トワイライト・ゾーンの”The Mirror”を観ました。今回の脚本はロッド・サーリング自ら書いていますが、サーリング自身のセリフで「このドラマの出演者が現実の誰かに似ていてもそれは偶然です」とか言っていますが、誰が見てもキューバとカストロをからかったような内容の話です。ある中南米の国で革命が起き、ガルシアという独裁者の政権を倒し、ラモス・クレメンテが権力のトップに立ちます。クレメンテは前大統領のガルシアを尋問しますが、ガルシアはクレメンテに対し、独裁者は常に恐怖につきまとわれ、誰かに裏切られるという心配に常に苛まれると言います。そして大統領室の鏡は裏切り者の姿を写す、と言い残して処刑室に連れて行かれます。その後、鏡を見たクレメンテは、腹心4人の内一人が自分を銃で撃とうとしているのを見ます。クレメンテはその男をバルコニーから突き落として殺します。同じようにして他の3人も次々と殺してしまいます。処刑を止めないクレメンテを牧師が諫めに来ますが、クレメンテは聞き入れず、ついに錯乱して自分を撃って死んでしまいます。ちなみにクレメンテを演じているのは、後に刑事コロンボ役で有名になるピーター・フォークです。まったく刑事コロンボとイメージが違いますが。またチェ・ゲバラみたいな人も出ています。
トワイライト・ゾーンの”The Mirror”
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