トワイライト・ゾーンの”It’s a Good Life”

トワイライト・ゾーンの”It’s a Good Life”を観ました。「宇宙家族ロビンソン」のウィル・ロビンソン役で有名な子役ビル・マミーがまた出ています。オハイオ州の小さな田舎町ピークスヴィルでは、世界の他の場所が消えてしまいそこだけが残っています。そこではアンソニー・フリーモントという6歳の男の子が、神のような力を持つ暴君として猛威を振るっていました。アンソニーが嫌う電気や自動車は使えなくなります。そしてアンソニーが誰かのことを嫌いになると、その人間は消されて、コーンフィールドという異世界に飛ばされてしまいます。なので町の人間は皆アンソニーのご機嫌を取るのに必死です。アンソニーは週に一回、自作のテレビ番組を皆に見せます。今回のは2匹のトリケラトプスが互いに殺し合っている凄惨なものでしたが、皆は口々に今までので一番良かったと褒め称えます。その晩はダン・ホリスの誕生パーティーで、彼はプレゼントにブランデーとペリー・コモのレコードをもらいます。しかしアンソニーが歌が嫌いなので、そのレコードをかけることが出来ません。ホリスはブランデーで酔っ払って、どうして誰もハッピーバースデーを歌ってくれないのか、とからみ始めアンソニーを非難します。アンソニーは彼のことをとても悪い人間と呼び、彼をまずびっくり箱のピエロに変えて、最後はまたコーンフィールドに送ってしまいます。アンソニーは真夏の最中に雪を降らせ始めますが、それは町のなけなしの自給の作物の半分をダメにしてしまうものでした。しかしアンソニーの両親すらアンソニーには文句を言えません。
ということで、これは独裁国家の一種のパロディーかと思います。ちょっともう一ひねり欲しいうように思います。