「原子力潜水艦シービュー号」の”Doomsday”

「原子力潜水艦シービュー号」の”Doomsday”を観ました。ソ連がアメリカに対し予告なく突然25発のミサイルと思われるものを発射。すぐにアメリカ大統領に連絡が入り、一触即発の事態になります。赤道を越えてそれを祝うネプチューン(海神)のお祭りをやっていたシービュー号に対し、スタンバイ命令が下ります。緊迫するクルーでしたが、サインは”WAR”に切り替わります。シービュー号は核ミサイル発射態勢に入りますが、それにはフェイルセーフシステムがあり、4つの鍵を開けないといけません。3つまでは問題なく開きましたが、ミサイルルームのコルベットが4つ目のキーを開けることを拒否します。ネルソン提督はコルベットを殴りつけキーを開けます。シービュー号は最終発射命令受信のための通信ブイを海面に浮上させます。しかしそこでようやく攻撃中止命令が出ました。ソ連のミサイルは人工衛星打ち上げ用で、ただそれをアメリカに通知するのを忘れたというヒューマンエラーでした。安堵するクルーでしたが、ここで新たな問題が発生します。4番目のミサイルが解除できなくなってしまいました。それはシービュー号が海上に浮上すると爆発する設定になっているため、シービュー号は浮上出来なくなります。ネルソン提督は、ミサイルの爆発深度を1000フィート(300m)に変更し、深度4700フィートという圧壊深度ギリギリから発射し、海中での爆発を行おうとします。目的は大気汚染を防ぐことと、この事件を世間に知らせないためです。しかしシービュー号は4200フィート潜った所でトラブルが発生し急速に浮上し出します。クルーは今度はミサイルの燃料を抜こうとします。しかし途中でコルベットがまたも命令を破って0フィート爆発設定でミサイルを発射させます。結果的にミサイルは燃料不足で水面に達する前に向きを変え沈んでいき、コルベットの命令違反の良心に従った行動はシービュー号も救い、核爆発も回避したことになります。しかし、ネルソン提督はコルベットを軍事法廷で告発する証人になることになります。
しかし、よく分からないのはシービュー号の位置付けで、ドラマの中で何回か「この潜水艦は民間の船である」というセリフが出ます。その一方でこの1つ前の回で「軍がシービュー号に多くの任務を委託している」と言われていました。委託はいいんですが、何でたかが民間の潜水艦が地球の最後の日を招きかねない核ミサイルを何発も搭載しているのか、そこが謎です。この回以外にも核ミサイルを発射するのは第一回でもありましたが、その時はフェイルセーフシステムがどうのこうの、という話はまったくありませんでした。

「原子力潜水艦シービュー号」の”Mutiny”

「原子力潜水艦シービュー号」の”Mutiny”を観ました。英語のタイトルは「(部下の上官への)反乱」という意味です。
なかなかシリアスな話でしたけど、色々詰め込みすぎの感もあります。
ネルソン提督が新しい潜水艦ネプチューンの試験航行に同乗しています。その途中で強い電磁波と放射能が検出され、そこでネルソン提督は信じられない程巨大なクラゲ(腔腸動物)を発見します。ネルソン提督はクルーの一人と一緒に調査のためにネプチューンの外に出て岩石を採取しようとしますが、その時巨大クラゲがネプチューンに覆い被さってネプチューンは動けなくなり、やがて爆発してしまいます。外にいたネルソンともう一人のクルーは海上に浮かび上がり、ウェットスーツにタンクの空気を入れて簡易的なゴムボートを作り、それで海上を漂います。しかしもう一人のクルーは浮かび上がる時にクラゲに何カ所も首筋を刺されており、それが元でおかしくなり、海の中に消えます。ネルソンは結局ある船に救助されて助かります。ネルソンは元気を取り戻すとシービュー号に戻り、ネプチューンがやられた現場に向かいます。しかしどことなくネルソンの様子が変なことにクレーン艦長が気付いていました。やがて電磁波の影響でバラストタンクのポンプが故障し、シービュー号は海底に沈下します。クレーン艦長はそこで、コンピューターにお伺いを立て(この辺りがとても1960年的。当時一般にはコンピューターは何でも出来る、という誤ったイメージが普及していました。)、上昇ではなくダイブして、圧壊深度ギリギリまで潜って操縦に必要なスピードを得ようとします。このことをネルソン提督に言うと、突然ネルソンは感情的に怒り出します。クレーンは艦長を解任されますが、咄嗟に銃を取り出し、コンピューターの指示を実行します。結果的にそれは正解でシービュー号は上昇に転じることが出来ましたが、ネルソンはクレーンの「裏切り」に対し、涙を流しながらクレーンを非難します。クレーンは調査のために外に出たダイバーが脳細胞に何かの損傷を受け結局死亡したのを知らされ、ネルソン提督も同じように脳細胞をやられたのではないかと思います。その後、ネプチューンを破壊した巨大クラゲが今度はシービュー号を包み込みますが、クレーン艦長は電撃を流してクラゲの中枢神経を攻撃するよう指示します。この策でクラゲは撃退することが出来ました。医務室に連れていかれたネルソン提督は、脳細胞のダメージではなく、病院でもらった薬に対するアレルギー反応であったことがわかり、薬を捨てて一件落着で元の冷静な提督に戻り、クレーン艦長の指揮振りを讃える、という話です。
最初、核実験の放射能でクラゲが巨大化したゴジラもどきのお話かと思いましたが、ちょっと違いました。

原子力潜水艦シービュー号の”The last battle”

原子力潜水艦シービュー号の”The last battle”を観ました。
今回の話では飛行機でワシントンに向かっていたネルソン提督が睡眠薬で眠らされ、飛行機をハイジャックした「ドイツ訛りの英語をしゃべる」2名に拉致され、パラシュートで何処へか連れ去られます。そうです、今回の敵は某国ではなくて、ナチスドイツです!ナチスの残党がとある洋上の島に基地を作って、第4帝国の建設をたくらんでいます。拉致されたネルソン提督以外にも、世界的に有名な核物理学者、エレクトロニクスの学者、心理学者、そして世界的なアスリートなどが拉致されており、彼らは皆死んだと思われていました。
ネルソンは他のメンバーを説得し、あり合わせの道具でモールス信号無線機を作り、世界に向けて発信します。それをシービュー号がキャッチし、全速力で救助に向かいますが、実は全部ナチスの残党の罠で最初から仕組まれたもので、本当の目的はネルソン提督ではなくシービュー号そのものでした。シービュー号を島の南側の湾に誘い込んで、そこでキャッチネットという金属の網をかぶせて動けなくして乗っ取り、ナチスの残党の乗組員が乗り込んで、太平洋上のワシントンとモスクワの丁度中間地点から、それぞれに向けて核ミサイルを発射し、お互いに核攻撃を受けたと思わせ、米ソの全面核戦争にもちこんでその両国が共倒れになった後にナチスが第4帝国を建設する、という計画です。ネルソン提督達は今度はお手製の爆弾を製作し、ナチスの制御ルームの爆破を企てます。爆弾を完成し、いよいよ決行となった所で、すぐにナチスの残党の将軍達が出てきてネルソン提督達を阻止します。実は世界的なアスリートが裏切ってナチスと通じており、爆弾は彼の妨害工作で爆発しないようになっていました。絶望するメンバー達でしたが、ネルソン提督だけは何かを待っていました。シービュー号が島の南側の湾に誘い込まれ、まさに金属ネットが投下されようとするその瞬間、爆発しない筈だったネルソン提督達のお手製爆弾が爆発し、シービュー号は危機を脱します。実はネルソン提督がアスリートの言っている事に矛盾を発見して彼の行動を監視しており、彼が爆弾を爆発しないように作り替えた後、さらにそれをまた爆発するようにしただけでなく、自分の腕時計を使って時限発火装置まで取り付けてあった、というオチです。うーん、おそるべし、ネルソン提督。

「原子力潜水艦シービュー号」の”Hail to the chief”

「原子力潜水艦シービュー号」の”Hail to the chief”を観ました。アメリカ大統領が、ジュネーブでの平和会議に出席しなければならないのに、直前に頭部に大怪我を負い脳に血栓が出来て意識不明になります。秘密裏にシービュー号に運んでそこで、MGQという新たに開発された磁力で血栓を溶かす装置でまず治療し、それで駄目だったら開頭手術をという段取りになります。ここでまた「某国」が登場し、そのMGQに仕掛けをし、人間が死んでしまうレベルに磁気を上げた状態で、メーター類は正常値を示すように細工します。それがばれたのは、結局その装置で磁気を強大にすると、シービュー号の計器がすべて狂ってしまうからです。最初に某国のスパイの女医がMGQをテストした時に、シービュー号は計器が狂って位置がわからなくなり、岩礁に衝突し浸水が起こり、クルーが必死に修理します。(どうでもいいですが、このようにやたらとシービュー号は故障しますが、どう考えても放射能漏れが起きていると思います。しかしクルーが被爆したという話は今まで出てきていません。大体放射能注意マークですらどこにも貼っていないというのは変です。)クレーン艦長は次にこのような現象が起きたら、どこから磁気が出ているかをチェックする探知機を装備させます。駆逐艦とシービュー号は無事ランデブーし、潜水球で大統領が送り込まれます。そして医務室でまさにMGQによる治療が始まる時に、ネルソン提督は異常な磁気が医務室から出ていることを突き止め、医務室に急行してMGQの機械を破壊します。結局大統領は外科手術で処置され、健康を取り戻し、無事会議に出席出来ました、という話です。途中で、クルーの一人のコワルスキーがランデブーの場所を記したものを持ってバイクでシービュー号に向かうのですが、途中某国の手のものによってそのデータを盗み見られてしまいます。しかし、結局ランデブーの場所には某国の飛行機とかは現れず、あれは一体何だったんだという感じで、イマイチ脚本が良くないと思います。

新藤兼人と「盤嶽の一生」

映画監督の新藤兼人が映画界に入ったのは、白井喬二原作山中貞雄監督の映画「盤嶽の一生」を観て感激したからみたいです。以下、Wikipediaより。
「すごい映画に出合った。尾道の“玉栄館”という映画館で見た。山中貞雄監督の『盤嶽の一生』で、人の生き方を考えさせる、知恵の働いた映画だった。「これだっ」と思った、突然ね、映画をやろうと思った。
— 新藤兼人、中国新聞1990年特集「私の道」」

「原子力潜水艦シービュー号」の”Long live the king”

「原子力潜水艦シービュー号」の”Long live the king”を観ました。この所荒唐無稽な話が続いていたのですが、今回はなかなか良く出来た話でした。ある東南アジアのアメリカの友好国でクーデターが起こり、国王が爆殺されます。クーデターを起こした勢力は反アメリカです。国王には12歳の王子がおり、その王子が国王を継ぐことになります。王子はアメリカに滞在しており、クリスマス休暇の直前だったシービュー号に王子を秘密裏に友好国まで送り届けるミッションが下ります。王子は自分が王になったことがわかった途端に威張りだし、ネルソン提督やクレーン艦長を振り回します。そんな中王子が寝ている所をナイフで襲ったものがいました。またシービュー号は敵勢力の潜水艦から魚雷攻撃を受けますが、かろうじて回避してその潜水艦を逆に撃沈します。王子はたまたま覗かせてもらったシービュー号の潜望鏡で、洋上に救命ボートで漂っていたジョンという男を見つけ、それをシービュー号に収容するよう命じます。ジョンは自称宝探しの男でしたが、不思議な性格でたちまち王子の心をつかみ、親友になります。そうこうしている内にその国に到着しましたが、そこではアメリカが国王を暗殺しまた王子も殺したというデマが流されていました。ネルソンはシービュー号の位置が知られてしまうという危険を冒しながらも、国王となった王子の無事な姿をTV電波へと流します。これが功を奏して、クーデターは鎮圧されます。しかしシービュー号は複数の駆逐艦に取り囲まれ、今にも攻撃を受けそうになります。しかしそれはアメリカの第7艦隊の駆逐艦でした。こうして王子は無事に国王に就任しますが、ジョンはそれを見届けるとどこかに姿を消しました。ネルソン提督が改めてジョンを拾った場所を確認すると、それは「クリスマス島」の側でした。(おそらくジョンはサンタクロースだったのでは、ということが匂わされています。)改めて艦内でクリスマスを祝うネルソンとクルー達でした。

米林宏昌監督の「思い出のマーニー」(英語版)

毎日「原子力潜水艦シービュー号」を観るのもちょっと飽きたので、気分を変えて「思い出のマーニー」を英語版で観ました。この映画は映画館で観て以来ですが、とても好きな映画です。英語版で観ても、元々このお話の原作はイギリスですし(以前原作も読みました)、マーニーもアンナも英語名ですし、マーニーってそもそも外人そのものなんで、英語しゃべっててもまったくといっていい程違和感はありませんでした。この映画は一番最後で、「あーそうだったのか(マーニーとアンナの本当の関係が)」と分かる映画なんですが、今回その結末を知った上でもう一度観て、「あーなるほど」と思うセリフがいくつかありました。原作はイギリスですけど、日本人の繊細な美意識が加わって素晴らしい画面になっています。鳥好きの私としては何種類かの鳥が正確に描写されているのもうれしかったです。
まだ観たことがない方には是非一度観てみることをお勧めします。

「原子力潜水艦シービュー号」の”The ghost of moby dick”

「原子力潜水艦シービュー号」の”The ghost of moby dick”を観ました。タイトル通り、ある海洋生物学者が通常のシロナガスクジラの倍のサイズがある巨大クジラに遭遇して、心電図を取るためにモリを打ち込んだらクジラが怒って船に体当たりし、船は真っ二つになって沈没し、彼の息子が死んでしまいます。その科学者は復讐の念で狂ったようになり、シービュー号に乗り込んでそのクジラを追いかけます。で、シービュー号はクジラに遭遇して、体当たりを数度くらい、あっという間に各所が浸水して危険な状態になります。(それにしてもシービュー号って脆い…)この番組を日本でやっていた時、子供たちがやっていた「シービュー号ごっこ」とは、シービュー号が何かの原因で傾いてクルーが右に行ったり左に行ったりする様子を真似することだったそうです。ちなみに、アーヴィン・アレンはそのシーンをカメラの方を回転させるように動かして撮影しています。で結局狂った科学者はネルソン提督が止めるのも聞かず潜水具を装着して外に出て、クジラに薬品入りのモリを打ち込みますが、結局クジラに振り回されて死んでしまう、というもの。
ちなみに、その科学者の奥さん役がジューン・ロックハートで、「宇宙家族ロビンソン」でモーリン・ロビンソン(ロビンソン博士の奥さん)役をやっていた人です。
ついでに、今調べたらネルソン提督役のリチャード・ベースハートは、1956年の「白鯨」でイシュメイルを演じています。

「原子力潜水艦シービュー号」の”The blizzard makers”

「原子力潜水艦シービュー号」の”The blizzard makers”を観ました。アメリカが「超」異常気象に襲われ、夏なのにフロリダに雪が降るという事態に。ネルソン提督はこの原因はメキシコ湾流が南寄りに流れを変えてしまったから(そのくらいで夏のフロリダに雪が降るか?)と推測し、気象学者のメルトン博士と協力して、解決に動きます。ところが博士は「某国」(今回はソ連ではないです)に捕まって洗脳され(写真のような古典的洗脳装置で)、ネルソン提督を殺すように命じられます。博士は高度500m以上になると爆発する薬品を浸した書類をネルソンに渡し、ネルソンは軍のジェット機でワシントンに向かいます。そのジェット機は空中で爆発しますが、ネルソンはそのジェット機に乗り込む前にワシントンから計画についての承認が得られてたので搭乗を中止し、九死に一生を得ます。メルトン博士は次にシービュー号に乗り込んで、メキシコ湾流が流れを変えている辺りに向かいますが、シービュー号はそこで多数の死んだ魚と強い放射線を観測します。その海面にあったブイへの指示電波の出元を解析して、洋上の無人島を突き止めます。結局そこでは「某国」が核実験を何回か行って、核保有国となることに成功しつつありました。またメキシコ湾流の流れが変わったのはその核爆発のせいでした。(いくら核兵器が強力でも海流の流れが大きく変わったりしないと思いますが…)その島に乗り込んだクレーン艦長以下が捕まったり、メルトン博士が銃を抜いてシービュー号の操縦装置を破壊しようとしたり色々ありましたが、ネルソン提督はメルトン博士をコントロールしている装置を取り除き博士を正気に戻します。そして博士に脅かされている芝居をしつつその島に上陸し、あわやという所でメルトン博士が敵の親玉に拳銃を突きつけて、また脱牢していたクレーン艦長以下も乗り込んできて、形成が逆転します。しかし、シービュー号の近くに仕掛けられていた核爆弾の起動装置を止めることは出来なかったため、ネルソン提督はその島にあったもう一つの核爆弾も同じ時間に爆発するように装置をセットし直します。そうすればネルソン提督以下が脱出した後、某国の一味が必死に爆発を止めるだろうと計算してのことですが、結局シービュー号が安全な距離に逃げた所で核兵器は爆発して島は吹っ飛びます。その爆発で、メキシコ湾流が元に戻り(えー、何で?)、異常気象もなくなって正常になりました、というお話です。色々と疑問の残る回でした。

「原子力潜水艦シービュー号」の”No way out”

「原子力潜水艦シービュー号」の”No way out”を観ました。冒頭で写真のような街のシーンが出てきたので、てっきり香港かと思い、1960年頃の香港というのも珍しいと思って観ていたのですが、ジャカルタでした。ジャカルタのチャイナタウンでしょうか。今回またも冷戦もので、シービュー号のネルソン提督とクレーン艦長は、東南アジアの「赤の」スパイ網について熟知している男をシービュー号でアメリカに亡命させようとします。その男の口を塞ぐため、ワシントンから送り込まれた人間に成り代わってスパイがシービュー号に乗り込みます。これだけだと割と単純な話ですが、さらに男の恋人が男の強い希望で敵組織から救い出され、彼女もシービュー号に乗船します。でも実はその彼女も…といったスパイが暗躍するお話。題名は、シービュー号の中で逃亡しようとしても、潜水服着てミニサブで逃げる以外は不可能で、時間の問題で捕まってしまう、ということです。しかし、よく分からないのは、ネルソン提督は科学者で、自分でシービュー号を設計した筈ですが、いつもアメリカ政府から命じられるまままに軍事的な行動をしています。