トワイライト・ゾーンの”People Are Alike All Over”

トワイライト・ゾーンの”People Are Alike All Over”を観ました。
コンラッドとマーカソンは2時間後に発射するロケットで火星に向かおうとしています。コンラッドは未知の世界に恐怖を感じていますが、楽観的なマーカソンは、神様が作ったものはどこでも似たようなものだ(火星人も人間みたいだ)と、コンラッドを励まします。その二人の周囲では、何故かひそひそ話がされ、そのロケットについていくと言います。二人が乗ったロケットは無事に火星に至ったものの、着陸に失敗してロケットはダメージを受けます。二人は気絶しますが、コンラッドが先に気がつき、マーカソンに気付け薬を注射して目覚めさせます。コンラッドは先ほどからロケットの外で何かコツコツという音がするのに気がつきます。マーカソンは外に出ようと言いますが、コンラッドは躊躇います。その内マーカソンは再び気を失いそのまま死んでしまいます。その瞬間外からロケットの窓が開けられ、そこでコンラッドが見たのは、「人々」、そう服装は違いますが、まさしく人間の集団でした。彼らは何かの手段でコンラッドに対して英語を喋っていると理解させ意思を疎通させます。彼らはコンラッドに銃を捨てさせ、マーカソンは彼らが葬るので、コンラッドにロケットの中で休むように言います。次の朝、彼らがまたロケットにやって来て、コンラッドに驚くようなプレゼントがあると言います。コンラッドがついて行くと、それは地球型の家で、中はまさに地球の家そのものでした。コンラッドは喜んで中にあったスコッチウィスキーを飲みますが、やがてその家の外に出るドアが全てロックされていることに気がつきます。またカーテンを剥いでみるとそこには壁だけで窓はどこにもありませんでした。コンラッドが壁を叩いて外に出すように叫ぶと壁が突然下がってそこには鉄の檻が現われます。その向こうには「人々」が集まっていて、コンラッドの様子を珍しそうに眺めています。コンラッドが檻に付けられた表示を確認するとそこには「地球の生物、その元々の環境にて」と書かれていました。つまりコンラッドは姿が人間に似ているとはいえ、はるかに文明が進んだ火星人の動物園に入れられてしまっていました…
まあありがちな話で、何故火星に初めて行くのに乗組員がたった2人だけなのか、とか突っ込み所は沢山ありますが、この時代に火星に行くロケットということでロケットの描写はそれなりに良く出来ていました。