定しているのがすごいです)、ハイパードライブに入ります。そして見知らぬ太陽系に到着しましたが、ロボットはそこは地球だと言います。ジュピター2号はあらゆる無線で地球側に呼びかけますが応答がありません。止む無く着陸すると、それは間違いなく地球のようでした。しかし、車のナンバープレートやラジオの音声で確認した時代は何と1947年でした。ジュピター2号はボルトンというエイリアンだとされ、ジュピター2号は空飛ぶ円盤だと報道されます。(どうも1947年の有名なロズウェル事件を踏まえているようです。確かにジュピター2号の外観はUFOそのものです。)例によってドクター・スミスが、現地の人の服を盗んで、宇宙人対策の専門家と名乗って、50年前でも地球は地球なんだから、未来の知識をもってうまくやっていけると思い、ジュピター2号の仲間を裏切ります。ウィルとロボットは捕まりますが、食事を運んでくれる女の子の手助けで(これは永遠不滅のワンパターン設定ですが)、ジュピター2号に戻ります。現地の人達は大砲を持ち出して(いくらなんでも1947年なんだから電話して軍隊を呼べばもっとマシな兵器があったと思いますが)、ジュピター2号を攻撃しようとしますが、南北戦争からの時代物?の大砲は弾を数メートル飛ばしただけでした。ロビンソン博士は現地人がどう思おうと勝手だが、ここは我々の住む所では無いと言ってジュピター2号を発進させようとします。ドクター・スミスは結局取り残されるのが嫌になって、ジュピター2号に合流します。

宇宙家族ロビンソンの”The Condemned of Space”

宇宙家族ロビンソンの”The Condemned of Space”を観ました。このエピソードから第3シーズンになり、がらっと様子が変わります。音楽もオープニングも新しくなり、ジュピター2号の面々の服装もちょっと変わります。何よりこれまでのおちゃらけ路線から再度シリアス路線に戻ります。皆のいる星目がけて彗星が落ちてきて、ロビンソン一家はジュピター2号を発進させます。これまでデンドロニウムか何かの燃料が無かったので星から飛び立つことが出来なかった筈ですが、そこはご都合主義のアーウィン・アレンですから、矛盾は無視してともかくジュピター2号は再び宇宙に出ます。そこでドクター・スミスが救助要請メッセージの入った缶を外に放出しようとして誤ってロボットを船外に出してしまいます。ロビンソン博士が何とか回収しようとしますが、超新星の接近で果たせず、ジュピター2号が何とか超新星をやり過ごすと、前方に巨大な宇宙船が現れます。ロボットも結局そこに流されていて無事に回収出来ました。ロビンソン博士とドンがその巨大宇宙船の中に入ると、多くの人間が冷凍にされていました。それは宇宙の囚人宇宙船でした。そして囚人が逃げ出さないように監視しているのが、出ました、禁断の惑星の、ロビー・ザ・ロボットです!といった具合で急にシリアス路線に戻りましたが、これはスター・トレックの影響があったようです。色々あって、結局巨大宇宙船の中のマスター・クロックが壊れていて、それをロビンソン博士が修理し、その結果囚人達は既に全員刑期を終えていたということで、大団円です。まあ解説本によると、第3シーズンのこのシリアス路線も長続きしないようですが。

宇宙家族ロビンソンの”The Galaxy Gift”

宇宙家族ロビンソンの”The Galaxy Gift”を観ました。これが第2シーズンの最後で、日本で放送されたのはここまでです。第3シーズンからはロビンソン一家とドクター・スミス、ロボットはこの星を離れて宇宙を彷徨うことになります。
この話では2つの星のエイリアンが登場しますが、最初のエイリアンが登場した時の外見は、”The Golden Man”に出てきた悪い方のエイリアンで、その後すぐに良い方の爬虫類顔のエイリアンに姿を変え、その後またヒューマン形に変わります。そのエイリアンの敵のエイリアンはこれも前に出てきたエイリアンですが、今回は最初のエイリアンが持っているベルト形の装置を狙います。良く理由は分かりませんが、ペニーは最初のエイリアンからその装置をもらって、敵のエイリアンには渡さないことを約束します。しかしドクター・スミスが例によって地球に帰れるかも、ということで敵のエイリアンと交渉し、ベルト形の装置を渡す代りに地球に転送してもらう、という約束をします。それで転送装置でドクター・スミスとペニー、ロボットが飛ばされたのはサンフランシスコのチャイナタウンでした。しかしそこには誰も他の人間がおらず、実は敵のエイリアンが小惑星上にドクター・スミスの記憶にある街並みを再現した偽の街でした。ペニーはベルト形装置を結局渡してしまいますが、最初のエイリアンが姿を変えて2人とロボットを助けに来て、無事に元の星に戻ります。最初のエイリアンは約束を破ったペニーを責めますが、モーリーンがそれは家族のためにやったので自分の欲のためではない、と説明して最初のエイリアンも納得する、というストーリーです。結局ベルト形の装置は何の意味があったのかも良く分からず、消化不良の話でした。

宇宙家族ロビンソンの”The Astral Traveler”

宇宙家族ロビンソンの”The Astral Traveler”を観ました。第2シーズンらしくナンセンスな内容で、何だか宇宙家族ロビンソンというより、タイムトンネルと言った方がいいような内容でした。ドクター・スミスとウィルが雷を避けて洞窟に入ったら、そこに何故かワープのドアが現れ、ウィルが入ると、ウィルはいつの時代だか分からないスコットランドの古城に飛ばされ、そこで昔王様に逆らって処刑された男の幽霊と出会います。ウィルは幽霊をまったく恐れず、結局すぐ元の星に戻ることが出来ましたが、ロビンソン一家の人達はウィルの言うことを信じません。ドクター・スミスだけがウィルが持ってきた葉っぱがスコットランドにだけ生える蔦であることを発見し、地球に戻れるということで、ワープのドアを磁気装置で再生させる実験に志願します。それは成功して、ロビンソン博士の一家に飛ばされていた幽霊と共にドクター・スミスはスコットランドの古城にワープします。そこで話をしていて、実はドクター・スミスの先祖がこの幽霊の仇敵であることが判明し、ドクター・スミスが斧で首を斬られそうになります。あわやの所でウィルが駆けつけて、という話です。なおスコットランドの古城で水の中に住むモンスターが登場しますが、明らかに原子力潜水艦シービュー号で出てきたモンスターでした。

ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」

「パラサイト 半地下の家族」を観てきました。観た理由はアカデミー作品賞を取ったからではなくて、3ヵ月くらい前にEigoxの先生が面白いと言って勧めてくれたからです。途中まではコンゲームの映画としてとても面白かったです。ある半地下の住居に住むことを余儀なくされている家族が、まず息子がある金持ちの家の娘の家庭教師に友人の代理ということで成ることに成功し、続けてその姉が絵画療法士という触れ込みで、その娘の弟の絵の教師に、更に父親が運転手に、母親が家政婦に、ということで金持ちの一家に全家族がうまく入り込んで毎月かなりの収入を得ることになります。(家族と言ってもまるで似ていないのでばれないのですが。)とまあここまでは良かったのですが、息子の誕生日で金持ち一家がキャンプに出かけている時に、一家は金持ちの家で酒飲んで大騒ぎしますが、そこに策略で追い出した家政婦が「忘れ物を取りに来た」と訪ねてきて…
以下は省略しますが、私はまったく好きじゃない展開になります。正直な所、何故これがアカデミー作品賞なのかも私は疑問ですし、韓国人がこの映画がアカデミー賞を取って喜ぶのかも疑問です。何か韓国人的な考え方や行動がアメリカ人には珍しく思えた、ということに過ぎないような気がします。またアメリカも今や完全な格差社会ですが、格差社会の先輩である韓国の、典型的な上流階級を下流階級の人間が食い物にするストーリーが受けたのかも、と思います。

宇宙家族ロビンソンの”The Mechanical Men”

宇宙家族ロビンソンの”The Mechanical Men”を観ました。いやー、なかなか、これはこの作品のこれまでのエピソードの中で一番良かったかも。ドクター・スミスが疲れて荒野で寝ていた所、いつの間にか彼は小さなロボット(ジュピター2号のロボットと同じ形状でサイズは1/50ぐらい)によってまるでガリバー旅行記のリリッパット国で捕まったガリバーのように板に縛り付けられます。彼らはある星から来た機械人間で、1000年の間リーダーを捜し求めていました。それがジュピター2号のロボットでした。ロボットはロビンソン一家に別れを告げて彼らの王になりますが、性格が穏健過ぎて、冷酷さを求められるリーダーにはふさわしくないとされます。そこで小さなロボットはドクター・スミスとロボットの性格を入れ替えてしまいます。ジュピター2号に戻って来たドクター・スミスはまるでロボットのようにしゃべり行動します。一方ドクター・スミスの性格が移されたロボットは、冷酷で、ジュピター2号への総攻撃を命じます。しかし、ドクター・スミスの姿をした中身はロボットがロボットの形をしたドクター・スミスに決闘を呼びかけた隙に、ロビンソン博士とドンがロボットを撃って機能を停止させました。そうするとミニロボットは戦意喪失で引き返して行きました。結局その銃撃のショックでロボットとドクター・スミスは元に戻るという話です。ともかく、ミニチュアのロボットが多数出て来るというビジュアルが面白かったです。

宇宙家族ロビンソンの”The Phantom Family”

宇宙家族ロビンソンの”The Phantom Family”を観ました。これはなかなか良く出来たお話でした。ただ、出てきたエイリアンがタイム・トンネルの最終回のエイリアンそのままですが。住民が生存への意思を無くして滅亡の道を進んでいる星のエイリアンが、ジュピター2号の面々をコピーしたアンドロイドを作って、それにある意味サバイバルの達人であるジュピター2号の面々の性格を学習させて、星に連れ帰って住民に生きる意思を取り戻させようとします。ウィルだけはアンドロイドの先生役をやらされます。ちなみにロビンソン夫婦はチャリオットで出かけて留守です。こういう話でも結局キーになるのはドクター・スミスで、ドクター・スミスをコピーしたアンドロイドは学習して、ドクター・スミスらしく非協力的に動きます。しかし結局そのアンドロイドがウィルとの友情に目覚め、エイリアンの基地に戻ってドクター・スミスを解放するという話です。最後にエイリアンが「恐怖よりも友情の方が多くのことを成し遂げられると分かった」とつぶやくのがちょっとありきたりですが。

サインはV

 

 

 

 

昔のバレーの話を調べていると、何といっても懐かしくなるのがこれで、「サインはV」です。1969年10月から70年の8月まで放映されており、常に30%以上の視聴率を取っていた人気番組でした。女子のバレーを扱ったTVにはアニメの「アタックNo.1」もありますが、こちらは明確に女の子向けという感じで、一般的な人気では「サインはV」の方が上だったと思います。原作は漫画ですが、主人公の所属するチームが立木武蔵で、誰が考えても日立武蔵がモデルです。TVでは少しぼかして立木大和になっていました。ライバルが漫画ではニチボーでそのまんま、TVではレインボーに変えられていました。主人公の朝丘ユミが岡田可愛、ジュン・サンダースが范文雀で、范文雀は顔の黒塗りで黒人と日本人のハーフという設定で、今なら完全にアウトです。TVで感心するのは、結構立木大和のチーム他がちゃんとバレーをやっていること。その証拠に立木大和のキャプテン役だった岸ユキは、東洋の魔女が引退後に結成したフジクラブに入っていますから、それなりにきちんと練習したんだと思います。NHKの大河ドラマの「いだてん」の学芸会みたいなバレーのシーンとは大違いです。なお、立木大和の朝丘ユミとジュン・サンダースが繰り出す必殺技の「X攻撃」ですが、撮影はトランポリンを用いてやっています。しかし松平康隆監督によれば、当時の全日本の森田や横田に後10cmくらいジャンプ力があれば可能な技だそうです。実際にキューバとか南米のチームにはそれ位のジャンプ力を持った選手はいたと思いますから、決して荒唐無稽な技ではないと思います。実際に現在のバレーでは、シンクロ攻撃とか同時多発攻撃と言われていますが、リベロという守備役が受けたボールをセッターがトスし、残りの4人が全員ジャンプして誰が攻撃するかを分からなくする、という攻撃が存在し、ある意味X攻撃の延長戦上の技のように思います。

宇宙家族ロビンソンの”Trip Through the Robot”

宇宙家族ロビンソンの”Trip Through the Robot”を観ました。ロボットのバッテリーが切れかかりますが、例によってドクター・スミスがジュピター2号のパワーユニットを吹っ飛ばしてしまったので、ロボットの充電が出来ません。ロボットは別れのメッセージを残し、一人危険地帯の荒野に出かけそこで動けなくなります。しかし何かのロボットのシステムが誤作動して、一夜にしてロボットは家のサイズの巨大ロボットに変身します。ウィルとドクター・スミスはロボットの中に入ってロボットを修理しようとしますが、敢え無くロボットの心臓部が停止してしまいます。しかし予備の電源を動かして何とか復活します。ウィルが巨大化の原因になったプロセスを逆に働かせたため、今度はロボットは縮小を始めます。ウィルとドクター・スミス、そして二人を助けに来たロビンソン博士とドンの4人は無事にロボットの内部から脱出出来るか、という話です。第2シーズンにしてはなかなかまともで面白い話でした。