スタートレック・TNGの”Ethics”を観ました。なかなかの佳作。タイトルの倫理は複数形で、怪我をして足を動かせなくなったウォーフが自殺を選ぼうとする問題、そしてクラッシャー対ラッセル医師の先端医療の研究で患者を実験台に使っていいのか、という両方が問いかけられます。ウォーフが重い荷物が落ちて来て背中の神経を切断するという大怪我をし、クラッシャーによると一生治らないとの診断です。そこでそういう怪我専門の医師ラッセルが呼ばれます。ラッセルは自分が研究している療法をウォーフに適用することを提案しますが、成功率は30%ぐらいしかありません。一方ウォーフはそういう不具の状態で生きていくことを恥とし、ライカーに自殺幇助を頼みます。同時に別の所で500人くらいの怪我人がエンタープライズ号に運び込まれて来て、ここでもラッセルは未確立療法を試そうとして、クラッシャーの逆鱗に触れます。しかしトリアージという緊急医療の考え方では、時間の限られている中助かる可能性の高い患者を一人でも多く救うことが最優先の筈であり、ラッセル医師の主張は一理あり、むしろミリタリーの宇宙船であるエンタープライズ号の船医であるクラッシャーが平時的な医療倫理を主張するのはちょっと変に感じます。結局予想出来る展開として一回手術は失敗したけど、結局ウォーフは助かりますが、日本みたいに患者が助かったから良かったね、で終わらせていないのは良かったです。