本日の落語、三遊亭圓生の「無精床、弥次郎」。
「無精床」はタイトル通り、無精な親方のいる床屋の噺です。顔に載せる手ぬぐいは熱すぎるし、頭を濡らす水の桶にはボウフラがわいている、挙げ句の果ては客の顔を切ってしまうけど、「なあに、縫うほどじゃない」というひどいオチ。
「弥次郎」は嘘ばかりついている男の噺で、奥州に武者修行に行った時に恐山を夜中に越えようとしたら山賊に襲われ、三間(=5.5m)四方の石を小脇に抱えては岩をちぎっては投げ、と無茶苦茶。続いて大イノシシに襲われたが、イノシシのキ○タマをつかんで悶絶させると、腹の中から子イノシシが16匹出てきて、四四十六だという。おい、そりゃ雄のイノシシだろう、と突っ込むと「そこが畜生の浅ましさ」でごまかしてしまいます。
三遊亭圓生の「無精床、弥次郎」
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